蒼星石のクレイジー・ノイジー・プチ花見
- § 主な登場人形紹介
真紅 そこにいるという事実だけで空間を捻じ曲げるほど存在感が圧倒的な第5ドール。圧倒的な存在感を誇る。
雛苺 よく食べ、よく遊び、よく眠り、よく失禁する第6ドール。ラリっているとしか思えないがラリってはいない。
翠星石 人見知り小動物系第3ドール。小動物系なので誰も見ていないところではコードを齧るなどの悪さをする。
蒼星石 意識高い系第4ドール。彼女に水道水をそのままコップに入れて差し出すと世界の終わりのような顔をする。
金糸雀 意識高くしたい系第2ドール。スタバでMacのノートパソコン広げてドヤ顔しているが、コーヒーにガムシロ入れまくり。
珪孔雀 女子力高めな第8ドール。飲み物のコップは常に両手で持つ。
水銀燈 最凶の第1ドール。意識を高めるべく金糸雀とつるむことが多いが、何もかも間違っていることに気付いていない。
雪華綺晶 罪の意識あまり感じない系第7ドール。感情の起伏も乏しいようで激しい。
薔薇水晶 槐ドール。月末は珪孔雀と一緒に薄い本を漁りにイベント会場へ出入りしているとか、していないとか。
- § 桜田ジュンの部屋
雛苺「他人に自分のケツの穴を見せたりしない。『スタンド』はそういうものだ…?」
翠星石「やるじゃねーですかチビ苺、ジョジョリオンなんて読んじゃってぇ! このこのぉ」
雛苺「むう~っ! 今いいところなんだから邪魔しないで欲しいの翠星石」
翠星石「なんですとー、チビ苺のくせに生意気ですぅ! 真紅もそう思うですよね?」クルッ
真紅「ふふふ…集英社さん、薔薇乙女VerのウルジャンCMのオファー待ってるわよ」
翠星石「CM…? オファー? い、いきなり何のことを言っているですか真紅?」
真紅「おっと失礼。春のポカポカ陽気のせいで少しボーっとしていたようだわ」
翠星石「まあ、真紅がボーっとしているのは春に限った話じゃあねーですけどね」
真紅「なんですって!? 聞き捨てならないわ翠星石! 膝蹴り入れるわよ!」
翠星石「んなっ!? いきなり暴力に訴えるなです! 怒りの沸点低すぎですよ!」
真紅「おっと失礼。春のポカポカ陽気のせいで意味もなくムカついてしまって。最近、何だか…イライラする!」
翠星石「流石にイライラと春は関係ねーですぅ…。理由も無くイライラするて更年期障害ですかオメェは」
雛苺「かわいそうなのよね真紅」
真紅「特に理由も無く私の中に渦巻く葛藤…! 暴力を行使することへの圧倒的欲求が抑えきれない!」
雛苺「みょわわわわわ…、春の陽気が真紅の秘められた闘争本能をチクチク刺激なの!?」
翠星石「季節的に暴力性が増すとか、発情期を迎えた野生動物ですか真紅は…」
真紅「うぬうううう…、この我が身の猛りっぷりは水銀燈をいくら殴ろうとも収まりそうにもないわ」
雛苺「真紅の殺意の波動がどんどん高まっているのを感じるのよ!」
翠星石「これは大変そうですぅ! 真紅が内なる野獣…、暴力性の獣に支配されてしまいそうDEATH-!」
雛苺「どうすればいいのよー?」
真紅「花見よ…! ハナミ儀式を行い、私の内で猛るデモンズソウルをニンジャソウルへと昇華しなければっ!」
翠星石「HA☆NA☆MIですとーっ!?」
雛苺「そんなっ…!? お花見をしないと真紅の魂が救われないなんてーーーっ!!」
ジュン「……」じとー
真紅「……」チラッ
雛苺「……」チラッ
翠星石「……」チラッ
ジュン「……」ぷいっ
真紅「!?」
雛苺「!?」
翠星石「!?」
真紅「…花見よ!! ハナミ儀式を行い、私のデモンズソウルを明鏡止水の領域へと導かなければっ!!」
翠星石「HA☆NA☆MIですとォオオオオーっ!?」
雛苺「お花見をしないと真紅の魂が救われないなんてェーーーっ!!」
ジュン「ええい! うるさい! そのわざとらしい芝居を今すぐ止めろ。今すぐにだ」
翠星石「なぁんだ、ちゃんと聞こえてるんじゃねーですかチビ人間」
雛苺「ヒナ達を無視するなんてひどいの。ネグレクトなのー!」
ジュン「あのなぁ…」
真紅「聞こえていたのなら話が早いわジュン。今すぐ私の中で暴れる野獣魂魄を鎮めるためにも花見の準備を」
ジュン「お前の中で暴れているのは、ただの中学二年生だろうが」
真紅「まあっ!? ジュンに中二呼ばわりされるなんて…! なんという屈辱ッ!?」
翠星石「チビ人間! そんなイケズ言わずに花見しようですー! 桜の下でドンチャン馬鹿騒ぎしたいんですよ!」
