本日開催されたプレスカンファレンス Next@Acerで、エイサーが Chrome OSノートの新製品 Chromebook 14 for Work を発表しました。Skylakeこと第六世代CoreプロセッサやフルHD液晶、8GBのメインメモリ構成も選べる基本性能の高さや10~12時間のバッテリー駆動時間、最新のUSB Type-C端子搭載に加えて、耐荷重や落下テストをクリアしたタフ性能が売りの製品です。
天板(液晶背面)にゴリラガラスを採用し、ブランドロゴなどのカスタマイズに応じるほか、底面には名刺ホルダーがあるなど、自称どおりの「ビジネスクラス」マシンとなっています。
タフ仕様は米軍の調達基準 MIL-STD 810G に準拠。122cmからの落下、高温、低音、湿度、振動、雨、砂および塵への耐性テスト通過をうたいます。
本体の耐荷重は60kg。キーボード面は330mlまでの水分をこぼしても、内部の部品に悪影響なく排水されるスピルレジスタンス構造を採用します。
天面はスマホ画面などのカバーガラスでもおなじみコーニングの Gorilla Glass 3 製。企業顧客はこの部分をブランドロゴや高精細写真など、印刷物レベルのグラフィックでカスタマイズできます。
PCとしての主な仕様は、画面が14インチHD(1366x768)またはフルHD(1920x1080)、視野角170度、アンチグレア仕上げ。狭額設計により、13インチ級の本体に14インチ画面をうたいます。重量は1.45kg、本体サイズは330.9 x 227 x 22.4mm。
プロセッサはCeleron から、Skylake世代の Core i5まで。RAMは2~8GB、ストレージは16または32GB。バッテリー駆動時間はディスプレイ解像度で異なり、HDモデルは最長12時間、フルHDは10時間。
インターフェース類はUSB 3.1 Type-C x2、Type-A x3、HDMI、DisplayPort、SDカードスロットなど。
価格はベースモデルで349ドルから、販売は5月以降。日本国内向け販売は今のところアナウンスされていません。
Acerは先月にも「for Work」が付かないコンシューマーモデルのChromebook 14を発表していますが、そちらはタフ仕様ではなく、ガラス天板も採用しません。名刺ホルダはともかくとして、基本性能の高さやタフボディはコンシューマー向けモデルにも受け入れられそうなところでしょう。高級モデルとしてフィードバックしてほしい製品です。