Amazonプライムはやっぱり最高なのか?
Amazonプライム便利過ぎ。
日本でも最近のAmazonプライムのサービスの拡充は目を見張るものがありますが、本家アメリカでも例外ではありません。米ギズモードのライターAdam Clark Estesによる、Amazonプライム礼賛レビューをお届けします。ちなみに、アメリカのAmazonプライム会員は、最初の30日は無料で年会費は99ドルかかるので、日本と料金体系、会員特典などが異なります。
気づけば、数年前から入会していたAmazonプライム。最初は無料トライアルの罠にハマったんですよね。初めて年会費の79ドル(約8800円:当時の金額)を支払ってしまって数年経つけれど、いまもAmazonプライムは最高。
先週からAmazonは、人気のビデオゲームや映画をプライム会員限定で販売をスタートしました。プライム会員じゃない人は「イミテーション・ゲーム」や「インターステラー」を買うことができません。ごめんね、これらのタイトルはいまのところ会員限定なんだ。
もちろん「インターステラー」のブルーレイ版が購入できるのはAmazonオンリー、というわけではありませんが、一番安く購入できるのはAmazonだと思います。家電量販店のベストバイだと15ドル(さらに配送コストが4ドルかかる)、一方Amazonプライムだと9ドル、かつ配送料は無料なので、結果として2倍ほど値段に差がでているわけです。Amazon プライムは(アメリカでは)現在年会費が99ドルですが、この価格に見合う価値はすぐに返ってきます。最新の「インターステラー」のDVDを購入して10ドル得をするだけではなく、Amazonプライムビデオでインターステラーをすぐにダウンロードして見ることだってできる。
他にも、Amazonプライムミュージックでサウンドトラックをストリーミングすることもできますね。残りの90ドル分の年会費をリカバリーしたいなら、やはり配送料無料は偉大だし、通常より早く届けてくれるのも素晴らしい。(日本だと、無料会員で通常配送でも2-3日で届きますが、アメリカだと、4日以上かかって良いならば配送料無料といった感じです)
コストコや、サムズマーケット(どちらもアメリカの会員制スーパーマーケット)がかつてからそうだったように、Amazonは会員限定価格を設定して、会員制をベースとした魅力的な顧客体験を創出しました。
僕はちょくちょくAmazonの価格をチェックしていますが、Amazonはいつでもどこよりも安い。そして無料で素早く配送してくれる。どうしたってAmazonでモノを買う優位性があるわけです。ジーンズを買うにも、RAMのアップグレードをするにも、いつもの消臭剤をリピート買いするのも、もう、超絶便利。(これ、そのまま僕の最近のAmazonの購入履歴です。)
ほとんどのものをAmazonで買っているのは、「元がとれる」と感じるからです。そうそう、スペースオペラのいくつかが無料で見れるので週末にみようかと思ってAmazonで映画レンタルも始めてみましたね。
でもAmazonには暗黒面もあります。Amazonが、特定のモノを買う人を標的にする事は悪いわけではありあせんが、最も人気がでそうな商品の価格帯を設定して、トップセラーに仕立てあげようとする事実もありますね。また、倉庫で働く人々の労働環境の劣悪さもよく話題になりますし、高賃金のオフィスワーカーだってPTSD発症するなど、ブラック企業説は絶えません。他のテクノロジー企業も劣悪な労働環境問題は抱えていると思いますが、それでもやはり、「翌日無料配送」の便利さの影には、それを支える何かがあるというわけです。
でも僕は、数ヶ月以内に訪れる99ドルのAmazonプライム会員を更新するでしょう。
(アメリカの)Amazon Rewards Visa カードだと、かなり年会費をカバーできるんだよね。Amazon信者システムに縛られるのもどうかと思うけど…、この便利さには抗えません。Amazonプライムでいることで、節約できるばかりか、得をしているのだから。
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(mayumine)
- ジェフ・ベゾス 果てなき野望
- ブラッド・ストーン|日経BP社
- 週刊東洋経済 2016年3/5号 [Amazon特集]
- 東洋経済新報社