364 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2005/03/25(金) 20:46:41 ID:pjm4DHlK
過日、母がアメリカンなんちゃら風味の子ぬこ殿を連れ帰る。いわく、拾ったと。

最初に放したのが我が部屋。突然大暴れ。プラモ軒並み破損。気付くと部屋の隅
にて枯れ気味の声でフニィフニィ「泣」いている。こりゃイカン。アカディで和解を
試みる。成功、懐かれる。
以後はこちらの都合お構い無しに四六時中ゴロゴロ鳴きつつグリグリとスキンシップ。
俺が部屋から出るとまた隅でフニィフニィ泣きだす。
だが何時の間にかこの状況を受け入れているオノレに気付く。ああ、堕ちたのだと。

「その猫、明日田舎に連れていくから。」

…そうだ。分かっていた事ではないか。だから母はぬこ殿を家に連れてきたのだ。

別れ際、ぬこ殿はフニィとないた。僅か十数時間の滞在ではあったが、果たして
俺…私は下僕と認められたのだろうか。


ふいに涙が出てきた。


ハナミズも出てきた。
…どうやらぬこ殿は花粉を持ち込んだらしい。俺の花粉症は折角小康状態だった
というのに。ああもうなンて事してくれますかアナタ様は。許すケド。