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たとえ人形であろうとも夜に遭遇すれば、小走りで通り過ぎたくなるだろう。それが大量にいるとなればなおさらだ。一時は1200体もが立ち並んでいたというフィンランドのカカシ集団は、夜見たらゾンビが襲来したと思うに違いないほどには不気味である。
これらのカカシは地元のアーティスト、レイヨ・ケラ(Reijo Kela)さんが手掛けた作品の一つだ。
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The Silent People by Reijo Kela
現在は、カイヌー県スオムッサルミでこの光景を見ることができる。これらのカカシは1994年、"静寂の人々”を意味する「Hiljainen Kansa」というタイトルで、首都ヘルシンキのラッシーラの野原に設置されていた。その時は1200体もあったそうだ。その後1998年に行われた首都の展示会に出品する際、積載量の関係で700体に減らされた。その後カカシたちはスオムッサルミに安住の地を見つけ現在に至っている。
冬の間は不気味な雰囲気で、カラスでなくとも近寄りがたい。
夏の間は不気味さは薄れるようだ。
これを作り上げたケラさんはダンサー兼振付け師だそうだ。作品の意図は不明で、見た人の想像力を大切にしたいという考えから、この作品の意図の説明を断っているという。
多くの人はこのカカシたちから忘れ去られた人たちの悲しみのようなものを感じ取るそうだ。一説ではフィンランドとソ連の冬戦争(1939-1940)の犠牲者たちへのモニュメントではないかと言われている。
画像はカカシと写るReijoさん
via:Hi, found this subreddit today and thought i might share something i recently passed by. Hiljainen Kansa Art by Reijo Kela・translated by perfumoon / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
名前を当てたら、振り返りそうだね
2.
3. 匿名処理班
見たらショック死する
自信がある
4. 匿名処理班
佇むヒトガタ達という名のロールシャッハテスト
夏は賑やかだけど、やはり冬は物悲しい雰囲気を感じるなあ
5. 匿名処理班
氷付けサンタホラーを思い出す
6. 匿名処理班
彼らは一体何を守っているんだろうか