9242563広島のNPO「おりづる広島」のサイトによると、広島平和記念公園には日々、世界中から折り鶴が送られてくるのだそうで、その数はなんと年間約10トン! これまで広島市は年4回、1億円をかけてこれらを焼却してきたそうです。



平和を願う象徴の折り鶴が、皮肉なことに、結果的に環境問題としてのゴミを生み出しているという現実。そして多くの税金が処理のために費やされていること。人々の気持ちが、行き場の無いまま燃やされてしまうこと。「おりづる再生プロジェクト」は、こういった現状を少しでもよくしていくためのプロジェクトです。


暮らしのエコナビ 「折り鶴」



世界各地から届いた折り鶴を「NPOおりづる広島」が回収し、授産施設へに委託。製紙会社で『おりづる再生紙』としてリサイクル。名刺用紙として再利用し、販売利益の一部が「広島市原爆ドーム保存事業基金」へ寄付されます。

(source: Pouch - 広島に送られる千羽鶴は1億円かけて焼却されていた! 資源と人々の善意を無駄にしない「おりづる再生プロジェクト」とは?

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広島の折り鶴 再生紙に生まれ変わる