【艦これ】初霜「十八駆 vs 坊ノ岬沖組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」
遅くなりましたが霞ちゃん実装三周年記念
そして今回のイベントにおける霞ちゃんの大活躍を祈願して
※前回の朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」
【鎮守府 中会議室】
大淀「…さあ、本日もやってまいりました」
大淀「第2回『霞ちゃんかわいい自慢対決』」
大淀「2回目となる今回は、『第十八駆逐隊』対『坊ノ岬沖組』での勝負となります」
大淀「司会はわたくし大淀と」
初霜「解説の初霜です。よろしくお願いしますね」
大淀「さらに今回は、第1回でご活躍いただいた礼号組と北号組の皆さまをゲストとしてお迎えしております」
足柄「霞ちゃんママに飢えた狼こと足柄よ!良いちゃんママに期待しているわ!」
日向「ああ。瑞雲12型にも負けない霞を期待しているぞ」
清霜「朝霜姉さんにも負けない話を聞きたいです!」
伊勢「どうなのさ~朝霜ちゃん!」
朝霜「あたいに勝負ふっかける流れを無理矢理継承すんな!」
初霜「人数が増えたので、今回は前回よりも広い会議室になりました」
ちなみに前回、「坊ノ岬沖組は、礼号組と北号組にならって天一号組と表記すべきでは」とのご指摘をいただきましたが
今回は二次創作等でよく用いられる坊ノ岬沖組のままで書きたいと思います、申し訳ないですがよろしくお願いします
大淀「それでは、まずは今回の出場者を御紹介しましょう」
大淀「駆逐艦娘の絆と実姉を擁する、霞さんのソウルメイツ!『第十八駆逐隊』!」
陽炎「いよいよ、私の出番ね!」
不知火「期待に応えてみせます」
霰「砲戦より…霞自慢ですよ…?」
足柄「実の姉というアドバンテージ…いいわね。ちゃんママもいいけど、私も『足柄お姉ちゃん』って呼ばれたいわ!」
霰「残念ですが……霞は私に『お姉ちゃん』とかは言いません……私が『んちゃ』とか言わないのと同様に…」
伊勢「その残念な気持ち、私も分かるわ。ね、日向?」
日向「ん?」
大淀「対するは、最後の主力艦隊として激闘を共にした絆を持つ『坊ノ岬沖組』!」
大淀「今回は坊ノ岬沖組を代表して、大和さんと矢矧さんに参戦していただきます」
大和「非理法権霞(ヒリホウケンカス)!すべてを超越する霞ちゃんのかわいさを、ここに!」
矢矧「私の本領発揮よ!朝霜、頑張っていきましょう!」
朝霜「ああそうだな!あくまであたいはゲストだけどな!なんだこれ!」
大淀「なお、今回参戦する皆さまには、事前に前回の議事録( ※ )を読んでいただいております」
※ 前スレ(再掲) 朝霜「礼号組 vs 北号組」大淀「霞ちゃんかわいい自慢対決」
不知火「読ませていただきました。この不知火をここまで追い詰めるとは…!」
大和「大和ホテルのディナーにも負けず劣らずの霞ちゃんでした…!」
陽炎「でも、私たちだって負けないわよ!」
矢矧「もちろん私たちだって!」
初霜「まるで青春スポ根漫画のような熱い雰囲気ですね、楽しみです」
≪陽炎・不知火の話≫
大淀「それでは最初に第十八駆逐隊から、陽炎さん・不知火さん、お願いいたします」
陽炎「一番槍、もらったわ!」
不知火「退屈はさせません」
陽炎「今回は、私たち十八駆が結成された日のことをお話するわね」
~~~(回想)~~~
【鎮守府 艦娘寮 駆逐艦談話室】
陽炎「えーっと…」キョロキョロ
不知火「陽炎、あの二人ではないでしょうか」
陽炎「え?どこどこ?…あっ、きっとそうね。さすが不知火!」
陽炎「おーい!おーーーい!」ブンブン
霰「あ…どうも…」テクテク
霞「ふん。そんな大きな声出さなくても聞こえてるわよ」テクテク
陽炎「あなたたちが霰と霞なのね、やっと会えた!陽炎よ、よろしくね!」
不知火「不知火です。私たちは昨日着任したばかりですので、ご指導ご鞭撻、よろしくです」
霞「…霞よ」
霰「霰…です。今日から私たち4人で、第十八駆逐隊を………」
霞「…気に入らないわね」
陽炎「へ?」
不知火「…」ピクッ
霞「私たちは戦いに身を置く駆逐艦娘。常在戦場、そんなヘラヘラした態度でいられると困るのよ」
不知火「…聞き捨てなりませんね」
霞「なによ。間違ったことを言ったつもりはないわ」
不知火「この不知火のことはともかく、陽炎のことを悪く言うのはやめていただきたい」
陽炎「しらぬい…!」ジーン
不知火「間違えました。陽炎のことはともかく、不知火のことを悪く言うのはやめていただきたい」
陽炎「ちょっとぉ!?」
霰「ふふ…」
霞「…」ジトー
陽炎「(ダメか…)」
不知火「(ダメですね…)」
陽炎「あー、確かに私たちはこんなノリだけど、これまで別んとこでも出撃はしたことあるし」
