鎮守府学園高校~瑞鶴編~
その名の通りの瑞鶴ssです。
今回の話とは関係ないですが、一応過去作の一部↓
磯風「くっ、殺せ!」 提督「ふへへ...」
提督「風雲」
瑞鶴「あ、おはよー」
提督「おはよう瑞鶴」
瑞鶴「今日寒くない!?私今日も半袖で来ちゃったー」
提督「天気予報見とけよー、今日から一気に秋模様だぞ?」
瑞鶴「朝はそんな時間ないの!」
提督「...早く起きればいいんじゃ?」
瑞鶴「」イラッ
瑞鶴「...そんなに早起きが得意なら、寝癖ぐらい直してきなさいよっ」ペシッ
提督「いたっ」
~~~~~~
鈴谷「おっはよー、今日もお2人は仲良しさんだねぇ~」
瑞鶴「ち、違うわよっ!」
提督「たまたま途中で会っただけだって」
鈴谷「ふぅーん......私はてっきり朝帰りかと...」
瑞鶴「そんなわけないじゃない!!!」
鈴谷「どうどう、怒らない怒らないっ」
瑞鶴「もうっ、鈴谷が変な事言うからじゃない」
鈴谷「だってな 仲良さそーに入ってくるんだもん、ちょっかいも出したくなるって!」
瑞鶴「そーかしら...」
提督「瑞鶴がガンガン話をしてくるから、うなずいてるだけな気もするけど?」
瑞鶴「なによそれっ、まるで私だけが話してるみたいじゃない!」
提督「え、違うの?」
鈴谷「はいはい、夫婦漫才はお腹いっぱいですよーって、みんなも言ってるよー」
ガヤガヤザワザワ......
瑞鶴「っ~~///」
提督「あーあー......」
キーンコーンカーンコーン
提督「瑞鶴ー、数学の宿題見せてー」
瑞鶴「またー?最近だらけすぎじゃない?」
提督「...ちょっとやることがあって睡眠削ってるんだよ」
瑞鶴「いや、宿題はやりなさいよ」
提督「それはそうなんだけど......」
瑞鶴「......もう...仕方ないわね」スッ
提督「!ありがとう!...瑞鶴大明神だな」
瑞鶴「やめてよその呼び方...なんかやたら神々しいじゃい...」
瑞鶴「あ、お礼はまたなんか帰りにおごってくれたらいいからっ」
提督「ぐぬぬ.........」
~~放課後~~
瑞鶴「ほら、早く帰ろっ」
提督「元気だな...瑞鶴は......」
瑞鶴「なに買ってもらおうかなーっ」
提督「あんまり高いものはやめてくれよ...最近カツカツなんだよ...」
瑞鶴「あれ、そうなの?前は“お金使うあてがないー”とか言ってたのに」
提督「え、あー、まぁな...」
瑞鶴「ふぅーん......」
提督「ほら、どこ寄ってくんだ?」
瑞鶴「あ、ここここ!」
提督「またコンビニスイーツかか」
瑞鶴「自分で買う程じゃないけど、食べたくなるじゃない?」
提督「はいはい」
~~~~
提督「悩むのもいつものことだな」
瑞鶴「仕方ないじゃない、どれも美味しそうなんだもの!」
提督「それで、モンブランにするの?それともロールケーキ?」
瑞鶴「うーん......」
提督「......両方買って、半分こするか?」
瑞鶴「いいね! ナイスアイディア!!」
提督「じゃあ、買ってくるぞー」
瑞鶴「ありがとうございますーー」
~~~~
瑞鶴「んんー!やっぱりモンブラン美味しいーっ!」
提督「上の栗はあげるよ」
瑞鶴「ホント!?サーンキュっ!!」
提督「まぁ、一応宿題見せてもらったお礼だしな」
瑞鶴「なら遠慮なくっ! ホント、提督さんは積極性があればすぐ彼女出来ると思うんだけどねー」パクッ
提督「積極性ねぇ......別に、今はそこまで強く彼女欲しい、とか思ってないし...」
瑞鶴「......なんかムカつく」
提督「なんでだよ...」
瑞鶴「なんかちょっと、上から目線...?」
提督「えぇ...」
~~~~
提督「じゃあ、また明日だな」
瑞鶴「もうこんなに暗くなってるね」
提督「秋の日はなんとやらってやつだな」
瑞鶴「はいはい、じゃあまた明日ー!」
提督「じゃあなー」
提督「......あと1週間か」ボソッ
~~翌日~~
鈴谷「ちぃーす、瑞鶴」
瑞鶴「あー、鈴谷、おはよー」
鈴谷「あれ、今日は提督と一緒じゃないの??」ニヤニヤ
瑞鶴「い、いつも一緒な訳じゃないし!!」
鈴谷「あー、そうだったねー、“ほとんど”一緒だったね!」
瑞鶴「もうっ!!」
鈴谷「まぁまぁ、怒らないの」ニヤ
瑞鶴「......で、朝から何の用よ」
鈴谷「あ、えっとね...提督ってさー、今誰とも付き合ってない......よね?」
瑞鶴「えっ.........う、うん...そのはず...」
鈴谷「瑞鶴とは付き合ってる訳じゃないんだよね.........?」
瑞鶴「も、もちろんよ!!」
鈴谷「ふぅーーん......」
瑞鶴「......なによ」
鈴谷「ホントに付き合ってないのね...?」
瑞鶴「そうよ!!」
鈴谷「......ならいいけど」
瑞鶴「...何か言いたそうね」
鈴谷「......ううん、それが分かればいいやー、じゃねーっ」
瑞鶴「......なんなのよ」
~~放課後~~
瑞鶴「......いない」
瑞鶴「......もう帰ったのかな」
瑞鶴「......教室も見てみよう」スッ
熊野「瑞鶴さん?」
瑞鶴「うわっ!びっくりした...熊野かぁ......」
熊野「熊野かぁとは失礼ですわ!なにかお困りのようでしたから声をかけましたのに...」
瑞鶴「ごめんごめん、まさかすぐ後ろにいるなんて思わなかったからさ...」
熊野「そういうことにしておいて差し上げますわ......それで、誰かをお探しで?」
瑞鶴「あぁ、そうだった、熊野は提督見かけなかった?」
熊野「提督でしたら、先ほど鈴谷と一緒に帰っていくのを見ましたわ」
瑞鶴「鈴谷と!?」
熊野「はい、楽しそうにお話ししてましたわ」
瑞鶴「......」
瑞鶴(鈴谷と...2人で.........)
