橘「ふわふわとてんさいのゆめ」
志希「柔軟剤入りだよ~」
フレデリカ「空気いっぱい入ってるよ~おおよそ70%が空気だよ~」
志希「残りは優しさだよ~」
ありす「という夢を見ました」
周子「ええ……?」
ありす「夢を見ました」
周子「あ、うん」
周子「そういう問題かなー」
ありす「やっぱり色物と洗うと色移りするんでしょうか」
周子「そういう問題かなー」
ありす「梅干しというより陰干しですね」
周子「ありすちゃんありすちゃんクール、クール忘れてるクール」
ありす「橘です」
周子「え、あ、うん。ごめんね」
ありす「残りも優しさですからね」
志希「ふわっとした概念とふわっとした概念を握ればふわふわするよね~」
周子「志希ちゃんおっはよー」
ありす「おはようございます」
志希「随分ふわっとした話してたね~」
ありす「志希さんが私の安眠を妨害するんです」
周子「どっちかというとフレちゃんじゃない?」
ありす「でも二人で空気握ってましたし」
志希「にゃはは、何それ~!」
周子「空気と優しさ七三分けのおにぎりって何だろなーホントなんだろなー」
フレデリカ「もーシキちゃんダメだよ変なの飲ませたらー!」
周子「おはよーフレちゃん」
ありす「おはようございます」
フレデリカ「おはよー♪しゅーこちゃん橘ちゃん」
志希「えーざんねーん。効き目ばっちりなのにー」
フレデリカ「15歳までは飲んじゃダメって言ってたでしょー」
志希「にゃは、そだっけ?じゃ周子ちゃんあーん♪」
周子「ちょングっ」
周子「なんこれまっず」ゲッホゲッホ
ありす「ちょ、周子さん」
志希「あっ」
ありす「周子さんしっかり!」
志希「これ入浴剤だった。食べられるものしか入ってないから許して?」
フレデリカ「もー、シキちゃん!」
紗枝「周子はんいらっしゃいますやろか……」ヒョコッ
周子「ブクブクブクブク」バブバブバブバブ
志希「にゃはは!周子ちゃん泡吹きながら怒ってるのヤバいよ~」
ありす「周子さん事務所NGの顔ですそれは」
紗枝「きゅう」バタン
フレデリカ「あっ紗枝ちゃん!紗枝ちゃーん!」
紗枝「」
志希「紗枝ちゃんまで泡吹いて倒れちゃった……これはあたしのせいじゃないよねー?」
周子「ごぼぼごぼ」バブバブバブバブ
フレデリカ「周子ちゃんはとりあえず泡なんとかしてー」
ありす「夢であってほしい、夢であってほしい……ッ」
―――――――――――――――――――――――――――――――……………
フレデリカ「ありすちゃんありすちゃん!!環状交差点から出られないよ~!」
志希「英語で言うとラウンドアバウトだよ~」
フレデリカ「大変だよー!どんどん加速していくよ~回転ずしだよ~!」
志希「ぐるぐる回ってバターになるよ~」
ありす「という夢を見ました」
文香「ええ……?」
ありす「夢を見ました」
文香「あ、はい……」
ありす「勘で運転とかしそうですけどね」
文香「その、お二人とも天才肌ですから」
ありす「同時にアクセルとブレーキ間違えてコンビニに突撃していきそうなところもあるのが恐ろしいですけど」
ありす「?」
文香「その、ぐるぐるまわってバターになる……」
ありす「ああ、前に読んだことがあったので」
フレデリカ「フレちゃんも知ってるよ~コマンド・サンボみたいな名前のやつ~♪」
文香「ちびくろサンボ、ですね」
ありす「あまりにも雑な認識すぎます」
フレデリカ「そうかなー似てると思うけどー」
ありす「オーストリアとオーストラリアを一纏めにするぐらい酷いと思いますけど……」
フレデリカ「それはわかるよー人口の半分がカンガルーなのがオーストリアで合唱団なのがオーストラリアだよー」
ありす「逆です」
文香「あの……逆という問題では……」
ありす「あっ」
ありす「してません。断じてしてません」
フレデリカ「ええー硬いよりふわふわのほうがいいよー!文香ちゃんもそう言ってるよー」
文香「えっ……そうですね……歯ブラシは柔らか目のものを好んで使いますが……」
