pink



1 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:28:11 ID:G3r
日本のJ ROCK史上、間違いなく名を残すアーティストの1人であるhide。
Xというモンスターバンドに在籍しながら、ソロでも爆発的な人気を獲得していた。

Xにはないポップさや、時代の空気を取り込んだ曲。
創意工夫されたライブパフォーマンス。
オーバーテクノロジー並みに傑出したファッションセンス。

今なお、彼をリスペクトするアーティストは多い。






2 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:33:29 ID:G3r
そんな彼の名曲の一つがピンクスパイダーである。

http://m.youtube.com/watch?v=ZQ51WJybK2k




関連記事:
YOSHIKIさん、HIDEの墓前に「君のために曲を書いたよ」と報告
http://hamusoku.com/archives/8806038.html



3 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:35:03 ID:aL1
なぜピンポイントでそれ
あの空が高すぎたから?




4 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:41:58 ID:G3r
歌詞に関しては適当にググってくれ。

まず、題名にもあるピンクスパイダー。
これは、ピンクと言う色、そして蜘蛛という歪な生き物にhideが自分自身の事である。

曲の冒頭で、この蜘蛛(=hide)が嘘の糸を張り巡らせた狭い世界にいる事が分かる。
蜘蛛はこの狭い世界で、「世界なんてこんなものだ」と達観している。

しかし、それすら嘘であり、世界はもっと広いことを蜘蛛は気がついている。




5 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:45:31 ID:G3r
これはJ ROCK界で頂点を極めたhideの心境であろう。

J ROCK。
中でもヴィジュアル系という狭い世界で彼は神だった。

メジャーシーンを極めるなんてこんなもの。
どこか達観したような、虚しさが込み上げてくる。




6 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:46:31 ID:NSi
ヒデって人凄いんだね




7 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:50:11 ID:G3r
hideこと松本くんはもともとぽっちゃりした冴えない少年だった。
そんな彼があるひキッスのライブを見たことで衝撃を受け、ROCKスターになる事を夢見た。

派手な化粧、狂気に満ちたライブパフォーマンス、過激な曲調。
もともと地味な少年だった彼を、原型がわからなくなるほどに虚飾し作り上げたROCKスター。
それがhideなのだ。




8 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:55:20 ID:G3r
狭い世界にで神様気取りの偽りの自分。

だが、そんな彼に、もっと広い世界から来た鳥が話しかけた。

「お前、そんな狭い世界にいるのかよ?」
「こっちに来いよ」

鳥は蜘蛛が見上げる空を自由に飛び回れる存在。
つまり、hideのいるJ ROCK界よりも広い世界を自由に生きる存在だ。

それが誰なのかは意見が分かれるだろう。
誰か1人の事ではなく、もしかしたらhideのかつて憧れたROCKスター達の総称なのかもしれない。

しかし、ここであえて私はこの極楽鳥とはマリリンマンソンではないかと言いたい。




10 :名無しさん@おーぷん:2016/05/08(日)23:57:15 ID:B2z
婆ちゃんにレスポール買ってもらうボンボン




11 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:00:09 ID:v9W
マリリンマンソンはまぁ知っている人には分かるだろうが、ユニセックスandゴシックandバイオレンスandグロテスクな、まぁ要するに気持ち悪い奴だ。

因みに、わたしはマリリンマンソンにあまり興味はないがこのマリリンのセンスと、hideのソロ初期(レザーフェイスを多用してた頃)などのセンスはその本質に似通ったものを感じる。




12 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:02:41 ID:v9W
ちなみにこんな奴



http://i.imgur.com/EbdHgOv.jpg




18 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:19:18 ID:3I0
>>12
知らない世代はここで笑うだろうな




20 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:20:35 ID:v9W
>>18
今もう、トシとかただのお笑い担当みたいなもんだもんな。

あ、それは元々か。




13 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:04:52 ID:v9W
初期のhideの曲のジャケット

http://i.imgur.com/zEkyjMF.jpg




14 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:07:52 ID:v9W
さて、hideは当時すでにアメリカのコアな奴らには狂信的なスターだったマリリンマンソンと個人的な親交があった。

マリリンマンソンが来日した際、日本人で知っているアーティストを挙げたのは唯一hideだったほどだ。

X解散という憂目に現れた極楽鳥。
マリリンマンソンだ。




15 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:12:21 ID:v9W
極楽鳥はきっとこう言ったのだろう。

「日本なんて狭い世界でなにやってんだ」
「こっちの音楽シーンに来いよ。ら日本なんかより遥かに刺激的で面白いぜ」

日本の中で頂点を極め、どこか飽食していたhideに極楽鳥は問いかける。
事実、日本を極めたhideに、アメリカ進出は見えていたのだろう。

「四角い空」
それは、日本の音楽シーンから見上げた、アメリカの音楽シーンへの入り口だったのかもしれない。




16 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:14:35 ID:v9W
アメリカ進出はもともとXというバンドの夢でもあった。

蝶という言葉をこの曲では度々みかける。
ではこの蝶とは誰なのか?

