モバP「家電ロボアイドル高峯のあ」
モバP「新しいアイドルですか!」
ちひろ「ええ!家電アイドルです!ちょっとわけありですがね!」
モバP「わけあり……!?」
ドア「ガチャッ!」
のあ「「「「たたたたかかかみみみねねねののののあああよよよ」」」」ヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「めっちゃ振動してる!」
ちひろ「そうなんです、のあちゃんは(人型)家電アイドルなんです!」
モバP「はあ!?」
モバP「これどうにかしてバイブレーション止められませんかね?」
ちひろ「説明書が付いてきてるのでこれを読めばいいですよ!」
モバP「わかりました……って分厚!なんですかこれ!広辞苑くらいはありますよ!」
ちひろ「精密機械ですからねえ。ほら、目次にありますよ!電源の切り方!」
モバP「本当だ、どれどれ……」
説明書『家電ロボである彼女は、家電としての役割を果たすようになっています。適材適所で本人を満足させましょう!』
モバP「つまりどういうことですか?」
のあ「「「わわわたししししはははかかかかでででんんんん、そそそそれいいじじじょょうううでもももそそそそれれれいいいかでででもももないいいいわわ」」」ヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「ちひろさん!」
ちひろ「つまり………ちょっと仲良くなってみたらいいかもしれませんね!」
のあ「「「………………」」」ヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「適材適所で……」
のあ「「「………………」」」ヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「……のあさんはなんで震えてるんですか?」
のあ「「「………………」」」ヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「……」
のあ「「「こここうういうううここととよよ」」」ヴヴヴヴヴヴヴジャキンッ!
ちひろ「のあちゃんの指先に薄いカミソリのようなものが!」
モバP「やばい殺される」
モバP「こっちに歩いてきた!」
のあ「「「うううごごごかかななないででで」」」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
モバP「……はい」ピタッ
のあ「「「………………」」」ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
モバP(そのまま薄い刃を俺の顔に近づけて……!?)
のあ「「「………………」」」ジョリジョリジョリ
モバP「俺のヒゲを剃り始めただとォ~ッ!?」
のあ「「「だだだままっってて」」」ジョリジョリジョリ
モバP(はい)ピタッ
モバP「アッハイ、ありがとうございます」
のあ「礼はいらないわ。これが役目よ」
モバP「でも今からアイドルになるんだろ?家電以外の役目も見つけに行こうぜ」
のあ「………」キュンッ
ちひろ(所詮機械人形風情が色を知りよって)
モバP「他のアイドル達と仲良くな?」
のあ「心配には及ばないわ」
ドチャッ「ガアッ」
みく「おっはよーにゃ!」
モバP「お、朝から元気だなあみく」
のあ(あれは猫アイドルの前川みくね)
みく「あれ?そちらの銀髪の方は?」
モバP「紹介するよ、本日付で事務所に入った」
のあ「私の腹部はグリルになっているわ」チーン!
ちひろ「中から焼きたてのサンマが!」
みく「に”ゃ”ああああ!みくは魚が嫌い~……じゃなくて!お腹がパカッて!なんで!?」
モバP「こののあさんは家電ロボなんだ」
みく「へ?」
のあ(猫といえば魚好きというのが人間のルールではないのか……?)
みく「了解にゃ!……あ、そうだもう一人泊めてるんだけど大丈夫?」
モバP「いいんじゃないか?」
のあ「私は家電よ、幾人に使われようが目的は果たし満足させてみせる」
ちひろ「じゃあ決まりですね♪」
みく(お腹のサンマ閉まってくれないかな)
みく「ただいまー」
のあ「ここがあなたの部屋ね」
みく「そ、同居人が一人いるけどね」
李衣菜「おかえりー……ってどちら様ですか?」
のあ「こういう者よ」ガション
李衣菜「うわあっ!?手のひらからアイアンマンみたいに缶ジュースが出てきた!……しかも冷えてる」
みく(でもなんでおしるこなの…)
のあ「それは餞別よ。飲みなさい」
李衣菜「ありがとうございます……もしかして、マジシャン?」
のあ「そう呼んで貰っても構わないわ」
みく「ちょっとまて」
のあ「その認識で間違ってないわ。正しくは電化製品系アイドルよ」
みく「まだデビュー前でしょ!」ビシッ
のあ「多田李衣菜、あなたには何か私にこなして欲しい仕事はあるかしら?」
李衣菜「そうだなあ……じゃあここはロックにアンプになってもらおうかな!」
みく「アンプ?」
李衣菜「そう!ギターの音を大きくするやつ!ギター買った時のオマケのやつは音が弱くてさー。のあさん、出来る?」
のあ「私に出来ないことは食洗機とウォシュレットだけよ」
みく「あ、防水じゃないのね」
のあ「こっちも問題ないわ」
李衣菜「で、これどこに挿せばいいの?」
のあ「みく、あなたはどこだと思う?」
みく「えっ?……こ、股間?」
のあ「そこは電力供給用のコンセントよ」ガバァ
