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こちらはコメントにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【名無しの鬼女】 さんありがとうございます！

[投稿日時] 2016年05月11日 14:52
■体験談

義実家のお隣がキチだった。

私の親は筋金入りの毒親。
結婚したあとはほぼ絶縁状態。
事情を知る義実家からは「自分の親だと思い何でも頼ってくれ」と言ってくれたいい人達。
ある時何かお礼がしたくて、腰がもうよくないトメに代わって長い間手入れされてない庭を手入れさせてもらうことに。
長いこと放置された庭は土地ばかり無駄に広いが為に草むしりだけでも半日かかる。
トメは「気持ちだけで十分だから無理しないでくれ」と言ってたけど、普段顔を出すと「いいからいいから、嫁ちゃんは座ってなさい」と上げ膳据え膳させてもらってるから頑張った。






7日に分けて草むしりや昔ガーデニングしてたと思われる一角を綺麗に整備して、伸び放題だった松も散髪してあげた。
ついでに外壁が汚かったのでぐるーっと落とせる範囲を綺麗に掃除して、ホームセンターで買ってきた花を植えてちょこちょこ飾り付けてあげたりして物凄く綺麗になった。
元々掃除は好きな方だし、祖父母の家で松を切るのをよく手伝っていたので、褒められるほどうまいわけじゃないけど綺麗にはなったと思う。
トメも綺麗に整備された庭と家回りを見て「本当にありがとう、プロの人にお願いしたみたいにとっても綺麗ね」とベタベタに褒めて感謝してくれた。

そしたら隣に住む中年夫婦の奥さんが義実家に凸するようになったらしい。
最初は「嫁いできたお嫁さんに一人で庭整備をさせる鬼トメ」的な事を言っていたらしいけど、ピカピカの庭を見て「うちもやるように言え！」と言ってきたらしい。
「うちは嫁ちゃんが厚意でしてくれたもの。あなたの言ってることはおかしい」と都度反論するも、「鬼ババ！」と罵倒されトメも困っていました。
ある時私がいつものように義実家に遊びに行った時、駐車場に車を泊めて降りた所で、例の隣の奥さんに声をかけられた。 
「こんなに綺麗に出来るなんてすごい！」
「私は忙しいし身体が弱いからこんなことできないので羨ましい」
「トメさんに言ったらあなた(私)を使っていいと言っていたので、今からうちにしてさっそく作業してほしい」と言われたので
 
『えっ！！普段はパチンコ、旦那さんがいない昼間は男連れ込んでよろしくやる元気があるのに、庭掃除は出来ないんですか！
旦那さんに協力するよう私からも口添えしましょうか！？』と出来るだけわざとらしく大声で言うと「ちょ、なんでそれ、あんた！！いい加減にっ…！まって声大きいから！！」と肩をどつかれました。
『あーれぇえ』と盛大にぶっ飛び、コンクリートにスライディング。もう半袖の時期だったし足にも腕にも擦り傷、打ち所悪く(自業自得だけど)青アザにもなる程わざと転んだ。

ただならぬ雰囲気に近所はもちろん、トメも家から出て来て、コンクリートに座り込んでる私の手足は傷だらけ、シクシク泣く私を見て「うちの嫁ちゃんになんてことをおおおおおお！！！！」とトメ、ぶちギレ。
「この女が勝手に転んだ！頭おかしい！軽く押しただけなのにわざと転んだ！はめられた！」と女は叫んでいた。事実だけど、誰も信じなかった。
『私が、お隣さんのお庭の整備をお断りしたから…ｳｯｳｯ』とマヤると、ご近所はヒソヒソ。
「絶対許さないからな！」と怒って家のなかに逃げ帰ったお隣さんは、ご近所のヒソヒソに耐えられず旦那に言ったことで結果的に自爆。
離婚になりお隣は空き家になった。
トメは怪我した私の足や腕を消毒しながら「とても助かったけれど、もうこんな痛い思いして助けてくれる事はしちゃいけないよ。でも私のためにありがとう」と、私のマヤに気づいていた。

トメとは今でも仲良しです。
旦那とよりも仲良しです。



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