【ガルパン】 みほ「た、隊長たちの秘密暴露大会…!?」
- 2016年05月06日 23:40
- SS、ガールズ&パンツァー
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ある日、大洗のどこか
みほ「えっと…ここかな…?」
みほ「戦車道の大事な集まりがあるって聞いたけど、一体なんだろ…」
みほ「お、お邪魔しまーす…」ガチャ
まほ「ん…みほか…」
みほ「あ…お姉ちゃん…?」
まほ「みほも呼ばれたのか?」
みほ「うん…お姉ちゃんも…?」
まほ「ああ…いったいなにがあったのやら…」
ダージリン「もう…せっかくのアフタヌーンティーでしたのに…」
カチューシャ「このカチューシャを呼びつけるなんて、いい度胸ね!」
アンチョビ「パスタを茹でていた途中で拉致られたんだが…」
西絹代「何事も突撃吶喊あるのみです!」
ミカ「こんな集まりに意味があるとは思えない」ポロロン
みほ「た、隊長さんたちがみんな揃ってる…!?」
ガチャガチャ、ババーン!
蝶野亜美「はーい!みんな元気ー!?」
みほ「蝶野教官!?」
蝶野「ひぃふぅみぃ…よしよし、全員揃ってるわね!感心感心!」
蝶野「それではただいまから会議を始める!今回の議題はこちら!」ダーンッ!
アンチョビ「なんだこのフリップ…ん?」
ケイ「なになに…?第一回…」
みほ「た、隊長たちの秘密暴露大会…!?」
蝶野「ここに取り出したるは投書の山!」ドササ
ダージリン「あら、すごい量」
蝶野「ここには様々な方面から寄せられた、隊長たちに関する情報が書き込まれているわ」
蝶野「それを読み上げていき、お互いの理解と親睦を深め合う、これはそんな会よ!」
カチューシャ「なによそれ!そんなもののためにわざわざ呼び出したっていうの!?」
西「あ、7時半から空手の稽古があるので」
まほ「もしもしエリカか?ああ、すぐ帰る。ヘリを回せ」
蝶野「ウェイウェイ、待ちなさいお嬢さんたち。これはちゃーんと、みんなにも益があることだから」
みほ「えっと、どういうことですか?」
蝶野「ここに取り出したるは投書の山!」ドササ
ダージリン「あら、すごい量」
蝶野「ここには様々な方面から寄せられた、隊長たちに関する情報が書き込まれているわ」
蝶野「それを読み上げていき、お互いの理解と親睦を深め合う、これはそんな会よ!」
カチューシャ「なによそれ!そんなもののためにわざわざ呼び出したっていうの!?」
西「あ、7時半から空手の稽古があるので」
まほ「もしもしエリカか?ああ、すぐ帰る。ヘリを回せ」
蝶野「ウェイウェイ、待ちなさいお嬢さんたち。これはちゃーんと、みんなにも益があることだから」
みほ「えっと、どういうことですか?」
蝶野「ルールは簡単!これから一枚ずつ、『この中に○○な人がいる!』と読んでいくわ」
蝶野「この中の誰かのことを言ってるのだけど、それが誰かは伏せるの」
蝶野「読まれた時に、素直に自分だと白状できた人に1ポイント!動揺したり、下手に隠したりしたら減点ね!」
蝶野「最終的にポイントの多かった隊長の高校には…なんと!」
蝶野「戦車道連盟から特別予算を贈呈しまーす!」
アンチョビ「予算…!?」ギラッ
ミカ「お金…?」ポロン
カチューシャ「ああ!貧乏組があっさり釣られてるわ!」
ダージリン「世知辛いですわね」
ケイ「身売りってこういうことかしら?」
みほ「違うと思う…」
ケイ「ちなみに拒否権は?」
蝶野「あるわよ。ただし」
西「ただし?」
蝶野「普通に名前付きで情報が公開されるだけね」
みほ「デメリットしかない!?」
ダージリン「こんな格言を知っているかしら?『人生、あきらめが肝心だ』」
まほ「もっとましな格言は出てこなかったのか聖グロ!」
西「斯くなる上は、腹を切る覚悟で挑むしか!」
アンチョビ「うまくいけばP40の修理費が…!」
カチューシャ「ま、このカチューシャには暴露されて困るような秘密なんてないけどね!」
ミカ「それにしても、いったいこの投書はどこの誰が送りつけてきたのかな?」ポローン
ダージリン「さあ…?」
蝶野「そーれーでーはー第一弾!まいりましょー!」
蝶野「がさごそがさごそっと…てりゃ!」ズボ
蝶野「まずは小手調よぉ。『この中に一人…』!」
隊長ズ(ごくり…)
蝶野「『ココ○チの10辛カレーを制覇した人がいる!」
まほ「む、私のことか」スッ
蝶野「はい、黒森峰に1ポイント!」