熊野「どうかなさいましたか、瑞鶴さん?」
瑞鶴「う、ううん、何でもないっ。じゃあ私ももう帰るね!」
熊野「あら、ではごきげんよう」
熊野「...返事もなさらず走って行ってしまわれましたわ」
~~~~~~
瑞鶴(ふーん......)
瑞鶴(鈴谷と2人かぁ......)
瑞鶴「まぁいっか、私もかーえろっと!」
瑞鶴(きっと何か用事があったりしたのよ)
鈴谷『誰とも付き合ってないよね...?』
瑞鶴(......たまたま...だよね?)
~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン
瑞鶴(お昼かぁ......)
瑞鶴(そうだ、昨日の帰りのこと、提督さんに聞いてみよっと)スッ
瑞鶴「提督s...」
鈴谷「提督ー、お昼一緒に食べよー!」
提督「いいよー」
瑞鶴「......」コソッ
瑞鶴(なに隠れてるのよ私っ!別に3人で食べてもいいじゃない!)
提督「......?」ジャネ~
鈴谷「.........!!」ウケルー!
瑞鶴(提督さん...楽しそうに笑ってる......)
~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン...
瑞鶴(もう提督さんがいない......)
瑞鶴(まさか......?)
瑞鶴「熊野ー、鈴谷見たー?」
熊野「鈴谷でしたら、先ほど提督と一緒に帰りましたわよ」
瑞鶴「...っ!」
瑞鶴「そ、そっか、ありがとー」ダッダッダッ
熊野「いえ、どういたしまして!」
熊野「......今日は怒って行ってしまいましたわ」
熊野「わたくし、何か気に障るようなこと言いましたかしら?」
熊野「...いえ、むしろ...もしかして......?」
~~~~~
瑞鶴「なんか気に入らないっ!」
瑞鶴(別に誰と帰っても、ご飯を食べてもいいんだけどさ!!)
瑞鶴(私がどうこう言える立場でもないし......)
瑞鶴「別に......付き合ってる訳じゃない...し......」
~すれ違ったまま1週間~
瑞鶴「.........」
提督「あ、瑞鶴おはよー」
瑞鶴「っ!」
瑞鶴「お、おはよう......」
提督「?」
提督「...寝不足?なんか元気ないけど...?」
瑞鶴「何でもないわよ...」
提督「ふーん.........あ、翔鶴さんに怒られたとか?」
瑞鶴「......何でもない」
提督「うーん......さては、恋の悩みとか??」
瑞鶴「...何でもないって言ってるじゃない!!!」
提督「!」
瑞鶴「あっ...」
提督「ご、ごめん......」
提督「じ、じゃあ俺、先に行くよ...」タッ
瑞鶴「...............」
瑞鶴「.........はぁ」
瑞鶴(...嫌な女だな...私)
~~~~~
ー昼ー
提督「あの...瑞k...」
瑞鶴「......」フイッ
瑞鶴「......」タッタッタッ
提督「.........」
~~~~~
ー放課後ー
熊野「瑞鶴さんに嫌われた、と?」
提督「心当たりがないけど、なんだか嫌われちゃったみたいで......」
熊野「はぁ......」
提督「そんな深いため息つかないでよ」
熊野「......あなたと言う人は、本当に鈍感でいらっしゃいますのね」
提督「えっ?」
熊野「はぁ......ため息ばかりついていても仕方ありませんので、わたくしが教えて差し上げますわ」カキカキ
提督「...何書いてるの?」
熊野「提督、こちらをお読みになれます?」スッ
提督「...おんなごごろ?」
熊野「あら、てっきりわたくしは存在を知らないのかと思ってましたわ」
提
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