ジョジョの奇妙な冒険DU第06話「広瀬康一(エコーズ)」感想
錠前をつけられて困惑する康一君。画面周囲のモヤモヤが不穏な空気感を演出です。
一瞬、チャー研の数百倍の量の陰毛が挟み込まれたのかと見間違えたのは、僕が疲れていたからだと思います。
そんな第6話の感想です。よろしくお願い申し上げます。- ネコの血に塗れながらも横断するアリ達
- 少し気持ち悪い描写で、玉美にたかられている康一君の行く末を心配させるメタファー的表現のようでもあります。
もしくは、ネコの死体の袋に向かおうとしていないところから、ネコの死体はフェイクとの伏線だったのかもしれません。
ハエも近くを飛んでいましたが、そのままネコの死体袋はスルーです。たまたま通りすがりのハエって感じでした。
ジョジョで登場するハエは、第3部だと女帝に食われたり、ンドゥールに石ぶつけられたり
アヌビス神に触れて理不尽な死を迎えたりと不遇な事が多かったので、今回のハエは生き延びただけで大健闘です。 - 仗「あいつ(康一) ガラ悪そうな奴と付き合い多いなー」
億「でも楽しそーだなー」 - 見た目だけでならガラ悪そうなヤツ筆頭の仗助&億泰コンビ。
仗助の自分を棚に上げたようなセリフと億泰の知能指数が低そうなセリフの組み合わせの妙が光ります。
康一君の人付き合いの範囲は、一応劇中描写では承太郎、仗助、億泰ぐらいしか分からないのですが
仗助としては自分を含めて3人ともガラが悪いと認識しているのかもしれません。
承太郎さんはガラが悪いと言えるかは微妙ですが、少なくともガラが良いとは言えないと思います。
もしくは、劇中描写が無いだけでウダラ先輩とかとよろしくやっていても康一君なら不思議ではないかしら。
玉美も見るからにガラが悪いですが、最初から頭身が低いバージョンでの登場です。
イギーとは異なり、流石にアニメのたった一話で頭身がガンガン変わるのは辛かったのでしょうか。
玉美でこれだと、間田先輩も最初からOP映像と同じ低身長バージョンな気がしますが
写真だけは去年の写真だからってことで、頭身の高いコワモテのままで登場してほしいところです。 - やたら前衛的な落書きがされている路面
- 特に玉美が転んで前歯折るポイントには集中線の如く矢印が集まっていました。落書きを細かく見ていけば
コラボのようなお遊び要素が見つかるのかもしれません。SBRのイン・ア・サイレントウェイのダイアモンみたいな。
ですが、個人的にはパッと見では何故かデモンズソウルの血文字を思い出しました。
転んだ際に当たり所が悪くて召された平行世界の玉美達が必死のメッセージを残していたとでも言うのでしょうか。
ジョジョリオンのカツアゲロード付近でも路上ペイントアートが行われていましたし、それのリバーシなオマージュかも。
いやあ、カツアゲロードは近隣住民全員が強力なゲスばかりという、玉美ハードな無法地帯でしたね。 - 心が軽くなった感じだよ
- 罪悪感が消えない限りは、クレイジー・Dで錠前を付けられる前に戻そうとも、ザ・ハンドで削ろうとも
すぐさま錠前がまた出現しそうな玉美のスタンド。戦闘には向かないがハマるとかなり恐ろしいスタンドです。
玉美本体にダメージを与えれば、錠前に跳ね返ると言ってましたが、前歯破損の時に康一君がノーダメージだったので
どこまで玉美の言葉を信じていいかは不明です。玉美のキャラ的にハッタリかましてる可能性も大いにあります。
とは言え、本体ではなく錠前に攻撃した場合も、本体ではなく錠前を付けられた人に還元されそうな雰囲気があります。
だとするなら、ダメージ伝搬についてはビーチボーイの糸と同様と考えても良いのかもしれません。
玉美の台詞に「これは自動的なんだ」という発言が、この前の場面で原作にもアニメにも存在しており
ダメージフィードバックの特殊性について、自動操縦型スタンドの片鱗まで見えてきそうです。
しかしながら、この錠前、逆に罪悪感を感じない人物には無駄無駄無駄というシロモノのようですので
犬猫どころか人間を殺しても罪悪感ゼロのDIOやアンジェロのような真にヤバイ級の奴を相手にするには力不足か。
多分、恋愛モードの由花子にも錠前は無効でしょう。赤信号を勝手に赤になった方が悪いとか言っちゃう人ですもの。 - この音を消しやがれェーッ
- 漫画とは異なるアニメでの音の表現なのか、基本的にはフォオンと効果音のような重低音が響いています。
本当に玉美が感じている様なバギバギビシビシをアニメで流されたら
視聴者も難聴になってしまいますので、テレビ画面の音量としては実際、控えめです。その一方で
視覚イメージ的には、ひっきりなしに玉美の体から描き文字エフェクトが出ているので見た目の五月蠅さは相当でした。 - Cafe Rengatei
鞄持ち玉美のシーンの背景。原作漫画では特に何もない街中でしたが、アニメでは「れんが亭」になっています。
小ネタ的なアレンジなのでしょうが、気づくとニヤリとできる嬉しい場面でした。
以上、先々週ぐらいにアンジェロ岩のアゲハチョウの幼虫がエコーズとリンクしているのではと書きましたが
全然そんなことは無くてちょっと悲しい今週の感想でした。ありがとうございました。