プレミアムカミソリの仕事っぷりをマイクロスコープで見てみよう
ヒゲが濃くて肌が弱い。そんな僕と皆さまに朗報すぎでした。
かれこれ10年はヒゲメガネとして生きています。だから、日々の芝刈りにカミソリが欠かせません。そして電動のアクティブ型も好きですが、T字のパッシブ型も好き。特にT字の新作を見つけると思わず衝動買いして、自分のヒゲと肌にマッチするか確かめまくっています。
そんなある日のことです。「シック ハイドロ5プレミアム」のCMを見たのは…。
ダイナミズムあふれる背面跳びからのヘッドスリップ。敵の攻撃を軽やかにスルーしての余裕のみせっぷり。さすがは海外の超有名CGプロダクション「The Mill」チームによる映像です。クオリティ高いです。それもさることながら、キャッチコピーにも惹かれるものが。
“他にない、ヒリヒリから守る設計(*1)”
ほう。
“かつてない滑らかな剃り味(*1)”
ほっほう。そう言われると、カミソリ好きとして見逃せません。これはいっちょ剃らせてもらわねば。
というわけではじまりました! GIZMODOカミソリチャンネルです!
司会はわたくし、“キレテなーい!”なシック プロテクターとシック クアトロ4愛好家のライターMです! 今回ピックアップしたのはさきほどのCMにも登場していた「シック ハイドロ5プレミアム」!
5という文字が示すように、コイツは5枚刃のカミソリ。刃の枚数が増えることで圧力が分散されるために肌当たりが改善されるだけではなく、ヒゲ刈り力もアップ。草ぼーぼーの地面であっても整地力バツグンです。
しかも前述したように、“他にない、ヒリヒリから守る設計”(*1)で“かつてない滑らかな剃り味”(*1)を実現しているとのこと。ふむ。この新型はいったいどんな構造となっているのでしょうか。
そこで、この企画のために最大230倍まで拡大できるマイクロスコープを用意しました。コイツがあればカミソリの細部の細部まで見通すことができるでしょう! パパラッチできるでしょう!
滑りをよくするハイドログライドジェル
まずは替刃ヘッドの上部についているハイドログライドジェルからチェーック。従来の(*2)T字カミソリについていたスムーサーとはひと味違うようです。面積が広いし、いかにも大容量です。実際にこのジェルは従来のシック カミソリと比べて2倍も長持ち(*3)するとのこと。
水に濡らすとごらんのとおりです。すぐに溶け出し、濃密なジェルが刃の滑りをよくして摩擦を低減してくれるようですね。
ヒリヒリから肌を守るスキンガード
「シック ハイドロ5プレミアム」は、シック プロテクター、シック クアトロ4とは違って、セーフティワイヤーがなくなりました。搭載されたのはスキンガード。刃の1枚、1枚にバンパーのようなパーツがつき、肌の食い込みを防ぎます。
マイクロスコープで見てみましょう。厚みのあるメタルなスキンガードの存在感、強し。刃と刃の間隔も狭められており、こちらもまた肌の食い込みを防ぐ効果があるとか。
シック クアトロ4と「シック ハイドロ5プレミアム」をほっぺたに当ててみると…。うん、全然違う。シック クアトロ4はセーフティワイヤーが防波堤となっていましたが、当たり感がどうしても平面的。
しかし「シック ハイドロ5プレミアム」はタッチが優しい。ここで剃りっといってみたいところですが、先に他のポイントも見ていきましょう。
深剃りをサポートするパラレルフィン・ガードバー
替刃ヘッドの下部につくゴム素材のパラレルフィン・ガードバー。傾斜がついた部分は中心に向かって溝が掘られています。1段上となる部分にはホリゾンタルな溝あり。これはヒゲをまとめる効果と、肌に傾斜をつけることで刃と肌の密着性を高める効果がありそう。深剃りにも効きそうです。
遠目に見ると硬いパーツのように見えますが、マイクロスコープで見たらご覧のとおり。このゴムゴムしさがタッチの優しさにも繋がっていると見ました。このゴムが、床屋さんが指で肌を押してヒゲを奥から出す、そんな動きをするとか。
細かい部分が剃りやすいフリップ式トリマー
ハイドログライドジェルが収まっているブルーのパーツは可動式です。つまんで引けば、
このとおり!
ハイドログライドジェルが使えない状態となりますが、これはあえて、のことでしょう。このフリップ式トリマーを使えば替刃ヘッドの上下長が短くなるので、通常の状態では剃りにくい鼻の下や口の横、もみあげといった狭く細かい場所も剃りやすくなるのですから。
朝にケアしても、夕方ともなると口回り全般が青ずんでしまう人にとって、このコンパクトヘッドモードは効きます。頼れます。
肝心なのは1ストロークでどれだけ剃れるのか
新機軸の機能が満載の「シック ハイドロ5プレミアム」。しかし、肝心なのは実際の剃り心地です。ヒゲが多い、太い、それでいて肌が弱い。そんな僕のヒゲ事情に対して、「シック ハイドロ5プレミアム」はどんな仕事っぷりを見せてくれるのでしょうか。
ハイドログライドジェルに水をつけてのピッチャー第1球、投げました!
これは見事なストライク。顎を1ストロークしてみましたが、多くのヒゲを1発で刈り込んでくれました。
上記画像をご覧のとおり。白いヤツも黒いヤツもばっさりとカットです。深剃り力、滑らかさ、かなりのものですよね。ヘッドが無理なくスムースにフィットして、着実に刈り取ってくれるから剃り心地もいいんです。肌が弱い僕でも肌荒れとは無縁でした。
タッチは優しいんだけど、きっちりと仕事をする。確かに“他にない、ヒリヒリから守る設計”(*1)で“かつてない滑らかな剃り味”(*1)です。
一緒に使うなら、5枚刃の「シック ハイドロ5プレミアム」に合わせて開発された「ハイドロプレミアム シェービングジェル」がオススメ。
3種のヒアルロン酸(うるおい成分)を含み、滑りがよく、剃り心地抜群です。健やかに伸びたヒゲが相手でも勝利を収めることができますよ。
「シック ハイドロ5プレミアム」がもたらすヒゲ剃りイノベーション
朝の忙しい時間帯、どうしてもヒゲまわりのお手入れに時間を割けないこともあるでしょう。そういった1分1秒を争うシーンにおいて「シック ハイドロ5プレミアム」は圧倒的な効率性を示します。
少ないストロークでツルツルにできるということは、短時間でヒゲ剃りが終了するということ。刃を肌に当てている時間が短くなるし、タッチが優しいから、肌への負担も低めで赤くなりにくいということ。肌のお手入れの問題、解決しまくりじゃないですか。
コイツの剃り味、確かにプレミアム。この春、生活をちょっとアップグレードしたい男子諸君にオススメしたい逸品です。旅行のお供にもぜひ!
※1 シック史上
※2 シック カミソリと比較(ハイドロを除く)
※3 シック ハイドロと比較
source: シック
(執筆:武者良太/撮影:小原啓樹)