自分はヘヴィメタル好きだと明かした時に返ってくる最悪な反応15選
こちらは2015年6月4日に公開されたコタク・ジャパンの記事の再掲載です。
人はメタラーと非メタラーの2種類に分かれます。
メタラーはヘヴィメタル好きであることを誇りに思いつつも、非メタラーとは会話が一切噛み合わないため、音楽の話をあえて避ける傾向にあるかと思います。
しかし、何かのきっかけでメタル好きを告白した時に、返ってくる反応で砂を噛むような思いをすることって......結構ありますよね。今回は、そんな最悪な反応を15種類お届けします。
「それって悪魔の音楽じゃないの?」
悪魔をテーマとした楽曲とディストーション・サウンドの爆音は相性が良いのと、古くはキッスが悪魔の音楽だとPTAに叩かれた(映画「デトロイト・ロック・シティ」参照)ことで、このイメージが定着したのでしょう。
きっと「クリスチャン・メタルやフォーク・メタルもあるよ!」なんて説明しても、理解してもらえません......。
「でもあなたってイイ人そうだし」
人柄と好きな音楽は関係ありません。
そう思いませんか?
「なんで怒りながら歌ってるの?」
きっとイメージが先行しているのでしょう。
まあ、確かにフィリップ・アンセルモなどは怒りながら歌っている感じがしますよね。歌の内容によって、感情移入しているのだと思います。
でもメタルでもジャンルやバンドの特色によっては、ラヴ・バラードやハッピーな歌もあるんですけどね......。
「何を歌っているのか理解してるの?」
いいえ全く! カニバル・コープスとかボルト・スローワーとか、デス系は何を言ってるのかサッパリ聞き取れません!
「私もメタル好きよ、センシズ・フェイルとかね」
悪いと言うわけではないですが、ティーンエイジャーたちが好きそうなエモ系のラウド・ロックのバンドを出されても......。重いけどメタルじゃないので返答に困ります。
それでも話し合えば、最後に落とし所が見つかるかもしれません。たぶんボン・ジョヴィ辺りで。
「ホントに? ヘビメタなんて好きそうに見えないけど?」
大きなお世話です。
「イイ歳してまだヘビメタなんて聞いてんの?」
メタルが若者の音楽だったのは、もはや20~30年も昔のこと。そんなあなたもイイ歳してまだそんな考えなの? と言い返してやりたいですね。
「そんなの聞いてて頭痛くならないの?」
ありますともさ。ヘッド・バンギングのしすぎでクラクラすることがね。
「それってあなたも悪魔崇拝者だってこと?」
1番目とほぼ同じ反応ですが、これまた間違った先入観です。
でも実のところ、悪魔教会のほうがよっぽど真面目で人間的な教えを説いていたりするなんて話もありますよ。
「あなたって鬱なの?」
この人、そんなイメージを持っているということはもしかすると......デス・メタルやかつての北欧ゴシック・メタルにかなり詳しいのかもしれません。
「本物の音楽じゃないってわかってるよね?」
クラシック至上主義者や若いJポップ好きが言いそうなセリフです。そんな連中は、デップリしたインギー様の体重に押し潰されてしまえば良いと思います。
「だから全身黒い服を着てるんだね」
さらにベルトにはスタッズが付いてますが、何か?
「客がみんな立ち上がって殴り合うアレのこと?」
モッシュのことでしょうか。分からないでもないですが、そこまでファン同士で危害を加え合うことはしません。怖いけどコケたら起こしてくれる良い人ばかりですよ?
「私にもそんな時代があったよ。若い時はコーンやリンキン・パークを聞いたもんさ」
細かいのかもしれませんが、90年代後半のラウド・ロックとメタルは違いますし、そんなに昔の話でもありません。あんたメタル知らないでしょ?
「あー、昔はあのバンド聞いてたよ。なんだっけホラ、メタリカ? 聞いたことある?」
ここはグっとこらえて、非メタラーですら知っているメタリカの功績を称えるとしましょう。
ということで以上、「Metal Injection」で紹介されていた屈辱のメタラーあるあるでした。
心当たりのある言葉はありましたか? 似たような反応やもっと酷い反応など、「人生に必要な全ての知識はメタルを聞いて勉強しろ!」なんて怒鳴りたくなった経験がありましたら、是非教えてください。
Image by Shutterstock.
source: Metal Injection
(岡本玄介)
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