エリートの精子で人工授精したはずの女性達に悲劇が訪れた可能性が生じています。
画像:【精子】
https://www.flickr.com/photos/82066314@N06/9233907080/
今週、海外メディアなどで報じられた内容。
アメリカ・ジョージア州に本社があるザイテックスとカナダ・オンタリオのアウトリーチ・ヘルス・サービス
社は知能指数(IQ)や健康状態、経歴などでいわゆる”エリート”の精子を妊娠を望む女性に販売して
いる会社。
この度、2社から精子を購入した3つの家族が同社を裁判に訴えました。
画像:【訴えた一人の女性と人工授精で生まれた子供】
http://www.cbc.ca/radio/asithappens/as-it-happens-tuesday-edition-1.3532219/sperm-donor-9623-seemed-perfect-it-was-a-complete-lie-1.3532222
訴状によると、2社は
「高い知能指数。5つの言語をマスター。極めて健康な状態。
現在は神経工学の博士号取得を目指しています」
との”素晴らしい経歴”でとある男性(39才)の精子を販売。
しかし、この精子を提供した男性は実際には20年前に大学を中退し、強盗などの重犯罪で刑務所に
服役した前科があり、昨年新たに大学を卒業したばかり。
またいくつもの精神疾患にかかっていましたが、これらの重要事項が経歴に一切書かれていなかった
とのこと。
過去10年間でこの男性の精子で妊娠し、出産した女性は少なくとも36人に上るとされています。
今回裁判に訴えた家族らは2社に対し、1500万カナダドル(約13億円)の損害賠償を求めています。
生まれた子供に罪はないですが、精子提供者の経歴が虚偽だとしたら、大きな問題ですね・・