MMD研究所は、15歳以上の男女を対象に実施した「2016年4月携帯電話端末購入に関する定点調査」の結果を公表しました。調査期間は2016年4月14日〜21日、6588人から有効回答を得たとしています。
調査結果によると、携帯電話端末の所有比率はスマートフォンが64.9%、フィーチャーフォンが35.1%となったほか、メインで格安SIMを利用している人は、1年前の約2.7倍となる5.6%に上りました。
携帯電話を持っていない人を除くと、スマートフォンとフィーチャーフォンの所有比率は、スマートフォンが64.9%、フィーチャーフォンが35.1%。前回調査(2015年10月)と比較すると、スマートフォンの所有率の伸びは1.0ポイントで、やや伸び悩んでいる結果といえます。
次に、メインで利用している携帯電話端末のキャリアを聞いたところ、ドコモが36.5%、auが32.7%、ソフトバンクが21.6%という結果になりました。また、格安SIMをメインで使っているという回答は、携帯電話所有者の5.6%に上っています。
過去の調査と比較すると、2015年4月の格安SIMの利用率は2.1%であり、1年間で約2.7倍になっていることがわかります。
また、同調査では格安SIMの利用者に対し、現在利用している端末の入手方法を尋ねています。すると、「SIMフリーのスマートフォンを新品で個別に購入」が38.5%、「格安SIMとセット販売で購入」が25.4%となりました。
一方、以前から使っていたスマートフォンを格安SIMで利用しているという回答は、AndroidとiPhoneを合わせると19.1%にも上っており、キャリアのスマートフォンに格安SIMを装着して使用している人も多いことが伺えます。