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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年04月08日 01:37
■体験談

旦那が同期入社だったA子と付き合い、そろそろ結婚をと考えていたら突然に別れを告げられたそうだ。
A子は社内でも有名な美人。
某一部上場企業勤務のB彦と見合いをし糊代二股で乗り換えていたことをA子が寿退職する時に知ったらしい。
ただしB彦の個人名は知らなくて某一部上場企業勤務と見合い結婚すると言うことを聞いただけ。
その後、会社の後輩だった私と旦那が出会い結婚。
偶然にもB彦の部署が直接の担当になり営業で毎週会い時々接待する相手となった。
この時点ではB彦がA子の結婚相手だとは知らなかった。B彦は仕事もでき、人柄も温和で申し分ない仕事相手だった。
その当時はコンプライアンスなんて言う言葉がなくバブルの余波も残っている雰囲気の世の中でB彦は接待漬け。
「今度のゴルフは奥様も是非」って誘ったらA子が来てビックリしたらしい。
この頃の旦那は少しおかしくなっていた。






仕事でもスペックでも上のB彦にA子を取られた劣等感に打ちのめされ辛かったらしい。
私との結婚については全く後悔しているわけではなく幸せだと言いながら不眠になったり吸わなかった煙草吸うようになった。
私はA子と旦那の関係が続いているのか?と疑ってやきもきしたりしたが、そんなことはなかった。
探偵つけて調べたりしたわけじゃないけどスケジュール的にも無理だったはず。
だけれどもA子のことで旦那がおかしくなっていくのは我慢できなかった。今でも旦那の心の中でA子が大きな位置を占めていると感じたから。
私は旦那とA子には距離を置かせたくて転職を進めた。旦那も辛さが限界に来ていて転職する気になった。
たまたま新規事業の子会社で社内ベンチャー募集があって旦那は志願した。
誰も首に出来ない創業者の血縁の重役をていの良いリストラするための会社で誰も行きたがらないところと言われたけど、まさかの大ヒット。
対して本業のほうは衰退の一方で今では売上は逆転している。
我旦那ながら賢い方とは言えず優しさとマジメさだけが取り柄で社内の下馬評では出世コースから早々に退場だった。
出世は望めなくても人柄の良さに惚れて結婚したのにまさかの大出世。人生分からん。
 
会社の本業が右肩下がりだったのは最大の取引先のB彦の勤め先が右肩下がだったから。
大規模なリストラが行われ旦那の会社に再就職先あっせんの依頼が来て旦那はB彦に声をかけた。
B彦が旦那の部下になったことを知った私は、もしかしたら旦那はA子に未練があるのかも知れないと思って不満だった。
酒の勢いを借りてB彦とA子のことを愚痴ってみたら、旦那は
「B彦は凄く優秀だし会社にとって必要な専門知識もある。あんな良い人材が取れるチャンスめったにないから採用した。A子は関係ない」
と怒った。スケジュール的にも旦那がA子と接触していることはないと思うので単なる私の嫉妬。
旦那の上司の創業者の血縁の重役が引退で部門の役職者を集めたパーティーが開かれた。 
そこで初めて実物のA子を見た。

四十路だけど出るとこ出てへっこむとこへっこんで足が長くてハーフ顔で女の私も惚れちゃいそうな美人だった。
たんなるツルペタで薄味顔のそうめんみたいな私とは全然違う。
鍛えているようでお尻の位置が私とは全然違う。とても同じ二児の母だとは思えなかった。
服のセンスも凄く良い。私は何故A子が垢抜けて見えるのかも理解できないぐらいセンスないのに。
A子は話上手のようで大勢に囲まれて談笑していた。
私は会う人会う人「いつも主人がお世話になっております」としか言えない話を全然膨らませられないヘタレ。
旦那と私とA子とB彦を交えて話をした。旦那もA子も昔付き合ってたような素振りは微塵も見せなかった。
旦那とA子が付き合っていたことは古い同僚は見な知っているけど、誰もそんな素振りは見せなかった。大人だね。
私だけ変な汗かいて緊張し気の利いた事の一つも言えない子供で自己嫌悪が募るばかりだった。
それからもB彦は旦那の部下として働き続けている。
旦那との会話で特別にB彦やA子のことが触れられることもない。完全に普通の部下扱いでA子のことは吹っ切れているようだ。
もう何もないと分かっていても私は嫉妬心を消し去ることが出来なくて自己嫌悪。
私には元彼女の夫と毎日顔合わせて平気なんて信じられない。
昔はあんなに落ち込んでいたのに時が立てばガラっと変わるものなの?
単に私が子供なだけですね。すみません。


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