UJ2016年05月号 ジョジョリオン&ローゼンメイデン0感想
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「ウルトラジャンプ5月号」と同日発売「ミラクルジャンプMAY」が杜王町コラボ表紙!!
という事ですので画像を並べてみましたが、ミラクルジャンプの方は未読ですので
今月号の感想はあくまでジョジョリオン(とローゼンメイデン0)です。よろしくお願い申し上げます。 - 53話 仗世文と吉良
- 「ロカカカの実」と「壁の目」! 「等価交換」と「相互交換」!
この世にこれほど相性が良さそうだけど、何が起きるか分からなさそうなものもありません。
さらには「壁の目」の大元には「遺体の聖なる力の残滓」や「ジョニィの呪い」も関係していると思われます。
「混ぜるな危険」を極めると、ここに行きつくのではなかろうかとすら思えます。
これらの要素の何か一つでも欠けていたとしたら、きっと定助は誕生しなかったのでしょう。
範馬刃牙復活の毒の裏返りにも匹敵するような超現象です。烈海王であれば以下のように語るでしょう。キンタマが4つになった。それだけは確かなようだ。「ロカカカの実」と「壁の目」2つの要素に
吉良の体内の何かジョースターの血によって持たらされたジョニィの呪いか・・・・・あるいは
そこの立つ仗世文が流した涙によってもたらされた幸せのイメージ
そしてその昂ぶりから形造られてしまったシャボン玉か・・・あるいは
それら全てが壁の目の地中で出会ってしまい化学反応を起こしスパーク・・・・ - ポーッ
- 誰も得しないアヘ顔をご披露してくれたエイフェックス(兄)。
過去話で再登場(?)してくる岩人間達は、そこそこ株が上がるような描写がそれなりに有るような無いような感じですが
エイフェックス兄弟はドジっ子の愛唱以上に株が急降下しました。定助相手にもわりとアッサリやられてしまった兄弟でしたが
仗世文相手でも、これ以上ないぐらいのオラオラでフルボッコされまくりです。よく、この時に死ななかったなってレベルです。
とは言え、仗世文は仗世文で真に必死の状態で精神テンションにもかなりブーストがかかっていたわけでしょうから
エイフェックス兄弟が一気にスピード感あふれる敗北を喫してしまったのも仕方ないことだったのかもしれません。 - 生きるのは…俺の方じゃあないな
- 仗世文としては吉良の復活を願っていたのですが、化学反応のスパークの結果として生き返ったのは
仗世文でも吉良でもない存在、二人を足して2で割った定助でした。ジョジョリオンのストーリー展開的には
何となく定助は吉良成分ではなく、仗世文成分が多めのような印象を私は勝手に持っていたのですが
ここに来て、本当にどっちでもない存在という感がより強まってきました。
定助がこの記憶を完全に取り戻した場合、仗世文として生きるのか吉良として生きるのかが問題ですが
仗世文の願いを尊重するのならば、吉良として、ホリーさんの息子として親孝行して生きるのが尤もらしいところです。
ただ、仗世文の幸せのイメージを多少、暗黒非合法な視点から見てみると
「自分がホリーさんの息子だったら良かったのに」というような吉良への羨望が無いことも無い気がします。
仗世文と吉良が融合して、ホリーさんの息子でもありながら仗世文でもある定助という存在は
吉良というジョジョの血統に仗世文が食らいついた結果、ジョジョを食らうものジョジョリオンというのは言いすぎでしょうか。
ちょっと無理やりな感じですが、今回は第1話に繋がる話でもありますし
ジョジョリオン=「ジョジョの祝福」ということを忘れて、久しぶりにジョジョリオン=「ジョジョを食べる者」説です。
つまり、こうだ、仗世文がジョジョリオン。 - ローゼンメイデン0-ゼロ- 第3階
- キュートでプリチーな雛苺と金糸雀が登場です。ですが完全にラリッているのかマッドなティーパーティーに興じてます。
そしてローゼンメイデンはマスターと契約せずに寝ている休眠期間中は「箱庭」に戻ってきていることが明らかにされました。
みんな結構悲壮な決意を固めて、箱庭を後にしていたと思うのですが意外とお気楽に帰れる場所でした。まるで帰省感覚。
ただし、それでも雪華綺晶は箱庭ですら他の姉の誰とも会ったことが無かったわけですから
余程運が悪いのか、もしくは今回のように箱庭に複数の薔薇乙女が同時に存在する方がレアケースなのでしょう。
箱庭での一時は薔薇乙女にとってもあくまで夢ですから、目覚めたら箱庭帰還を忘れていたというのも有りえそうです。 - 糖蜜の井戸の6姉妹
- マッドティーパーティーに続いてのアリスネタです。ですが、ここで第0ドールの立ち位置がほぼ明確になりました。
雛苺が適当を言っているだけという可能性は除外するとして、姉妹になる前に消えてしまったということは
水銀燈が生まれた時点で、既に消滅してしまっていたドールであったということなのでしょう。
水銀燈が第0ドールを探す理由も、姉がいたというのなら、それはどんな存在か知りたいという純粋な興味かも。
ちなみに雛苺と金糸雀に先に登場されてしまった蒼星石ですが、箱庭に来ていないということは
どこかで既に起きているか、ウォーミングアップを始めているかだと思われます。
庭師の双子は目覚める時も場所も大抵は近場だったという話もあったような気がします。
真紅さんはまだ寝ているような描写ですが、箱庭にもいないようです。「箱庭帰還=夢」なのであれば
レム睡眠とノンレム睡眠の関係のように契約せずに寝ているけれども箱庭に還っていない状態もあるのでしょう。
…だとしたら結局は蒼星石もやっぱりグースカ寝ている可能性も充分にあるわけになってしまう?
辰巳芸者という男装の女性を示唆する単語も出てきたのが何かの予兆と思いたいところです。 - 双眼鏡…これにきっと何かあるはずです
- 何かを映す物であれば、夢見る人の瞼ですらnのフィールドとの出入り口にしかねない
薔薇乙女の不思議パワーの前では双眼鏡なんてどこでもドアみたいなものです。いや、マジで。
そして、特に何もせずに寝たまんまのくせに圧倒的な存在感を誇る真紅ちゃんマジ究極少女。
彼女がアリスになる未来は、既にこの頃から約束されていたようなものです。凄いぞ真紅、格好いいぞ真紅。
双眼鏡のどこでもドア現象も、真紅の溢れまくる魅力とそれに魅せられた結菱の坊ちゃんの願いが
化学反応を起こしスパークした結果だと思われます。と言いますか便利ですね、化学反応がスパークって言い回し。
そして来月号でローゼンメイデン0-ゼロ-第4階がと思いきや、いきなりの休載。4という数字が不吉だからでしょうか。
ひょっとしたら第4階が欠番にされるかもしれない…に蒼星石のローザミスティカを賭けます。
以上、今月のウルジャン感想です。ありがとうございました。