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衝撃の大どんでん返しが楽しめる映画10選 : ギズモード・ジャパン

衝撃の大どんでん返しが楽しめる映画10選

2016.05.03 21:00
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予想できない展開


こちらは2015年9月23日に公開されたコタク・ジャパンの記事の再掲載です。


捻りが絶妙に効いた「どんでん返し」系の映画は、見た後に他の作品とは違う満足感が得られるので、シナリオを誰かと共有したくなるものです。

そこで今回は、Taste of Cinemaが30本取り上げられたものから、ピックアップした10本をどうぞ。

なお、この記事には「どんでん返し」の部分のネタバレがもろに書かれているので、ご注意ください。

先に作品のタイトルだけを挙げておくと、「サマーキャンプ・インフェルノ」、「エスター」、「シークレット ウインドウ」、「ゲーム」、「ヴィレッジ」、「アザーズ」、「セブン」、「メメント」、「ソウ」、「シックス・センス」です。

ネタバレ歓迎の方は、先を読み進めてください。




「サマーキャンプ・インフェルノ(1980年、ロバート・ヒルツィック監督)」



ある意味「クライング・ゲーム」的な作品です。

人見知りが激しい少女アンジェラが参加したサマーキャンプで、次々と恐ろしい殺人事件が――。

どんでん返し:アンジェラの本当の名前はピーターで、彼/彼女が殺人を犯していました。


「エスター(2009年、ジャウム・コレット=セラ監督)」



孤児を引きとるのが怖くなる作品。子役の演技力とヴェラ・アン・ファーミガの透明感のある美しさ、そして素敵なファッションも魅力的です。

死産したばかりの夫婦が、ロシアから来たという9歳の少女エスターを施設から引き取ります。品行方正に見えたエスターでしたが、次第に新しく出来た家族に牙を向くようになり――。

どんでん返し:エスターの実年齢は33歳で、成長不全というホルモン障害が原因で体が成長しておらず、さらには重度の精神障害だったため、新しい家族を次々と殺していました。


「シークレット ウインドウ(2004年、デヴィッド・コープ監督)」



スティーヴン・キングの中編小説がもとになっている作品。名作とは言えないかもしれませんが、訳者が個人的に気に入っている一本。

妻の浮気現場に乗り込んだ後、人里離れた森の中の家にこもったスランプ状態の元売れっ子小説家のモート・レイニー(ジョニー・デップ)は、ある日ジョン・シューターという南部訛りの強い男性に「自分の作品を盗作した」と告げられます。言いがかりだとシューターの発言に耳を貸さないモートに、シューターの陰湿で危険な嫌がらせが始まり――。

どんでん返し:ジョン・シューターはモートが作り上げた人物で、ジョンが犯人だと思われた動物虐待や殺人は全てモートが行ったものでした。シューターの名前は「Shoot Her」から来ており、モートの潜在意識にある「妻を撃ち殺したい」という願望がもとになっています。


「ゲーム(1997年、デヴィッド・フィンチャー監督)」



マイケル・ダグラスの鼻に付く演技と、その後の取り乱しっぷり、畳み掛ける展開が爽快です。「セブン」のような鬱展開を期待していると、ちょっと拍子抜けするかもしれません。

仕事中毒の投資銀行経営者のニコラス・ヴァン・オートン(マイケル・ダグラス)。父親が自殺した年齢の48歳になろうとしていた彼のもとに弟のコンラッド(ショーン・ペン)が訪れ、48歳の誕生日のお祝いに「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という、ある会社が提供する「ゲーム」をプレゼントする。文字通り、そのゲームはニコラスの人生を一変させるようなもので、連続して恐ろしい事件と裏切りが起き――。

どんでん返し:作中で死んだと思われていた人々は誰一人として死んでいませんでした。すべてはコンラッドとゲームを提供する会社が仕組んだ壮大なゲームで、ニコラスを父親と同じ運命をたどらせないようにするための策だったのです。


「ヴィレッジ(2004年、M・ナイト・シャマラン監督)」



「ジュラシック・ワールド」のハイヒール女優、ブライス・ダラス・ハワード主演のサスペンス映画。トレーラーを見るとホラーっぽいですが、内容はサスペンスなのでホラー展開は期待しないほうがいいでしょう。