アンチョビ「な、なんだってぇ!?」
ダージリン「あのココ○チのカレー…それを10辛ですって…」
西「私、一度吶喊を試みましたが、あえなく5辛で断念したことがあります!」
みほ「お姉ちゃん、カレー好きだもんね」
まほ「これくらいはできないとカレー好きは名乗れないからな」フフン
カチューシャ「なによ、これくらいのことで得意げになっちゃって」
まほ「…」ギロリ
カチューシャ「ぴっ!?」ビクゥ
ミカ「ふむ、割と普通なお題だったかな」ポロン
ケイ「秘密っていうから、もっとヤバ目なのを想像してたわ」
蝶野「安心して、ヤバイのもあるわ」
みほ「全然安心できないんですけど…」
蝶野「ポジティブ&ネガティブね。どっちの秘密が暴露されるかは読まれるまでわからないわよ」
アンチョビ「できれば評価が上がるようなものを読んでほしいところだなぁ…」
蝶野「はい次ぃ!どんどんいっちゃうわよー!」ガサゴソ
蝶野「『この中に…』」
隊長ズ(ごくり…)
蝶野「『毎晩、ぬいぐるみを抱いて寝ている人がいる!』」
カチューシャ「ぬいぐるみですってぇ?隊長のくせに、子どもっぽい奴もいたものね!」
ミカ「誰も君には言われたくないんじゃないかなぁ?」
カチューシャ「なんですって!」
アンチョビ「といっても…これは予想がつくか?」
まほ「うむ…」チラ
みほ「えへへ…はい…」スッ
蝶野「うんうん、素直でよろしい!大洗に1ポイント!」
アンチョビ「えーっと、あのボコられグマのボコってやつだよな!」
まほ「大洗に移っても相変わらずのボコ好きだな、みほは」
ケイ「ベリーグッド!乙女らしくていいじゃない!」
みほ「な、なんか恥ずかしいな…」
西「…?」
西「蝶野殿、一つ質問があるのですが」スッ
蝶野「あら、どうしたの知波単の」
西「なぜ先ほど、『この中に一人』ではなく、「この中に」とだけ仰ったのでしょうか?」
ケイ「あ、ホント」
カチューシャ「ただの言い間違いじゃないの?」
蝶野「いやいや、間違いなんかじゃないわ。該当者が一人の時はちゃんと一人ってコールするのがルールなの」
蝶野「つまり、今回の場合は該当者は複数いるってことよ!」
西「なるほど、そういうことでしたか!合点がいきます!」
アンチョビ「…複数?」
みほ「それって、つまり私以外に…?」
ミカ「選ばれし者がいるってことだね?」ポローン
ダージリン「………」
ケイ「Hey、ダージリン?なにをだんまりしちゃってるの?」
ダージリン「な、なんのことかしらね」
みほ「ダージリンさん、もしかして貴女も…」
ダージリン「ふ、ふふふ…それは早とちりというものですわ」
ダージリン「まさかこの私が、毎晩ぬいぐるみを抱かないと寝られないとでも…」カタカタカタ
アンチョビ「めっちゃカップ震えてるぞ!?」
蝶野「審判の事前情報の前には誤魔化しなど無意味!聖グロは1ポイント減点!」
ダージリン「ぐっ…!」
ケイ「…え、ホントに抱いて寝てるの」
ダージリン「ちょっと素の反応で返すのやめてくださるかしら…」
みほ「ポイントがなくても減点されるんだ…マイナス点?」
まほ「ダージリン、一つ聞きたい」
ダージリン「…なにかしら」
まほ「…なんのぬいぐるみだ?」
ダージリン「…そんなコトを答える義務はありませんわね」
蝶野「情報によると、テディベアよ」
ダージリン「!?なぜそれを…!?」
みほ「か、かわい~~~!!」
アンチョビ「テディベアを抱いて眠るダージリン…」
カチューシャ「…許すわッ!」
ケイ「むしろ許せるわッ!」
ダージリン「くっ…いかなる時も優雅…それが聖グロの…!」プルプル
西「顔が赤いようですが、お熱でもあるのでしょうか?」
ミカ「キミ、空気が読めない人って言われたことないかい?」ポローン
まほ「しかしなるほど…コトと次第によっては自分がああなるかもしれんということか…」
ケイ「よく考えたら私の学校予算あるほうだし…別に参加しなくても…」
ダージリン「待ちなさい…ここまで来て逃すわけにはいかないわ…」ゴゴゴゴ
ケイ「わ、わかってるわよぉ!イッツジョーク!HAHAHA!」
ダージリン「さぁっ…次のお題に移ってもらいましょうか…?」
みほ「あ、ダージリンさんの目が据わってきてる…」
アンチョビ「あいつ、自分だけじゃ済まさないつもりだぞ…」
ミカ「さて…恥ずかしくない投書だけ読まれ
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