ファミコンの箱の側面についてる写真あるじゃないですか。
赤丸で囲った、これです。
拡大するとこんな感じなんですけどね。
この写真、再現できないかなあってふと思ったんですよ。正直もうやってるひといると思うんですけど、なんなら僕もやったことあるような気がするんですけど(笑)、最近もうろく気味でね。
たしか僕の記憶では、この中に“
存在しないはずの謎のカセット”が紛れ込んでいたはずなんですよ。当時、すでに都市伝説化してたような気がします……
検証がてら、再現してみました。
こちら↓
どうでしょうか。
カセットはあえて見やすく並べました(笑) まあまあよくできてるでしょ?
それでは以下に検証結果を発表いたします。
<左側> 上から
『ドンキーコング3』
『ドンキーコングJR.』
『ポパイ』
『マリオブラザーズ』
『麻雀』
『五目並べ』
『ドンキーコングJR.の算数遊び』
『ポパイの英語遊び』
『ベースボール』
<右側> 上から
『ダックハント』
『ワイルドガンマン』
『ホーガンズアレイ』
『テニス』
『ピンボール』
『ゴルフ』
『エキサイトバイク』
『デビルワールド』
『4人打ち麻雀』
『F1レース』
ここで重大なミスに気が付いちゃった!
僕が再現した写真、『テニス』入れるの忘れとる(笑)
しかもそこに場所を間違えて『エキサイトバイク』が!ダメだこりゃ。
どうやら、この「右側の上から4番目のカセット」を特定する作業を先送りしたまま忘れてしまったみたいだ。ああ、痛恨のミス。たしかにこの色は正直わかりにくい。なぜなら『ダックハント』系のカセットの色は『テニス』に比べると若干、青っぽいんですが、かといってテニスは紫なんですね。この箱の写真はちょっと赤っぽいじゃないですか。だから『エキサイトバイク』と間違えちゃったんだなあ。
でも、端にちょっとだけ見える型番とか、模様から判断して右側の上から4番目は『テニス』ではないかと思われます。ということで検証した結果は、
すべて存在するカセットでした。おかしいなあ……
いや、待てよ。
そういえば、旧バージョンの方だったかもしれない。ということを思い出したので、旧バージョンの写真を撮りました。パチリ↓
汚くてすまん(笑)
旧バージョン、つまり「四角ボタンバージョン」のファミコンの箱の写真は、カセットの数がちょっと少ないんですよ。
それでは以下に検証結果を発表いたします。
<左側> 上から
『ドンキーコングJR.算数教室』
『ドンキーコング音楽教室.』
『マリオブラザーズ』
『麻雀』
『五目並べ』
<右側> 上から
『ダックハント』
『ベースボール』
『ポパイ英語教室』
『ポパイ』
『ドンキーコングJR.』
『ドンキーコング』
なんとそこには3本も存在しないカセットが!(赤字)
でも、なんか既視感あるよね。そうなんです。実はこの3本のうち『ドンキーコングJR.算数教室』と『ポパイ英語教室』はそれぞれ『ドンキーコングJR.の算数遊び』と『ポパイの英語遊び』と改題されて発売されているのだ。
しかし残りのひとつ。『ドンキーコング音楽教室』だけは、のちに『ドンキーコングの音楽遊び』と改題されて、当時のチラシにはタイトル画面付きで宣伝されていたのにも関わらず発売中止となってしまった。故に『ドンキーコング音楽教室』及び『ドンキーコングの音楽遊び』はファミコンにおける発売中止ソフトの第1号と呼ばれているのである。
当時のチラシ(別のやつ)。7番目に『ドンキーコング音楽教室』の文字が見える。 したがって、旧バージョンのファミコンの箱の写真を再現するのは、逆立ちしたって無理のであった。めでたし。めでたし。(別に、めでたくねえし!)
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