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大炎上 | 「『描く!』 マンガ展」に行ってきました
 

「『描く!』 マンガ展」に行ってきました

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昨年夏に大分で最初に催された企画展が北九州・高崎と巡回し、4番目の開催地として愛知県豊橋市の豊橋市美術博物館に来たものですから行ってきました。単なる原画展ではなく その技法がどういうものか、そして資料や雑誌の付録にまで至って展示するというものです。
参加されてる漫画家さんは手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、赤塚不二夫、さいとう・たかを といった重鎮から水野英子、竹宮恵子、陸奥A子、あずまきよひこ、島本和彦、平野耕太、PEACH-PIT、諸星大二郎など。手塚や石ノ森の原画はそれなり見ることはあっても、あずまきよひこや島本和彦・平野耕太といった近年の人気漫画家の原画はあまり機会が無いので それだけでも見る価値があるってものです。

個人的に気になったものを漫画家別に上げます。
さいとう・たかを──無用ノ介にて見開きでセリフが一言も無い原画が8ページほど展示。言葉など必要ない、"絵で魅せる"という気持ちが伝わってきます。

陸奥A子──『りぼん』の付録がたくさん展示してあって時代を感じさせるに充分!

あずまきよひこ──よつばとの原画がたくさんあった中で面白かったのは↓
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あ、この展示会は撮影不可のところもあるけれど可能の場所もありまして、これは可能のものです。漫画の顔ってたいてい左向き(左側から描いてる)じゃないですか。右から描くとデッサンが狂う場合がありまして(もちろん漫画家によるでしょうが)、そうならないために右向きにする場合は原稿用紙の裏から下書きをして表でペン入れする手法が取られてました。
つまり上の写真は右上が実際の原稿で、その裏側が左下になってます。

島本和彦──炎の転校生、燃えよペン、アオイホノオと原画展示数はトップクラス。炎の転校生では城之内に初めて放った「滝沢国電パンチ」の原画があって、当時の雑誌で読んだ私は心躍りましたよ!

諸星大二郎──入選作「生物都市」が載った少年ジャンプを初め、妖怪ハンターやマッドメンシリーズなど。妖怪ハンターでは とある作品が1話丸ごと展示してあります。個人的には そのジャンプや、初連載作品の「暗黒神話」をやはり雑誌で読んだ世代なので思い出深いです。

PEACH-PIT──この人のはカラー原画が特に多くありました。
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これはお馴染みのローゼンメイデン。何かあるのか、コミックバーズ時代ではなくヤングジャンプ時代のものがほとんどだった気がする。 しゅごキャラ!の原画もありますよ。

また時代に沿ってのサブカル雑誌も展示されてて ふぁんろーど創刊号や 月刊OUT、DAICON3オープニングアニメが載ってるアニメックなど、これまたその当時 買ってた私は懐かしさで心が満たされました。
この催しは6月5日まで開催。7月23日からは川崎市市民ミュージアムだそうですから関東の人も行ってみてください。

それと豊橋市美術博物館は吉田城跡の豊橋公園内にありまして、ここは明治から戦後まもなくまで陸軍の歩兵第18連隊がありました。その史跡がまだ残っており別の意味でも楽しめました。
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左は弾薬庫。金属製の扉がいかにもソレを語ってます。右は正門左手にある哨舎。昔はここで歩哨が詰めて出入りする者に目を光らせていたと思うと歴史を感じてしまうね。
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