9to5Googleは11日(現地時間)、5月18日に開催が迫るGoogle I/O 2016において、米グーグルがスタンドアロン型のVRヘッドセットを発表する見込みと伝えています。
PCやスマートフォンとの接続を一切必要としない「Microsoft HoloLens」
9to5Googleによると、「Android VR」は「Microsoft HoloLens」と同じくスタンドアロン型のVRヘッドセットとして発表され、「Oculus Rift」や「HTC Vive」より処理能力の低いデバイスとなるものの、スマートフォンを装着して使用するタイプの「Gear VR」よりも優れたVR体験を実現させるものになるとのことです。
なお2月には、The Wall Street Journalによって、新型VRヘッドセットに搭載されるプロセッサや各種センサー類の供給が、モーション処理専用チップやコンピュータによる高度な画像処理を行うデバイスの製造大手である米Movidiusが担当する見込みと報じられています(過去記事)。
一方で、「Google Cardboard」と同じ方式を採用しつつも、より上のグレードに位置付けられた新型VRヘッドセットが登場する可能性も指摘されていますが(過去記事)、現在グーグルは2種類のVRヘッドセットを開発しているということなのでしょうか。
「Google Cardboard」
グーグルは近い将来にも、新たにAndroid OSにVR関連の機能や要素をシステムレベルで統合する見通しとされており、そのことについてもAndroid VRや正式版「Android N」と同時に発表されることになるかもしれません。
Google I/O 2016は、グーグル本社のある米マウンテンビューにて、5月18日から20日にかけて開催される予定です。
[Twitter[1]、[2] via 9to5Google]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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