米マイクロソフトは30日(現地時間)、「Windows 10」の次期大型アップデート「RedStone 1」を、今夏中に無償で提供することを発表しました。
現在、米サンフランシスコにて開催中の開発者向けカンファレンス「Build 2016」において、マイクロソフトは「Windows Anniversary Update(周年アップデート)」を今夏中に無償で提供することを予告しました。
また、RedStone 1という開発コードネームの与えられた同アップデートは、既存のWindows 10搭載PCのみならず、「Xbox One」および「Microsoft HoloLens」にももたらされるとのことです。
これにより、両デバイスは「UWP(Universal Windows Platform)」へと完全に組み込まれることとなり、3つの異なるプラットフォーム上で等しくUWPアプリを実行できるようになるほか、1つのWindowsストアで全プラットフォームをカバーできるようになります。
さらには、Xbox OneやHoloLensをそのままアプリ開発環境として利用可能となる点も特筆すべきかもしれません。
「Windows Ink」と呼ばれる手書き入力機能もさらなる進化を遂げ、各アプリとのより高度な連携が可能になります。例えば、手書き入力した明日の予定を、「Cortana」を介して自動的にカレンダーアプリに登録させることなども可能になるとされています。
そのほか、ソフトウェア定規などの便利なツールを複数追加することなども予告されました。
なお残念ながら今回、RedStone 1の具体的な提供時期については明らかにされませんでしたが、周年アップデートという名称から察するに、Windows 10が正式リリースを迎えた7月29日前後を予定している可能性は高そうです。
[Neowin]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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