不知火「見てくれだけでの判断はやめていただきたいものです」
霞「ふん。どうだか」
霞「戦場で背中を預けるからには、無様にゃ姿を見せないでほしいものにぇ!」ガリッ
霞「…!?」
霰「(噛んだ)」
陽炎「(噛んだわ)」
不知火「(噛んだのです)」
霞「~~~~~!!///」プルプル
陽炎「だ、大丈夫よ、何て言おうとしたのかはちゃんと分かったから!」
不知火「そ、そうです。この不知火も、よく『水雷戦隊って言えてない』とからかわれますし…」
霞「変にフォローしないで!」
霰「霞は…あんなこと言ってるけど…昨日から二人に会えるのを楽しみにしてた…」ボソッ
陽炎「あら、嬉しい!」
霞「ちょ、ちょっと霰!?何言いだしてんのよ!」
霰「当日に何て言おうとしてたのかも…考えてたけど…緊張して上手くできなかったみたい…」
霞「変なウソを吹きこまないでったら!」
~~~(回想 終了)~~~
陽炎「最初は『なんてこと言う子なのかしら』って思ったけど、すぐに『あ、違うこれかわいい子だ』って気づけたわ」
不知火「霞があの場で噛んだおかげで、我々第十八駆逐隊は霞を中心にすぐに一丸となれたと言って過言ではないです」
大淀「そして、当鎮守府屈指の練度を誇る駆逐隊となったわけですね」
初霜「霞ちゃんは厳しく律することで部隊を強くしようと考えているけど、どちらかというとかわいさで強くしているんですよね」
伊勢「その頃の霞ちゃんって、今よりももっと厳しい印象だったよね」
日向「確かに。当時は今よりも何かに焦っているようだった。第二次改装の頃には大分余裕ができた」
朝霜「いいなぁ。あたいらは着任が遅かったから、その頃の霞をあまり知らないんだよなぁ」
清霜「ねー」
足柄「そして霞ちゃん自身が変わったことに加え、霞ちゃんの厳しさの裏に隠れた真のかわいさ、すなわち『霞のイデア』に我々が近づいているうちに、我々の持つ霞ちゃんの『印象』も変わっていったのでしょうね…!」キリッ
大淀「ゲスト席も盛り上がっているようですが、次に進みたいと思います」
≪大和の話≫
大淀「それでは続いて坊ノ岬沖組、大和さん、お願いいたします」
大和「戦艦大和、推して参ります!」
大和「先日の出撃において、連合艦隊旗艦を務めた霞さんですが、その出撃の何日か前にですね…」
~~~(回想)~~~
【鎮守府 艦娘寮(大和の部屋)】
大和「今日は、何やら私に用があるとかで、霞ちゃんが私の部屋へ来るらしいのです!」
大和「霞ちゃんにみっともないところは見せられません。掃除等、準備バッチリです!」ムフー
コンコン
大和「!! 噂をすれば霞ちゃんとやら!」
大和「はーい、ただいま参ります!」
ガチャ
霞「おじゃまします」
大和「お越しいただきありがとうございます、お客様」
霞「そんなホテルのコンシエルジュじゃないんだから…」
霞「…ホテルじゃないのよね?」
大和「はい、大和はホテルじゃないですが、霞ちゃんに対してはホテルのようにおもてなしさせていただきます!」
霞「…まぁいいわ。それじゃ、あがらせてもら……って何この部屋ァ!?」ビビクッ!
霞「デカいシャンデリアに、天蓋つきのベッドに、やけに豪華なカーペットにetc…!」
大和「大和の部屋ですよ?」
霞「それは分かってるわよ!戦艦の部屋には入ったことないけど、まさかどこもこんなんじゃないわよね…!?」
大和「はい、今日霞ちゃんがいらっしゃるというので、一日限定で改造を、特注家具職人さんに依頼しました」
霞「しょ、職権濫用な気もするけど…今日は何も見なかったことにするわ」
大和「ささ、どうぞこちらへおかけください」スッ
霞「ありがと」フカッ
霞「(すごいフカフカのクッション…)」
大和「こちら、お茶になります」
霞「いただくわ。それで、今日はちょっと相談があって来たんだけど…聞いてもらえる?」
大和「イエス♪」バッ
霞「確か大和さんは、過去に連合艦隊の旗艦を務めたことがあったわね」
大和「Yes♪」バッ
霞「…さっきから何なのよそのマクラは」
大和「あれ、御存知ない?」
霞「何がよ」
大和「いえ、何でもないです、コッチの話です(このネタは封印ですね…)」
霞「そう。それで、今度の作戦で、輸送護衛部隊だけど私が旗艦を務めることになって…」
大和「ええ。伺っておりますよ」
霞「何分、連合艦隊という規模での旗艦は経験したことがないから、ちょっと話を聞こうかと…」
大和「なるほどなるほど」
大和「とりあえず、御飯を用意しましょう!」
霞「なんでそうなるのよ!」
大和「こういう話は神妙にやるよりも気楽にやった方が、より生の話ができると思いませんか?」
大和「というわけで、食事をしながらリラックスした状態でお話を伺いたいと思うのです」
霞「…なんか一理あるような、ないような…」