19世紀、ペンシルバニアの森の中に位置する小さな村に「森に近づいてはならない」という掟があった。なぜなら、森には人を襲う化け物がいて――。

どんでん返し:時代は19世紀ではなく現代で、村は保護地区の中にひっそりと存在していました。化け物は村人が外界の接触しないようにするための脅しで、長老らの仕業にすぎなかったのです。


「アザーズ(2001年、アレハンドロ・アメナーバル監督)」



ニコール・キッドマンの繊細でヒステリックな演技が素晴らしい作品。捻り系映画を見慣れている人だとオチが読めてしまうかもしれませんが、それでも見る価値アリです。

グレース(ニコール・キッドマン)は2人の光過敏性皮膚炎の子供を持つ、ジャージー島にある広大な屋敷に住んでいる母親。夫が出征したまま戻っておらず、子供たちと不安な日々を過ごしていると、3人の使用人が訪れるが、それ以来、不可解な現象が始まり――。

どんでん返し:幽霊を怖がるグレースと子供たちでしたが、本当は彼女たちが幽霊でした。


「セブン(1995年、デヴィッド・フィンチャー監督)」



ブラッド・ピットを不動のスター、ケビン・スペイシーを押すに押されぬ名モンスター俳優にしたデヴィッド・フィンチャー監督の代表作の1つ。オープニングからエンディングまで、その全てが芸術的です。

定年間際の殺人課の刑事、ウィリアム・サマーセット(モーガン・フリーマン)と、若く野心に溢れ、移動してきたばかりのデビッド・ミルズ(ブラッド・ピット)。 2人は7つの大罪を表す連続殺人の調査し、ジョン・ドー(ケビン・スペイシー)という男に行き着くが、一度は取り逃がしてしまう。しかし、ジョンは7つの大罪の殺人を完成させる前に自ら警察署を訪れ、罪を告白し――。

どんでん返し:ジョン・ドーの連続殺人はデビッド・ミルズに自分を殺させることで完成するように計画されていました。「嫉妬」に燃えたジョンは、妊娠中のデビッドの妻を殺して首を切り取り、愛する妻の生首をみて「激怒」したデビッドに殺されるというシナリオを完成させたのです。


「メメント(2000年、クリストファー・ノーラン監督)」



理解するには繰り返し見る必要がある、クリストファー・ノーラン監督の傑作。

レナード・シェルビー(ガイ・ピアース)は、妻をレイプ殺人されたことで記憶障害になり、10分間しか物事を覚えていられない。妻と仕事を失ったレナードの生きがいは、妻を殺した犯人を見つけ出してその手で殺すことだったが、障害が原因で難航。彼は協力者である警察官のテディの与えるヒントを手がかりに復讐を進めるが――。

どんでん返し:レナードはすでに真犯人を殺している上に、レナードの妻は襲われてはいるものの、生きていました。糖尿病だった妻はレナードの記憶障害が本物であるかどうかを確かめるために、毎日定時に打たなくてはならないインシュリンを幾度となく投与させ、インシュリン過多で死亡。実際に妻を死に至らしめたのはレナード本人です。テディはそれらの事実を知りながらも、レナードの復讐に協力する振りをして自分の利益の為に殺人を犯させていました。


「ソウ(2004年、ジェームズ・ワン監督)」



低予算を逆手に取った巧妙なシナリオが魅力の作品。限られたマテリアルで、いかに壮大な作品を作るかを知りたかったらチェックすべきでしょう。

誘拐され、汚い密室に監禁された2人の男性。対角線の位置で拘束されている彼らの部屋の真ん中には男の死体があり、犯人が突如として「6時までに相手を殺すか、自分が死ぬか」という無理難題なゲームを始め――。

どんでん返し:部屋の中央に横たわる死体は実は生きており、その人物が犯人のジグソウでした。


「シックス・センス(1999年、M・ナイト・シャマラン監督)」



アルフレッド・ヒッチコック監督の「サイコ」同様、「ラストは口外しないように」とお願いが流れた作品です。

コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は精神科医のマルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)に「死んだ人間が見える」と打ち明ける。驚くマルコムだが、コールの悩みを解決すべく、死んだ人間がなぜコールの前に現れるのか、共にその原因を探っていく――。

どんでん返し:マルコム・クロウは死んでいました。


source: Taste of Cinema, YouTube1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10

中川真知子

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