江戸川乱歩好きなら、銅版画家・多賀新さんやアーティスト・天野喜孝さんの描いた表紙絵をご存知の方は多いのではないかと思います。
春陽堂書店から出版された江戸川乱歩シリーズは多賀新さんの銅版画が表紙になっており、講談社の「江戸川乱歩推理文庫」は天野喜孝さんが描き下ろした作品ですね。両氏の描いた乱歩の世界は私たちの知る江戸川乱歩の世界を拡張するような素晴らしい表紙でした。
東京、台東区柳橋にあるparabolica-bis(パラボリカ・ビス)で開催される「乱歩頌(トリビュート)」という展覧会は多賀新さん、天野喜孝さんの江戸川乱歩の書籍に使われた作品が展示され、両名だけでなく、奇想漫画家の駕籠真太郎さんの「乱歩漫画」やタップダンサーの米澤一平さんのパフォーマンス、人形作家の日野まきさんの作品も展示されます。
「乱歩頌(トリビュート)」の開催期間は2016年5月13日(金)〜5月30日(月)となっており、多賀新さんのトークショーなど期間中に多くのイベントも開催されますので、是非チェックしてみてください。
レンズの中でもやもやとした像にふわりとピントがあい、
また蜃気楼の中に消えていくという乱歩の筆が舞台として鮮やかに甦った。
「乱歩頌」の展示は、また乱歩の楽しみを拡大していく一歩になるだろう。
日野まきは、新しく乱歩作品を作る。
駕籠真太郎の乱歩漫画、多賀新の春陽堂江戸川乱歩の挿画、
天野喜孝も乱歩の講談社文庫の表紙絵が集結する。乱歩作を題材にした作品を愛でながら、乱歩に再会してお楽しみ下さい。
場所:parabolica-bis [パラボリカ・ビス]
日程:2016年5月13日(金)〜5月30日(月)
営業時間:月〜金/13:00〜20:00 土日祝/12:00〜19:00
入場料:500円(開催中の展覧会共通)
住所:東京都台東区柳橋2-18-11
WEBサイト:http://www.yaso-peyotl.com/archives/2016/03/rampo_tribute.html