東京五輪招致の際、日本関係者巨額のワイロを渡した疑惑が報じられ、

徐々に実態が解明されてきています。

画像:【五輪開催地決定】 
五輪開催地決定
http://www.dailysabah.com/sports/2016/03/03/tokyo-2020-olympics-being-probed

12日、フランス検察当局は、当時国際オリンピック(IOC)委員だった国際陸連のラミン・ディアク前

会長の息子が関係する銀行口座に、日本から2億2300万円の振込みがあったと公表。

画像:【ラミン・ディアク前会長】
ラミン・ディアク前会長
http://www.telegraph.co.uk/sport/othersports/athletics/11974834/Former-IAAF-chief-Lamine-Diack-quizzed-by-French-police-over-alleged-corruption-and-cover-up-of-Russian-dopers.html

その後、日本政府や関係組織などが、「正当な業務委託の対価として支払った」と反論。

13日、新聞各紙が振込先の口座について報道を始めました。

NHKによると、振込み先は国際陸連のラミン・ディアク前会長の息子と親しい間柄にあるとされる

シンガポール人イアン・タン・トン・ハン氏の口座。

タン氏の会社ブラックタイディングス(日本訳:黒い便り)を登記簿でみると2006年4月に設立され、

2014年7月に停止しています。
(なお、2020年東京五輪・パラリンピック招致委員会は2014年1月に解散)

会社の所在地とされるのはシンガポール東部にある古い公営住宅の一室。

タン氏の家族と住んでいることが確認されましたが、近所に住む女性は

「家族は知ってるが男性の姿は見たことがない。
この公営住宅で会社を経営している人がいるなんて聞いたことがない」

と驚いた様子で話したとのことです。

こちらは共同通信が取材した実際の公営住宅の一室。

公営住宅の一室
http://www.sankei.com/smp/sports/photos/160513/spo1605130052-p1.html

またタン氏がコンサルタントをしていたスイス中部にある会社AMS社に毎日新聞が直接取材した

ところ、インターホンを鳴らしても応答がなく、電話をかけても

「ただいま応答できる者がおりません。メッセージを残してください」

との自動音声が返ってくるだけでした。

謎は深まるばかりです。

2億3千万円は果たして正当業務への対価だったのでしょうか・・?

相当怪しい感じはしますね・・Rolling Eyes