ありす「あの文香さんも流されないでください」
フレデリカ「橘ちゃんもちゃんと歯みがきしなきゃだめだよー」
ありす「しっかり磨いてます。歯医者さんに掛ったことはありませんから」フンス
文香(かわいらしい……)
フレデリカ「シキちゃん歯みがきしてる途中に寝ちゃうんだよ~。だからたまに磨いてあげるの」
文香「そういえば……今日はその志希さんはどこに」
フレデリカ「今日はお休みだからまだ寝てるってーベッドでぐでぐでになりながら言ってたよ」
文香「一緒に住んでいらっしゃるのでしょうか……」
フレデリカ「ちがうよ~昨日お泊りに来ただけー」
ありす「もう一週間ぐらい泊まってる話を聞いているような」
フレデリカ「だんだんお部屋が志希にゃんグッズで侵食されていくよ~」
ありす「カビか何かですか?」
フレデリカ「わぁなになにー?楽しいこと見つけちゃった?」
文香「いえ、その……仲がいいなと思いまして」
フレデリカ「そうだよ~シキちゃんだけじゃなくてー橘ちゃんとも文香ちゃんとも仲良しこよしだよ~♪」
文香「ありがとうございます……?」
ありす「まぁもちろん嫌いではないですけど……」
フレデリカ「別にアンタのことなんか好きじゃないんだからね!っていうのかなー?」
文香「所謂ツンデレ、というものでしょうか……」
フレデリカ「文香ちゃん守備範囲ひろいねー」
ありす「嫌いではないですし尊敬もしてますよ」
フレデリカ「わお、ほんとー?嬉しいなー♪橘ちゃんとらぶらぶだ~♪」
ありす「年上だと思ったことはないですけど」
フレデリカ「わお、言うよねー。文香ちゃん慰めてー」
文香「あっ、えっと……ランドセルも似合うかもしれませんよ……?」
フレデリカ「わお」
ありす「わお」
文香「そうでしょうか……」
フレデリカ「あれ?なんの話してたんだっけ?」
ありす「コマンド・サンボ……じゃなくてちびくろサンボの話です」
文香「ありすちゃんはやはり電子書籍で読んだのでしょうか」
ありす「そうですね……でも、最近は紙の本も素敵だなって」
フレデリカ「フレちゃんも辞書は紙のほうが好きだなー。電子書籍は枕にならないし?」
ありす「枕を持ち歩いてください」
文香「それでしたらその……おすすめの本があるのですが……」
フレデリカ「枕に?」
文香「いえ、枕ではなく……私が最近読んで気に入ったものなので、よければぜひ……」
ありす「!ありがとうございます!」
文香「フレデリカさんも差し上げますので、どうぞ……」
フレデリカ「わーありがとう♪」
ありす「同じ本何冊持ってるんですか……?」
文香「気に入るとつい何冊も買ってしまうので……家に後4冊ほど」
ありす「ええ……」
フレデリカ「じゃあ本のお礼にお茶でもどうかなー。橘ちゃんもいこ?」
ありす「あ……ありがとうございます」
文香「ではお言葉に甘えて……」
フレデリカ「うんうん、じゃしゅっぱつー♪」
バタン
――――――――――――――――――……………
フレデリカ「わーお!ありすちゃん!ありすちゃん見てみて!志希にゃん抱っこしたらめっちゃ伸びるよ~!」
志希「にゃ~ん」
フレデリカ「志希にゃんすごいよ~!VeryLong志希にゃんだよ~!」
志希「にゃ~~~~~~ん」
コメント一覧
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- 2016年04月02日 23:22
- 橘さんも壊れてきたな~
-
- 2016年04月02日 23:32
- 随分とふわふわしてるな!これがダウニーの実力か!!
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- 2016年04月02日 23:42
- 俺は天才だから何をしても許されるんだ!
媚びろ~、媚びろ~、俺は天才だー!
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