雛苺「ヒナ達のさわやかな希望を叶えて欲しいの!」
ジュン「それを言うならさわやかじゃあなくて、ささやかな」
雛苺「どっちだっていいの! ヒナ達は花見をしなけりゃ死んじゃうかもしれないのよー!」
ジュン「ああ、そう。だったら、何も僕を巻き込まずとも自分達だけで勝手に準備してやればいいだろうが」
翠星石「んなの面倒くさすぎて嫌に決まってるだろうがですぅー!」
雛苺「お弁当とか場所取りとかそういうのは全部、誰か他の人にやってもらいたいのよね」
真紅「そうよそうよ! それに花見で暴れすぎて周囲に迷惑かけるから、責任を取ってくれる人も必要だわ!」
ジュン「謝罪イベント前提で花見を計画するな」
真紅「ただのリスクアセスメントよ。常に危険を想定して行動計画を立てる。これこそが究極の乙女の行動規範」
ジュン「そうかい。だったら花見は禁止だ禁止。絶対に桜の枝とか折るに決まってる」
翠星石「庭師の如雨露で接ぎ木して治すから、折れても大丈夫です。ロカカカの枝もサービスで接ぎ木するです」
ジュン「やめんか、わざわざ災いの種を蒔くような真似は」
真紅「…っ!」
翠星石「チ、チビ人間!?」
真紅「今の発言はひょっとして!?」
ジュン「ひょっとして? 何だ?」
真紅「『わざわざ』と『災い』をかけ、『種を蒔く』を『庭師』とかけ
さらに『蒔く』を『巻きますか巻きませんか』とかけたマエストロ級のギャグ!?」
雛苺「あややややや! ジュンの呪文めいたその言葉に、ヒナ感動のあまり失禁スレスレなのー!」ジョワ~
ジュン「漏れてる漏れてる。スレスレどころかぶっちぎりじゃねーか雛苺…」
真紅「ギャグのセンスは置いておくとして、そこまでの言葉を紡げるほどに成長しているのなら…」
翠星石「その証としてチビ人間のためにもハナミ儀式を行わねば…ですぅ!」
ジュン「ギャグでも計算でもない、普通の適当な発言だよ、さっきのは」
雛苺「て、適当にやっただけで、あんなに素敵な台詞を!? ジュンが!?」ジョワワ~
翠星石「素晴らしい才能です!」
真紅「花見よ! 花見祭しかない! いいえスーパー花見大戦よ!」
ジュン「どんだけ屁理屈をこねくりまわそーと絶対に僕は花見の準備はしないからな」
真紅「♪だけど今日もジョジョに~」ダバダバ
翠星石「♪文句なんか言い合って」ダバダバ
雛苺「♪日常を踊るぅ~」ミシミシ
ジュン「歌って踊って誤魔化さない。床がミシミシいってるからダンスも止めなさい」
真紅「なっ…!? 花見もダメ! ダンスもダメ! じゃあ私達は一体どうすればいいのよー」
翠星石「まさか、セプクですか!? ハラキリですか!? チビ人間は遠まわしに翠星石達に死ねと…!?」
雛苺「し、死にたくないの~! ヒナ死にたくないなの~!」ジョワワァ~
ジュン「部屋の中で暴れてないで、他所様に迷惑をかけない程度に外で適当に遊んできなさい」
翠星石「そ、そんな…!?」
真紅「冗談でしょ!? ジュン!」
雛苺「ヒナ達、人に迷惑をかけずに生きていく自信なんてこれっぽっちも無いのー!」
真紅「そうよ! 私達は人の生命を啜りながら、己を高める戦いに興じる誇り高き薔薇乙女!」
翠星石「人との関わりを失っては、翠星石達は一気にボケ老人みたいになっちまうんデスよ!?」
真紅「雛苺なんてあらゆる物にバターを塗りたくるクレイジーメイデンと化すわ!」
雛苺「塗るの~、マーガリンじゃなくてお高いバターを無駄に塗りたくるの~」
ジュン「てめぇら、開き直る気か」
真紅「だったらジュン! あなたは誰にも迷惑をかけずに生きてきたとでも言うの!?」
翠星石「チビ人間だってボス猿やケンドー柏葉に多大な迷惑をかけて生きてるじゃねーですかー!」
雛苺「自分が出来ないことを他人に強要するだなんてジュンは鬼畜なのー! 吐き気を催す邪悪なの!」オエェ
翠星石「ムカつきが止まんねーですぅ! チビ人間みてーなのがいるから世界から戦争が無くならないです!」
真紅「このムカつきは最早、ハナミでは収まらないわ。そう、誰かの血を見るまではね…」ゴゴゴゴゴ
ジュン「血て…」
雛苺「当然ジュンの血なのよー! ヒナは枯れたバラみたいな赤茶けた血が見たいのー!」
真紅「少年よ! その首を刎ね、溢れる血を我らが糧とさせてもらうぞー!」ドドドドド
翠星石「うぉおおおおおーん! 血は力なりですー!」
ジュン「ええい! 離せ馬鹿ども! 正気か」
真紅「三人に勝てるわけ無いでしょ! それに、いつだって私達は正気で本気よ!」
