1 名前:フルネルソンスープレックス(宮城県)@\(^o^)/:2016/05/02(月) 18:51:34.32 ID:XXDTl/JX0●.net BE:601381941-PLT(13121) ポイント特典


【社説】 憲法記念日を前に 「押し付け論」を越えて

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016050202000140.html

日本国憲法の公布から今年で七十年。改憲論者は占領下に押し付けられたことを改正が必要な根拠に
挙げますが、本当に押し付けだったのでしょうか。

今月下旬に開催される主要七カ国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向けて欧州各国を歴訪中の安倍晋三
首相にとって、夏の参院選は負けられない戦いでしょう。

憲法改正の発議に必要な三分の二以上の議席を、衆院に加えて参院でも確保して改正発議に道を開く
というのが、首相の改憲シナリオです。参院選は、その道を開くかどうかの分岐点になります。

◆「自主的改正」を党是に

安倍首相が率いる自民党は一九五五(昭和三十)年の結党以来、「現行憲法の自主的改正」を党是に
掲げてきました。自民党が「改憲政党」と言われる所以(ゆえん)です。

敗戦と占領の記憶が生々しい当時、いわゆる「保守」政治家にとって日本国憲法は、連合国軍総司令部
(GHQ)に強いられたものであり、自らの手で作り替えたいとの思いが強かったのでしょう。

結党時に採択された自民党の「政綱」には「現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、
国情に即してこれが改廃を行う」と明記されています。

しかし、憲法改正はこれまで必ずしも最優先の政治課題ではありませんでした。「国民政党」を自任する
自民党内には、憲法改正に慎重な人たちもいましたし、幅広い支持を得るためには、経済政策や社会保障を
優先させなければならない事情もあったからです。

一変するのは二〇〇六年、「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍首相の登場です。

憲法改正を目指しながら、日米安全保障条約の改定後、志半ばで退陣した、祖父である岸信介元首相の
「遺志」を受け継ぎたいとの思いもあったのでしょう。

つづく

2 名前:フルネルソンスープレックス(宮城県)@\(^o^)/:2016/05/02(月) 18:51:51.72 ID:XXDTl/JX0
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