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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年04月16日 03:06
■体験談

高校3年生の時、昼休みボッチの私が隠れてお弁当を食べられる私の場所(と勝手に私が決めてる)に行ったら、男の子が号泣してた。
それが今の私の旦那である。
声をかけるものどうかと思ったので、いつもの場所より5mほど後退してお弁当を食べた。
その間、彼は号泣し続けていた。
お弁当を食べ終わって、そろそろ図書館に行こうと思っていたら声をかけてきて、
「ごめんなさい。誰にも言わんといて下さい」とグスグス鼻をすすりながら彼は言った。
「うん、誰にも言わへんよ」とだけ答えて図書館に行った。
彼は2年生の子であることは知っているが、それ以上は何も知らなかった。







地元を離れて東京の大学に入学して2回生になった。
新学期、落とした単位を再履修したら見たことある男の子がいた。
昼休みに泣いていた彼だった。
向こうも私を覚えていたらしく苦笑いをしてた。
それでボチボチ話す仲になった。
彼は地元を離れ友達もいないし、私は元々ボッチ体質だったので二人で行動することが多くなった。
彼は話もマニアックで面白いし私の好みであった。
けれども若かった当時の私は、年下の男の子に付き合ってくれと頼むのは恥ずかしいすぎると感じていた。
そうこうしているうちに夏休みも終わった頃、彼は「バイト仲間に告白されたが、どうしよう?」と相談してきた。
「どうするも、こうするも、私だったら好きになれそうやったらつきあわ」と言った。
彼は、その子と付き合い始めた。
バカバカバカ私のバカ、どうして素直に告白しておかなかったんだ、と後悔しながらモンモンと過ごした。
ある朝、彼の下宿の最寄り駅で彼と例の女の子が一緒に乗ってきたのと鉢合わせた。
例の女の子は別の場所に住んでいるはずなので、どう考えてもお泊りしていたとしか考えられない。
ああ、彼は完全に彼女のものになったんだとショックを受けた。
ところが3カ月もしない間に、彼は彼女と別れた。
そして、また私とつるむ様になった。
ポツポツと彼が断片的に語ったところを総合して考えると、何度合体をトライしても失敗し続けて気まずくなって別れたのだ。
また時間をかけて断片的に彼が語ったところを総合すると、高校の時にどえらい目にあって女の子が怖いのだと言うことが分かった。
あの時泣いていたのは罰ゲームで負けた女の子に告白されたのを本気にしたら他の女子達からフルボッコにされたからだった。
まさか罰ゲームだとは思わず、初めて出来た彼女だと舞い上がって一生懸命電話したりデートしたりしていたが、その女の子から学校のはずれに呼び出しがあり、彼女が連れて来た友達数人に取り囲まれて、
「あんたがモテるわけないのん、わかってへんの?」
「毎晩電話されて超キモい、超苦痛って言ってるで」
「なんで、それが分かれへんのん?」
「手つながれて超きしょいって。ジト~って汗かいてて」
「誤りぃ。ほんで連絡先消し」
いたたまれなくなって走って逃げて泣いたところを私に見つかったと言うわけだ。
だから私は
「私はキモがってないし罰ゲームやないよ」
と言った。
合体するまでに数え切れないほど失敗しつづけた。
何とかしようと初めてどうしなのにマニアックなことをいっぱいトライした。
結局4カ月ほどかかった。
一旦成功したら、そこは19歳と18歳なのでサルの様だった。
今は結婚して10年。子供が寝入ってくれないと無理なのでサルではない。


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