日本とNASAが撮影した地球の熱放射画像295万枚データが無料公開
1999年より、NASAの地球観測衛星テラは日本の経済産業省のために地球表面の熱放射を捉え続けてきました。その画像がようやく一般公開されるようになりました。
撮影された画像は合計295万枚。特にすごい画像は、衛星のASTER(Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer)によって捉えられた地表の温度と反射率のデータ用の画像です。NASAが言うには、その画像の多くはこんな内容を調べるためのものでした:
氷河の前進と後退のモニタリング、活火山となりそうな火山のモニタリング、作物へのストレスの識別、雲の形態と物理特性の測定、湿地の評価、熱公害のモニタリング、サンゴ礁劣化のモニタリング、土壌表面温度と地質のマッピング、そして地表熱収支計測。
かなりいろいろなデータを調べてるんですね。実は地球観測衛星テラには、ふたつの撮像装置が搭載されており立体画像を撮影しているため、標高データも同時に取得しています。これは、洪水や火山噴火の後などの自然災害分析に特に役立つ機能です。データはこちらで公開されています。
ちなみにトップ画像はASTERが捉えたニカラグアのモモトンボ火山。黄色で示されているのは熱い溶岩が流れがある部分です。
Image: NASA/GSFC/METI/ERSDAC/JAROS, and U.S./Japan ASTER Science Team
source: NASA
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
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