690 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:2001/07/06(金) 20:23
親父の告別式の時、親父の行き付けの寿司屋が仕事着のままで駆けつけて来た。
「○○さん、ウチの散らし寿司の折詰め、好物でしたンで。霊前に供えさせて下さい」
と言いながら、作りたての折詰めを差し出して頂いた時、病院や通夜の席では
なんとか堪えていた涙が止まらなくなった。
通夜に見えられた方の誰かが帰りに寿司屋に寄って親父が死んだ話をしたのだろう。
翌朝、市場で魚を仕入れて店に戻って急いで折詰めを作って、朝早くから片道一時間は
かかる道のりを車で来てくれたと思うと、寿司屋の店主の情の深さに感極まってしまった。