ほむら「聖なる物に飢えている悪魔がIIび蘇る」
- 2016年05月13日 23:40
- SS、魔法少女まどか☆マギカ
- 1 コメント
- Tweet
ほむら「あー、私悪魔になっちゃったわー(棒読み)」
クララドールズ「ハッピーバースディ、デビルホム(棒読み)」
QB「いや、悪魔って君が勝手に言ってるだけだから。
確かに君は並の魔法少女よりも強力な魔法少女(痴女)になったかもしれないけど、悪魔とかないから。
もうそれただの中二病だから。お前今後一切馬鹿をマミにするなよ」
ほむら「でも悪魔って何すればいいのかしら? いざなってみると何をすればいいのか分からないわ」
QB「君達と議員はいつもそうだね。事実をありのままに伝えると決まって聞こえないふりをする」
ほむら「とりあえずググってみようかしら」
QB「悪魔が人類の英知に敗北した瞬間だね」
ほむら「どうせなら強そうなのがいいわね。地獄の副大魔王で検索…と」
QB「いや、副っておかしいよね? そこ地獄の大魔王でいいよね?」
ほむら「デーモン閣下…という人が地獄の元副大魔王らしいわ。
あら? でもこの人、確か相撲の解説者じゃなかったかしら…」
QB「訂正するほど間違ってはいないね」
ほむら「うーん…どう見ても白塗りの人間よね…これじゃ氏神一番と何も変わらないわ」
QB「そこで例えとして氏神一番が出てくる事に驚きを禁じ得ないよ」
ほむら「あら? この動画は…?」
https://www.youtube.com/watch?v=UVxVzsK1Gos
QB「…………」
ほむら「人間業じゃないわ」
QB「訂正するほど間違ってはいないね」
https://www.youtube.com/watch?v=RHs9zdMQvFM
ほむら「そもそも貞子と伽椰子の仲裁をしてる時点で人間じゃなかったわ」
QB「訂正するほど間違ってはいないね」
ほむら「…決めたわ。デーモン閣下こそがたった一つだけ最後に残った道しるべ…
私、閣下のような歌って相撲開設の出来る悪魔になるわ!!」
QB「ええー…」
~翌日~
まどか「ねえ、ほむらちゃ…って、その顔どうしたの!?」
ほむら「顔? これが私の素顔だけど、どうかしたのかしら?」
まどか「だ、だって顔が白いよ!? そんなの絶対氏神一番だよ!」
QB「何なの? -O・EDO-再評価されてるの?」
ほむら「それより、何の用?」
まどか「あ、うん…その…そういえば私、ほむらちゃんの誕生日知らなかったから、よければ知りたいなって…」
ほむら「誕生日…そういえば、私ももう10万14歳になるのね」
まどか「10万!?」
QB「君のループ回数次第では冗談ですまないんだけどね」
まどか「ほむらちゃん、紀元前97998年生まれだったの!?」
ほむら「ええ、サタンだからね」
QB「サタンではねーよ」
まどか「…なんでだろ。私、ほむらちゃんのこと信じたいのに…嘘つきだなんて思いたくないのに…
ほむらちゃんの言ってることが本当だって思えない」
ほむら「まどか…」
気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく。多分私はもうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う)
QB「まあ迷子にはなってるね。間違いなく」
まどか「だってほむらちゃん、昨日まで普通の顔だったよね?」
ほむら「!?」
まどか「昨日の夜急に悪魔として目覚めたの? 違うよね。ほむらちゃん紀元前97998年生まれだもんね」
ほむら「そ、それは…その…くっ、こんな時はWikipediaで――――」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%E9%A3%A2%E9%AD%94II%E3%AE%E6%AA%E9%AD%E7%A8%E8%AA%9E%E4%B8%E8%A6%A7
ほむら「あったわ、悪魔用語の一覧! ええと…そう、昨日までのは世を忍ぶ仮の姿よ!」
まどか「そ、そうなんだ! 世を忍ぶ仮の姿ならしょうがないね!」
QB「ええー…」
ほむら「流石は閣下だわ! 聖飢魔IIがカブキロックスのようなただの色物で終わらなかったのは
高度な歌唱力、演奏レベルはもちろんの事、練りに練られた設定があってこそだったのね!」
QB「君達何か氏神一番に恨みでもあるの?」
ほむら「ひいっ!」
杏子「な、何だよ? つーかお前の顔こそ何だよ」
ほむら「さ、佐倉杏子…あなたいったい何を食べているの…?」
杏子「何って…見りゃ分かるだろ。林檎だよ」
ほむら「いいえ…それはただの林檎じゃないわね」
杏子「へえ、よく分かってんじゃん。この種類の林檎は最近甘味が足りないって事で流通が少ないから
産地から直接取り寄せてるんだよね」
QB「その金どこから出てるの?」
ほむら「そう…それは紅玉という種類の林檎。
じゃあ、あなたはその紅玉が青森県南部地方及び岩手県地方において何と呼ばれているか知っているの!?」
杏子「いや、知らねーけど」
ほむら「知っていても初めて聞いたかのように驚くように」
杏子「聞けよ」
ほむら「ななななな何と、青森県南部地方及び岩手県地方において…
紅玉の事を満紅と呼んでいるのよ!!」
ほむら「…………」
杏子「へー、そうなんだ」
ほむら「!?」
杏子「教えてくれてありがとよ。じゃ、あたしこっちだから」
ほむら「…………」
QB「…………」
ほむら「林檎の話をすると、多分杏子がひどい目にあうわ」
QB「…………」
ほむら「それはこれが悪魔の実だからよ!」
QB「訂正するほど間違ってはいないね」
~~~
さやか「あ、杏子いいもの食べてるじゃん。あたしにも一個ちょうだい」
杏子「ん? しょうがねーな。さやかの頼みならやるよ、あたしのマ〇コ」
さやか「何言ってんのよあんた!?」
マミ「ちょっ…暁美さん、なんて顔してるの!?」
ほむら「ああ、これは悪魔の――――」
マミ「人間界ではちゃんと世を忍ぶ仮の姿でいなきゃ駄目じゃない!」
ほむら「!?」
~~~
ほむら「あなた…何者? 本当に巴マミなの?」
マミ「ご挨拶ね、暁美さん。私はあなたが知ってる通りの巴マミよ」
ほむら「私が知ってる通りの…?
