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J‐POPのミリオンCDたちでCDの神を作ってみた - デイリーポータルZ:@nifty

 

土曜ワイド工場 2016年4月23日
 

J‐POPのミリオンCDたちでCDの神を作ってみた

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僕らも聴きまくってきたCD。
時代的にも最近放置されがちで、なんと悲しいことでしょう。

そんなCDたちのかつての輝きを取り戻すべく今回は、大量のミリオンCDで、CDの神を作りあげたいと思う。
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!
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ちなみに僕が持っているCDだが、
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売れまくったミリオン突破CDばかりである。ラインナップがほぼCD屋である。もはやJ−POPの歴史と言っても過言ではないCDたちである。
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とりあえずそんなCDを、ふせんでカテゴライズしていきたいと思うが、
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僕はとにかく売れている音楽が好きだった。まさにJ−POPミリオンリスナーだったのである。
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とにかく売れているものが正義というね。カッコよく言ってはいるが、ただ流されていただけ、とも言える。
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でもこれがホントに、売れている音楽を素直にいいと感じてしまう耳だったのであり、そんな優良消費者すぎる自分は嫌いじゃない。
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そんな自分の人格形成にも多大な影響を与えてきたCDたちであるが、このデジタル化社会、CDというパッケージでの音楽形態は過去の遺物となりつつある。悲しいことよ。
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いまや機器に取り込んだらもう不要、な扱いまでされがちでもある。悲しいことよ。昔はあんなにも聴きまくっていたというのに。
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ていうかカテゴライズ内容がひどすぎる点は申し訳ないが、昔あんな世話になったCDたちを、ただ放置しておくのではなく、かつての輝きを取り戻してあげたいものである。
そこで今回は、これらCDたちでCDの神を作りあげたいと思う。
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…いきなりよくわからないかもしれないが、CDの神をね。ではJ−POPを彩ってきたこれらミリオンCD一枚一枚で、J−POPの歴史を(あと些細な自分の所感も)振り返りながら、CDの神を作っていきましょう!!
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※J−POP世代の方は、きっと自分も買ってしまったCDが出てくると思うので一緒に流されてきたことを共感しましょう!J−POP世代でない方は、これを機にJ−POPなるものを体感してみましょう!
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まず最初に現れたCDがコチラ、僕のCDの象徴ともいえる一枚、
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ビーズのベストアルバム「プレジャー」である。500万枚近く売れたので、500万人近くが持っているはず。キミも買ったよね。買ったはずさ。

ベストゆえに全曲おなじみのヒット曲。ゆえに、ビーズファンとしては、オリジナルの音源は別途全曲持っているわけだが、売れたベストはすべて買うのがミリオンリスナーってやつなのである。
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ではこのパッケージからCDを取り出し、
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CDの神を作り出すべく、CDを一枚ずつ置いていこうと思う。
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ちなみにCDは裏側で置いていくことにする。CDの煌きで、より神々しい神ができあがるかもしれないから。
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(この判断のおかげで最後に大いに後悔することになるのだが。)
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では続いてのCDはこちら、ビーズのさらなるベストとして売れまくった「トレジャー」である。これはファン投票ベストCDだったがゆえファンとしてはこれも全曲別途持っていたが、当然買っていた。ジャケットが今度は銀色でテッカテカ。デジカメで撮りにくいこと以外は完璧な一枚であった。
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そしてこれも取り出して
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神をめざして並べて置いていこう。
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…やばい。これ結構面倒くさい。
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そして続いては、ビーズのミニアルバム「FRIENDS」。映画のサントラがイメージされたコンセプトアルバムとなっていたが、いまやクリスマスの定番ソングとなっている「いつかのメリークリスマス」はこれに収録されているのである。

この歌にては、クリスマスのプレゼントとして「君の欲しがった椅子」を買うわけだが、運ぶのが大変そうな絵ばかりつい浮かんでしまい困る。
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今度は、ビーズの「IN THE LIFE」である。訳すと「生活にて」だが、この一枚は売れまっくったうえに、クオリティもヤバかった。
それにしてもビーズの稲葉さんの歌詞って、大人になった今聴くとすごく身につまされて、意味がピンとくるものがすごく多い気はする。まぁレディナビのように今だにピンとこない曲もあるけれど。

…ていうかビーズすぎ。ビーズだらけである。一体どんだけ買ってんだ。ビーズってCD出すたびに常にオリコン1位だったけど、僕などが買っていたのであった。
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そしてその一方、今度は、売れまくったチャゲアスの「スーパーベストU」である。売れたCDは買ってしまうわけだが、僕は特に右の男性が好きであった。一方、左の男性は明るかった。
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そしてチャゲアスの「Red hill」である。ちゃんとベスト以外のCDも買っているので、ちゃんとしたFANだったのであろう。チャゲもアスも好きである。
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そしていきなり浜田省吾の「愛の世代の前に」。いきなり浜省。当時ドラマ「愛という名のものに」の主題歌としてタイアップされていたから買った感アリアリである。
このように、ドラマのタイアップでもなければ買いもしなかったCDを、脚光を浴びたからと流されてあっさり買うのがミリオンリスナーの醍醐味である。ちなみにこのCDを見るたびにチョロを思い出す。
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一方、今度はZARD。全曲さわやか。坂井さんは基本的に横向きか下向きだった。こっちを見てほしかった。
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そしてWANDS「時の扉」。人気が出てから、ドラム辺りのメンバーが、しれっと一人変わったのは、気のせいでないはず。それにしても「時の扉を叩く」ってわかるようでよくわからない。
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そしてT−BOLANである。ビーイング系の代名詞だったバンド。あの辺区別つかなかったが、とりあえずビーイング系は買うのがミリオンリスナーの責務である。あの辺区別つかないとか言っちゃダメなのだ。
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そしていきなりtrf。もちろんTKサウンドにも、当然のように徹底的に流されるのがミリオンリスナー。ちなみにDJKOOが今バラエティ番組に出てあんなことになっているのだが、そこまでショックでもないのが不思議。
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…あれ?これなんだっけ?globe?だよね、確か。やはりglobeのアルバムであった。ちなみに僕のプロバイダがbiglobeであることにも何か運命的なものを感じざるを得ない。いやおそらく感じないでよい。
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TKサウンドはとにかくダンス至上主義で、「踊るキミを見て〜」的なことがよくあったが、僕全くそういう場行かないので、踊る人を見ないし、踊りたくもならないからピンとこない。そんなダンス興味ゼロでも買うのがミリオンリスナーである。
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…と、そんな節操のないミリオンCDたちであるが、今のところ
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丸っぽいものができつつあるようである。はたしてCDの神とは一体どんなものなのか!? 謎は深まるばかりだがまだまだCDで紡いでいこう!!