やはり、個人の事ではないのかもしれないが、私はこの蝶とはヨシキの事ではないかと考える。




17 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:16:53 ID:v9W
Xは元々、様々なバンドからメンバーが集められ構成されている。

しかも、各々がバンドのリーダーである。
hideもまた、横須賀サーベルタイガーという人気インディーズバンドのリーダーであった。

そんな彼らを一つにまとめあげていたのは、ひとえにヨシキのカリスマ性である。




19 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:19:55 ID:v9W
ヨシキは元々からアメリカ進出を目論んでいた。

当時の日本の音楽業界から考えれば、到底実現不可能な目標だろう。

だが、ヨシキはそれを実現する勢いでXを急成長させた。
当時のXの勢いをしるものなら分かるだろう。

Xなら、ヨシキならアメリカの音楽業界に本当に殴り込めるかもしれない。




21 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:22:54 ID:v9W
Xという羽を持つ蝶。

ヨシキの力を借りて、hideは確かに羽ばたいていた。
アメリカでレコーディングしたり、アメリカ住まいなんかもしていた。

おそらくバンドメンバーであったが、この頃のhideに先人に立つヨシキの心は十分に分からなかっただろう。




22 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:24:47 ID:v9W
だが、蝶の羽はボロボロになって行った。

タイジの脱退。
そして、トシの洗脳。

やがてくるXの解散。

羽はもがれた。
蝶の羽では蜘蛛は羽ばたく事が出来なかったのだ。




23 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:27:06 ID:v9W
ROCKスターなんて言っても、所詮はレコード会社に使われる操り人形。

自由なんてない。

まして今までの活躍も、ヨシキという蝶の羽の力。

所詮は他人の掌で踊っていただけの翼のない蜘蛛。

それがhideの自己認識だったのかもしれない。




24 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:30:56 ID:v9W
Xというバンドで目前まで迫ったアメリカ進出。

だが地に落ちた蜘蛛。

そんな彼に問いかける極楽鳥。

「そこにいていいのか?」




25 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:34:22 ID:v9W
そこで彼はhideは決意する。

ソロになってもアメリカ進出する。

憧れたROCKスター達やマリリンマンソンと同じ、世界にを熱狂させるROCKスターに。

あの雲(何かの仕事か、悩み事の暗示か?)が通り過ぎたら。

俺のジェットで本格的に始動だ。

そういう決意が込められた曲なのだろう。




26 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:36:30 ID:v9W
その後、hideはzilchという外国人と組んだ海岸進出のためのバンドを結成している。

彼のジェットならきっと、空を突き抜ける事ができるはずだった。

だが、結果は皆さんのご存知通りだ。




27 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:37:42 ID:v9W
以上が私のピンクスパイダー歌詞考察です。

hideの曲は時代の先端を行くものだったけど、不思議と時間が経つまでも廃れない魅力があると感じています。




28 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:39:22 ID:v9W
今の時代だからこそ、もう一度彼の音楽を聴いて欲しいと思う今日この頃です。




29 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:42:53 ID:v9W
ロケットダイブは幅広くオススメできる曲だと思う!

http://m.youtube.com/watch?v=-qoVeoG8XuU





30 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:43:52 ID:v9W

http://i.imgur.com/SrnVIbw.jpg




31 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:44:05 ID:v9W
では!




32 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:45:17 ID:3Yf
ヂルチでCD発表するちょい前に亡くなったと記憶している




35 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:59:00 ID:v9W
>>32
hideの晩年はロケットダイブ、ピンクスパイダーと今までの彼の楽曲の中でも屈指の名曲を立て続けにリリースしてて、Zilchやらマンソンとのコラボが控えてて、ファッションでもレモネードショップを出してたりという状況だった。
老いて落ち目になっていく彼を見たくないという気持ちもあるが、それ以上にやる事をやりきった彼を見れなかったのが残念だ。




33 :名無しさん@おーぷん:2016/05/09(月)00:48:38 ID:3I0
今の子等はXがどのぐらい人気あったか知らないだろうが知るとビビるぞ



関連記事:
YOSHIKIさん、HIDEの墓前に「君のために曲を書いたよ」と報告
http://hamusoku.com/archives/8806038.html



自身の投影がなかったとも言い切れないが、hide本人はピンクスパイダー=ネットのWeb空間で生きてるおまえらと言っている
1998年のネット黎明期のことである








記事を出した後にコメント欄をまとめて記事中に掲載するという試みをしています。
コメント随時追加していきます。

試行錯誤の段階でいろいろとやっていこうと思っています!
コメントしてくれると嬉しいです( ´∀`)

あと、現在記事とは関係ないコメントも大量にある為、一時承認中にしています。
少し時間経てば掲載されます。管理人とかハム速にご意見ある方はメールフォームでお願いします。

過去の人気記事ランダムぴっくあっぷ
今週の人気記事一覧