RSS速報
ADHD(注意欠如多動性障害)は発達障害の一種で、ほんの少しの雑音や変化で集中力が阻害されてしまうといった症状がある。注意や関心が制御しづらいため、またワーキングメモリー(短期記憶)が小さいためにミスや不注意が多いのも特徴だ。
現代では複数の薬が開発されており、服薬によって生きづらさが改善されるケースも報告されているが、時は1920年代、まだADHD自体が認知されていなかった時代、集中力を保持できない人の為に開発されたという器具が「アイソレーター」である。
スポンサードリンク
この器具は、ルクセンブルク生まれのアメリカ人SF小説家、ヒューゴー・ガーンズバックが1925年に発明した、ものだ。頭にスポっとかぶり雑音を遮断して視野を限定させる。空気まで遮断されてしまうので、チューブから送られる酸素を吸入しながら使用する。
SF作家が発明しただけに、その形もSFめいているというか拷問器具めいているというか・・・
こんな風に使用するらしい。
実際に使用されていたのかどうかはアイドンノウだが、頭を覆うその器具の重さとか酸素を吸う音とか、別の意味で集中力が阻害されそうっていうか鍛えられそうなのかこれ?
昔の漫画雑誌の裏表紙に良く出ていた、「眠るだけで丸暗記する枕」とか「睡眠学習法」とかに近いスタンスを感じてしまったのは私だけではないはずだ。
via:laughingsquid
▼あわせて読みたい
19世紀、精神疾患患者の治療に使われた遠心分離機
昔の精神病治療に使われていた椅子がわりとマジで怖い
赤ちゃんを檻に入れてベランダに吊るす。当時大真面目に信じられたとんでも育児法「エアリング」
新たに発見された1900年から1930年までの脳外科手術を受けた患者たちの写真(閲覧注意)
生まれてきた時代が違っていたらと思うとぞっとする、中世の奇妙な10の医療行為
拷問器具じゃないっすよ、エクササイズマシンなんです。1800年代に医師が作ったシュールな筋トレ器具。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
シェアする
この記事をシェア :
「知る」カテゴリの最新記事
「歴史・文化」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 3310 points | いったいなぜ?靴下の片方だけが行方不明になってしまう謎が科学者によって解き明かされる | |
2位 3041 points | バイク、ついに空を飛ぶ!「ホバーバイク」が実際に空を飛んでいる映像が公開 | |
3位 2346 points | 美しすぎる。虹色に輝くトウモロコシ「グラスジェムコーン」 | |
4位 2247 points | 筋肉?髪の毛?さあ究極の選択だ。筋肉トレーニングとプロテイン飲料が薄毛を加速させる可能性(英専門家) | |
5位 2084 points | クモはいいヤツ。益虫だし殺したくない、そんなあなたの為の「スパイダーキャッチャー」 |
スポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
なんというかシュールだな。
2. 匿名処理班
アイソレーター使用者の出音≒ダースベイダーの出音
3. 匿名処理班
俺もこれがあればはーばーどだいがくとかはいれた!
4. 匿名処理班
ガスマスクの元祖Tube Helmetを思い出したぞ…
5. 匿名処理班
理屈としては、某ラーメン屋の「味に集中するためのカウンター」みたいなもんですかね?
6. 匿名処理班
どこでも吸える道具としてヘビースモーカー向けへ
需要あるかもしれない
7. 匿名処理班
開発者が技術者や精神科の医者なら分かる。
SF小説家・・・だと・・・
8. 匿名処理班
夏場はヤバそう・・・
9. 匿名処理班
火炎放射しながら襲ってきそうでこわい
10. 匿名処理班
重くて集中できなくなりそう