つまり、強がって無理しすぎてそのくせ誰よりも中二病で痛い技名を平然と叫ぶ巴マミかしら?」
QB「そのくせの使い方間違ってない?」
マミ「…え、ええそうよ。その巴マミよ。もっとも、それは世を忍ぶ仮の姿にすぎない!」
ほむら「っ……まさか、あなた……!」
マミ「そう、私の真の名はゼノン…ゼノン巴よ!!」
マミ「…………」
ほむら(何故ゼノン…体形が近いからかしら)
マミ「暁美さんは見た所、閣下宗かしら?」
ほむら「え? か、かっかしゅう?」
マミ「ええ、今で言う推しメンみたいなものね。
もっとも、それが行き過ぎて宗派対立が起こるのは一信者としても好ましくないのだけど」
ほむら「そ、そう…随分と詳しいみたいね」
QB「聞いて驚くといい、暁美ほむら。
マミは何とテラフォーマーズリベンジのOPを聞いて以来の信者だよ」
ほむら「くっそ最近じゃねーか」
マミ「まあそれは冗談として…私は再々集結くらいからの信者かしら。
でも、Tribute to JAPANも参拝したし、地獄の再審請求は控訴も上告も参拝券取れたのよ。
魔人倶楽部IIIに入っててよかったわ」
ほむら(な、何がなんだか分からない…)
マミ「見た所、暁美さんも随分と年季が入ってそうね」
ほむら「え? そ、そうね…っていうか、本物の悪魔だし…」
マミ「うんうん、意気込みとしては十分よ。聖飢魔IIの話が出来る友達なんていなかったから、嬉しいわ」
QB「マミはそもそも友達がいないけどね」
マミ「それで、暁美さんはどの曲が一番好きなの?」
ほむら「え? わ、私?」
マミ「私は、そうねぇ…悪魔のメリークリスマス(完結編)かしら。
ああ、でもやっぱりFIRE AFTER FIREは外せないわよねぇ。エガオノママデみたいな曲もいいしー。
SILENCE OR VIOLENCE?は一度でいいからミサで聴いてみたかったなー」
ほむら「…………」
ほむら「え? あの、その…」
QB「惨めだね、暁美ほむら。
合コンで大した趣味もないから『趣味は映画鑑賞です』とか言ったら面子の中に映画通がいた時くらい惨めだ」
ほむら(うっさいわね! 後、例えが分かりそうで分かりにくいのよ!)
ほむら「え、ええと…蝋人形の館? とか?」
マミ「ふーん…悪くはないけど、模範的回答ね。
まるで『江戸川乱歩作品で何が好き?』と問われて芋虫と答えるにわかのようだわ」
ほむら(その例えはまったく分からないわ…)
マミ「そうだ、これ貸してあげる。
大教典(アルバムのようなもの)30枚に小教典(シングルのようなもの)28枚。
明日感想聞かせてね」
ほむら「明日までに全部聞けと!?」
~~~
さやか「マミさん、あたし江戸川乱歩読んでみたいと思ってるんですけど、おすすめとかあります?」
マミ「人間椅子」
~翌日~
マミ「それで、全部聴いて来たかしら?」
ほむら「無茶言わないで…一日は24時間しかないのよ。
こんな時、時間停止でも時間遡行でも使えればと思うわ…」
QB「痴女みたいな衣装と引き換えになくしたものは大きかったね」
ほむら「それでも、徹夜して聴けるだけは聴いてきたわ」
マミ「じゃあ、好きな曲は?」
ほむら「世界一のくちづけを、もしくはT列車で行こう」
マミ(時間を遡る曲ばっかりね…)
ほむら「もしくはギロチン男爵の謎の愛人」
QB「君にだけは絶対にまどかを近付けてはいけない気がするよ」
ほむら「冗談よ。後は犬のようになめろとか」
QB「たいして変わらねーよ」
マミ「私はSTILL ALIVEなんて暁美さんに似合うと思ったんだけど」
ほむら「やめて。泣くわよ。いろんな意味で」
QB「もう誰もが信じられないなんて台詞みたいだけど本気で思って泣いたんだよねw」
ほむら「殺す」
ほむら「そうだ、悪魔に詳しくて人の生き血を浴びる事でその胸部の脂肪の張りを保ってそうな
あなたを見込んで訪ねたい事があるのだけど」
マミ「そ、そこまではやってないわよ! 誰が血の伯爵夫人よ!」
ほむら「悪魔って何をすればいいのかしら? とりあえず具体的な事が何も思いつかなかったから、
美樹さやかにはノリでこの世界を滅ぼすのもいいかも~的な事を言ってはみたのだけど」
QB「僕は別に過去と未来の全てが見えたりなんてしないけど、
事前の計画を立てずにお金を借りて破産する君の未来だけは見えるよ」
マミ「世界を滅ぼす…ねぇ。残念ながら、それでは悪魔としてはまだ半人前。聖飢魔IIでいえばジード飯島レベルね」
ほむら「そ、そ
コメント一覧
-
- 2016年05月13日 23:53
- 正義のために
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
LINE読者登録QRコード
スポンサードリンク