ついにヘイトスピーチ対策法が成立へ。5月13日にも本会議で可決(日本)
2016.5.12 09:30 知る・歴史・文化 # コメント(-)
時事通信社の伝えたところによりますと、人種や国籍などの差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)対策法案が今国会で成立する見通しとなった模様です。
同法案を審議する参院法務委員会が11日の理事懇談会で、12日の採決で合意。民進党など野党も賛成し、13日にも本会議で可決、衆院に送付される運びとなりました。
法務委では、与党案と民進党などが提出した野党案が並行審議されており、12日に採決するのは与党提出の修正案。野党案を採決するかどうかは引き続き協議するそうです。
与党修正案は、ヘイトスピーチについて「生命や身体に危害を加える旨を告知し、著しく侮辱するなど、外国出身者であることを理由に、地域社会から排除することを扇動する不当な差別的言動」と定義。野党の要求を受け、「侮辱」を追加しました。その上で、政府に対し、こうした言動の解消に向けた教育などの推進を求めています。
ただ、憲法の表現の自由との兼ね合いから、罰則は設けなかったとのこと。
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