411 名前:大人の名無しさん[] 投稿日:02/03/16 00:44 ID:FrU+IzMo
8年前、17歳の従兄弟がバイク事故で逝った。

当時23歳のわたしは両親、弟、母方の祖母と暮らしていて、
亡くなった従兄弟は母の妹の長男だったから小さい頃はよく遊びに来たし
一緒に旅行へ行ったりもしたけれど、
彼が中学に入った頃からはうちへの足も遠のき、亡くなったという電話を受けて
「最後にあったのはいつだったろう」と考えても思い出せなかった。
それほどに遠い関係になってしまっていたので、
彼本人は確かに、若くして亡くなったのだから気の毒にとは思ったけれど、
お通夜や葬式では動転している叔母たちに代わって、
弔問客などにしっかりと対応しなければ、と思い最後まで冷静に振る舞うつもりでいた。
のだが・・・
葬式の終わりの方で、お棺の釘を石で叩きながら泣き崩れる祖母を見て
もう涙が後から後から・・・
子供に先立たれることだって死ぬ程辛いだろうに、孫だもの。
小さい頃から喘息で、うちに来てははしゃいで夜になると発作起こして
おばあちゃんいつも背中さすってあげていた。
前日、お通夜の後で「長生きしてもいいことないね」って泣いていた。
・・・しゃくりあげて嗚咽してしまいました。
祖母のこの先の人生、嬉しいことや楽しいことだけで過ごさせてあげたいと思いました。

従兄弟の死から2年してわたしは結婚し、
祖母に息子、娘を見せてあげることができました。
すこしはおばあちゃん孝行できているかな。
ちょっと耳は遠くなったけれど、わたしやひ孫達の誕生日にプレゼントを送ってくれ、
夏になると甚平さんを縫ってくれたり、とても元気です。
このイキオイで玄孫(やしゃご)も見ていって欲しいです。