翠星石「うおおおおっー! 今を精一杯生きるのが翠星石達のジャスティスですー」
雛苺「今日頑張ったドールだけに明日が来るのー!」
ジュン「それを屁理屈だと言ってるんだ! いい加減にしろよ本当に!」
真紅「他人に迷惑をかけないだとか、そんなへナチン思考のジュンに私達の青春を貧しくする権利があるの!?」
ジュン「ある!」
真紅「…あるの?」クルッ
翠星石「こっちに聞くなです! 真紅!」
雛苺「勢いでゴマカされちゃダメなのよ! 真紅」
真紅「ぬううっ! 危ないところだったわ。ノリと勢いで相手を言い負かすのは私達の得意技だったはずなのに」
ジュン「いつまでもお前達のペースに呑まれてばかりの僕じゃあないってことだよ」
真紅「認めましょうジュン! あなたの精神の成長力を! 今の咄嗟の切り返しに素晴らしいものがあったことも認める!」
ジュン「ありがとよ」
翠星石「となると、やはりチビ人間のためにもハナミ儀式を?」
ジュン「おい、そこに話を戻すな」
真紅「選びなさいジュン、大人しくはハナミの準備をするか。私の鉄拳でハナヂ(鼻血)を出すか」
ジュン「し、真紅…!」
翠星石「くっくっく! どうやら真紅が本気を出したようですね」
雛苺「真紅の暴力の前にはジュンの小賢しい知恵なんて無駄無駄なの」
ジュン「…分かったよ、花見の準備をすればいいんだな」
真紅「ふふふ、最初から素直にそうしていれば良かったのよ」
ジュン「じゃあ、結菱さんとこに行くか」
翠星石「んん? 薔薇屋敷へですか?」
雛苺「蒼星石とおじいちゃんの家なの」
真紅「なんでよ? 私達が見たいのは桜よ。薔薇じゃあないわ」
ジュン「今からいきなり花見の場所取りとかやってられないだろ」
翠星石「だからって薔薇屋敷の薔薇でお手軽に済ませようだなんて納得できんですよ!」
真紅「やはり、鼻血を見せたいようねジュンは…!」ゴゴゴゴゴ
ジュン「ちゃんと桜があるんだよ、薔薇屋敷にも」
真紅「えっ?」
翠星石「そんな馬
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- :-:2016/04/23(土) 13:49:02
- ヒナがだいぶ緩くなってるな
- :-:2016/04/23(土) 15:08:50
- このコメントは管理人のみ閲覧できます
- :-:2016/04/23(土) 16:20:18
- ちょぼらうにょぽみ寄りになってきてるからか雛苺緩くなりすぎてる…
- :-:2016/04/23(土) 17:18:35
- ジュンの部屋の床そろそろ腐りそう
あと薔薇水晶がナチュラルに腐ってるんですけどぉ
- :-:2016/04/23(土) 17:41:57
- めぐは花よりゲロな気がするけど水銀燈とのイベント自体は面白がる人だからいいのか
- :-:2016/04/23(土) 17:52:07
- 蒼星石は雛苺の情操だけでなく下のジョワジョバ~も躾けておいてほしい
- :-:2016/04/23(土) 18:20:42
- やっぱり銀様がNo.1!
- :-:2016/04/23(土) 18:52:06
- 真紅のゲロ並みに尿漏れが激しくなってきた…
- :-:2016/04/23(土) 19:09:03
- 嘔吐メイデン真紅
失禁メイデン雛苺
翠星石は何を出すんだろう
- :-:2016/04/23(土) 19:46:50
- これは尿操教育が必要ですね
- :-:2016/04/23(土) 20:33:48
- 水銀の方から(理由はなんであれ)好きこのんでカナと行動を共にしている…その事実だけで私はもう…!
- :-:2016/04/23(土) 20:44:44
- 意識高いとか管理人こないだのジャンプ読んだのか
- :-:2016/04/23(土) 20:47:42
- 久々に蒼の評価がよくなった+810
- :-:2016/04/23(土) 21:35:52
- >>124158
翠星石は如雨露から麻薬出すじゃん
- :-:2016/04/23(土) 21:36:37
- >>雪華綺晶 罪の意識あまり感じない系第7ドール。感情の起伏も乏しいようで激しい。
ヤンジャン時代に戻ってんじゃん。
- :-:2016/04/23(土) 23:08:21
- 薔薇乙女版UJCMあります!あります!(届かぬ思い?)
それにしても珪&ばらしーの腐設定いいですわゾ^~