加湿器用の消毒剤で死者103人。英家庭用品メーカーの謝罪会見で被害者の家族が代表に平手打ち(韓国)
2016.5.3 09:30 動画・ハプニング・衝撃 # コメント(-)
韓国で英家庭用品メーカーレキットベンキーザー(Reckitt Benckiser)の現地子会社が販売していた加湿器用の消毒剤が原因で子どもら100人以上が死亡したとされる問題をめぐり、この会社の代表が2日、記者会見を開き、自社の責任を認めて謝罪したところ、被害者の家族が代表に平手打ちを食らわせたり怒声を浴びせたりするなど、会場は一時騒然となった模様です。
100人超死亡の消毒剤事件、謝罪した企業トップに平手打ち 韓国 British firm's Korean unit apologises over poison deaths
2011年、妊婦4人が原因不明の肺疾患で死亡したことで問題が明るみとなり、その後の政府による調査で、肺疾患と家庭用加湿器の消毒に用いられていた製品との間に「著しい関連性」が認められました。
被害者の大半が、英国に本社を置く多国籍企業レキットベンキーザー(Reckitt Benckiser)の韓国法人、オキシー・レキットベンキーザー(Oxy Reckitt Benckiser)が国内で2001年から販売していた液体の加湿器消毒剤「オキシー・サクサク」を使用していたそうです。この製品が原因とみられる死者は103人に上り、大半が女性や子供となっています。
同社のアタル・サフダール代表はソウル市内のホテルで謝罪会見を行いましたが、遺族らは激高。一部は代表に詰め寄って平手打ちをしたり小突いたりしたため、会場は混乱に陥りました。ようやく会見が再開され、代表は被害者全員に「心から謝罪する」と述べ、数百万ドル規模の補償を行う方針を明らかにしたそうです。
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