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大炎上 | 激マン! マジンガーZ編 少年ジャンプはマジンガーZから手を引くことに
 

激マン! マジンガーZ編 少年ジャンプはマジンガーZから手を引くことに

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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! ~マジンガーZ編~」の第40話
前回から約一か月ぶりの掲載。少年ジャンプの長根編集長に講談社『テレビマガジン』でも連載を始めたいと持ち掛けたマネージャーのタカシたちでしたが、ものの見事に反対されてしまいました。そりゃそうでしょうよ、グループ企業の他誌ならともかく、ライバル企業の雑誌にも載せたいと言ったところで反対されて当然です。

でも話はこれで終わりませんでした。何としてでもテレビマガジンで連載をしたいと持ち掛けてきた旭通信社の東さんが頭を抱えてしまいます。このままではスポンサーが降りてしまう=番組終了に成りかねないと。
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しかもテレビマガジンの中田編集長には「載せられそう」だと言ってしまったらしく、やる気マンマン。今現在は仮面ライダーを中心にグラビアのほとんどを占めているけれど、マジンガーが載るのならグラビアページを倍にしてライダーと肩を並べたいと言ってるらしい。
はい、ここでは中田となってますが実際には田中利雄編集長です。80年代中盤までテレマガの編集長を務めていたそうで、70年代後半からのアニメブームも少なからず雑誌に影響を与えたのではないでしょうか。
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仮面ライダーと肩を並べると聞いて思い出すのは石森先生のアシスタントをしていた頃。いつか石森先生と勝負できるマンガ家になりたいと思っていた、それが現実になるかもしれないと──
そこで激は思いを馳せる。マジンガーと仮面ライダーが戦ってる場面を。ルストハリケーンでサイクロン号をボロボロにして動きを止め、ロケットパンチやブレストファイアーで…ってあまりに戦力差ありすぎじゃん! 

ともかくこのままでは番組が終わるとも限らない。長根編集長を納得させるためには小学館の学年誌にも載せる意向を示します。何しろ集英社は小学館の子会社。ライバル企業である以前にグループ企業ですから納得するに違いないと。
ところがそうはなりませんでした。
小学館の学年誌にマジンガーは絶対にイヤだ!
マジンガーZの漫画を激先生が連載するのなら、講談社のテレビマガジンにしなさい!
そして少年ジャンプはマジンガーZから手を引く!


え?小学館ではなく講談社を推挙するの!? それまたどうして??
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幼年向け雑誌に進出せざるを得ない立場はよくわかる。しかし少年ジャンプは他の雑誌と同じ作品は絶対にやらない。つまりグループ企業であるなし関係なく他誌でもやることが決定ならば少年ジャンプは手を引くと。そしてテレビマガジンを推挙したのは「幼年向け雑誌」に絞って言えばこちらの方が人気が出ると踏んだのではないだろうか。

尚、これ以降のジャンプでは「○○先生の作品が読めるのはジャンプだけ」という、専属契約を結ぶようになったらしい。実際に少年ジャンプはこれ以降の永井豪作品は読み切りはあっても連載はありません。ただし月刊少年ジャンプでは けっこう仮面や超マンなどの連載はあります。
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