李衣菜「ためらいなく大股開くなんてロックだ!」
みく「ちょっと!アイドルとして!人間として!それはだめ!」
のあ「私は人間じゃないわ」
みく「そういう問題じゃないの!」
みく「あ、おへそなんだ」
李衣菜「じゃあ挿すよ!えいっ」ズブリ
のあ「ぐえっ」
みく「今なんか苦しそうな声出さなかった?」
のあ「どんな声を出そうが結果は変わらないわ」
みく「ぶれない姿勢は尊敬するにゃ」
李衣菜「ギター弾くねー」ジャララーン
のあ「ああああ~♪」
みく「!?」
のあ「音程は合っている」
李衣菜「うん!凄い!」
みく「これ実用性皆無じゃない?」
李衣菜「ロックだからよし!」ジャッジャッジャーン
のあ「おあああ~♪」
みく「なんだろうこの釈然としない気持ちは」
のあ「盲点だったわ」
みく「ライブ中にヘソ貫通人間アンプなんてやられた日にゃ伝説になるにゃ」
李衣菜「あ、そうだ。小梅ちゃんから映画のDVD借りてるよ!」
みく「今度貸してくれるって言ってたやつかにゃ?」
李衣菜「多分。『サメvsゾンビ』のやつ!」
みく「明らかにB級くさいんだけど」
のあ「DVD……任せなさい」
李衣菜「のあさん再生もできるの!?」
のあ「私は家電……それ以上でもそれ以下でもない」カパッ
みく「右のお○ぱいが開いたぁ!」
のあ「左はブルーレイよ」
李衣菜「おせんべいも入るかな!ロック!」
みく「ディスクは入っても再生はどうするの?」
李衣菜「テレビとつなぐならコードあるよ?」
のあ「その必要はないわ」ピカッ!
みく「のあチャンの目が光って!」
李衣菜「壁に映像を投影している!」
のあ「プロジェクションマッピングの応用ってやつよ」
みく「もう家電の領域超えてるにゃあ!」
李衣菜「音はさっき見たくのあさんの吹き替えになるの?」
のあ「左右の耳がスピーカーになっている。快適な音質を保証しよう」
みく(それで見るのがサメvsゾンビか…)
みく(案の定B級だった…)
みく(奏チャンとか喜びそう)
李衣菜「んあ、終わった~?」
みく「爆睡してんじゃないよ!」
のあ「まだ寝ていても大丈夫、私は目覚まし時計にもなれる」パカッ
みく「おでこに時計の表示が」
李衣菜「じゃあもう一眠りしようかな……16:00に起こして!」
のあ「承知……」ピッピッピッ
みく「この音は?」
のあ「時限爆弾よ」
みく「李衣菜チャン寝ないで!この人起こし方が雑!」
李衣菜「爆発とかロックでいいんじゃな~い?」ふわあ
みく「ここのお家賃払ってるのみくなの!起きて!」
李衣菜「そろそろご飯作らなきゃね。お米炊かなきゃ」
のあ「出番のようね」ズイッ
みく「炊飯機能もあるの?」
のあ「愚問、無論あるわ」スッ
李衣菜「四つん這いになって……?」
みく「腰の部分の蓋が開いた!」
のあ「ここに白米を入れて存分に炊きなさい。背中はIHヒーターになってるからフライパンなどの加熱調理も並行して可能よ」
李衣菜「うっひょー!最新式だあ!」
みく(フライパンとグリルを一緒に使わなきゃいけない時はどうするんだろう)
李衣菜「よし、と。野菜炒め出来たよー」
みく「李衣菜チャン流石!……のあチャンは食べるの?」
のあ「逆に質問するが、あなたは食料を補給する家電を見たこ
コメント一覧
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- 2016年05月02日 23:06
- 翌朝みくとだりーの死体とスクラップになったのあさんが発見されるのか…(困惑)
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- 2016年05月02日 23:11
- どうしても漂うポンコツ臭
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- 2016年05月02日 23:11
- このセクシーな家電はどこへ行けば買えるんだい
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- 2016年05月02日 23:15
- 防水じゃないのはちょっと・・・
やることやれないじゃん
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- 2016年05月02日 23:20
- のあさんが家電ならアーニャンはファイティングコンピューターで良かったと思うんだが。
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- 2016年05月02日 23:22
- ちょうど今読んでいたから、あいさんが掃除機を見たらバットでぶっ壊したくなる
衝動にかられるとか、おっぱいがバッテリーになってる人型家電になった姿を想像した
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- 2016年05月02日 23:37
- のあ?「ルックス5%以下、雑魚と認識しました」
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- 2016年05月02日 23:47
- みんな口から吸気ケツから排気じゃないの?
ロックじゃないなぁ~
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