9247404現場付近で、小さな子どもを持つ女性に取材すると、「(自転車を)1回なんか、使ってみたことはあるんですけど、このだっこひも、なんか緩かったりとかして、自分と体が密着していないときに、落ちそうになるんですよね。危ないなと思って、ちょっとやめました」・・・




「(横断歩道ではないところを、なぜ渡る?)信号がちょっと、あっちじゃないですか。駅があるので、たぶんみんな、駅に行きたいんだと思います」

自転車事故にくわしい専門家は、子どもをおぶっての走行は危険だと指摘する。東京工業大学・鈴木美緒助教は「お子さんを背負っているということで、自転車に乗っている、その方自体の重心が高くなっているというのが、ふらつきやすくなっている原因だったと思います」と語った。





こぎだす際に、車体が5度傾いたとした場合、赤ちゃんをおんぶした女性は、おんぶしていない場合の1.16倍の力で、傾いた方向に引っ張られる。

鈴木助教は「(1.16倍の差があると)女性の場合はやっぱり、腕の力が弱いですので、ハンドルで支えきれずに、転倒してしまうということはありえると思います。後ろのお子さんが見えていないということで、気になったりすることによって、ちょっと集中が、そがれるようなところはあるかなと」と語った。

検証の動画(source: FNNニュース - 自転車事故でおんぶの赤ちゃん死亡 潜む危険を検証しました。

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