モバP「ヤンデレタイプチェ―――ックッッッ!!!!
ちひろ「あら晴ちゃん、あなたヤンデレみたいね?」
晴「は? 何言ってんだよちひろさん?」
ちひろ「この前、アンケート用紙に色々と記入してもらったでしょ? それによると晴ちゃんはヤンデレって結果が出たのよ」
晴「いやだからさ、ヤンデレってなんだよ?」
ちひろ「聞いたことないかしら? ほら、相手のことが好きすぎて病んでしまうっていう………」
晴「聞いたことあるような気するけど………オレがそれだって? そんなわけないだろ」
ちひろ「う~ん……どうも晴ちゃんはヤンデレをあまり理解してないみたいだし、ここは自己啓発も兼ねて研修するとしますか」
晴「はぁ? 研修?」
ちひろ「敵を知り、己を知るとも言いますからね。さぁ、行きますよ♪」
晴「お、おい! ち、ちひろさん!?」
―――――――――
ケース①
卯月「~~♪ ~~♪」
P「あ、あの卯月?」
卯月「何ですか、プロデューサーさん?」
P「その~そろそろ仕事したいからさ。いい加減俺の膝の上から離れてくれないかな?」
卯月「あっ、ごめんなさいプロデューサーさん! 私気がつかなくて………」
P「いや、いいんだよ。さぁ、離れて―――」
卯月「でもダメです」
P「な、なんで?」
卯月「もう、何言ってるんですかプロデューサーさん。そんなのわかりきってる事でしょう?」
卯月「だって私―――」
卯月「プロデューサーさんから離れると死んでしまいますもん♪」
P「えぇ~………」
卯月「愛し合う者は常に二人でいなきゃダメなんです。それが普通なんです」
卯月「離れてしまったら、その瞬間に二人とも死んでしまうんです。それが常識なんです」
卯月「プロデューサーさんもわかっているでしょう?」
P「え、えっと………」
卯月「だから私達はずっとこうしてくっつき合わなきゃいけないんです」
卯月「プライベートでも、お仕事をしてる時でも、どんな時でも」
卯月「そうしなきゃ死んじゃうんです。だから仕方がないんです」
卯月「プロデューサーさんだって死にたくなんてないですよね?」
P「いや、えっと………」
P「そのー………う、卯月?」
卯月「何ですか?」
P「べ、別に離れても死にやしないんじゃないかな~って………」
卯月「えっ………?」
卯月「もう、何言ってるんですかプロデューサーさん。死ぬに決まってるじゃないですか」
卯月「私、離れるって想像しただけで死にそうなほどに胸が苦しくなっちゃうんですよ?」
卯月「プロデューサーさんもそうでしょう?」
P「いや、その………」
卯月「死んじゃいますよね?」
P「え、えっと………」
卯月「死 に ま す よ ね ?」
P「………」
P「そ、そうだな! 死ぬな! 離れたら俺死んじゃうなぁ~~!」
卯月「ですよね~♪」
卯月「えへへ♪」ギュウウウウ
P「あぁ………(白目)」
ちひろ「あれがケース①『依存型』と呼ばれるやつね」
ちひろ「あんな感じに対象にひたすら依存しまくって離れようとしないんです。肉体的にも精神的にもね」
ちひろ「ヤンデレといえばこれを連想する人が多いんじゃないとも言われるほどにオーソドッグスなタイプですね」」
晴「ふーん」
ちひろ「流石普通に定評のある卯月ちゃん。ヤンデレになってもスタンダードですね♪」
晴「あれで普通なのか………」
――――――――
ケース②
P「あのさ、乃々」
乃々「な、何でしょうか……ぷ、プロデューサーさん………」
P「その~………あれなんだけどさ………」
乃々「はい?」
P「そろそろこの手錠外してくれない? 後ついでに外に出してくれない?」
乃々「むーりぃー」
P「えぇ~………」
乃々「プロデューサーさんが…ほかの女の子と話すなんて………想像するだけでむーりぃーです………」
乃々「だ、だからこのままずっと、もりくぼの隠れ家にいれば解決すると思います………はい」
P「根本的に解決してないと思うんですけど?」
P「いやでもしょうがないやん!! 俺プロデューサーだし! 他の女の子と話さなきゃ仕事できないし!」
乃々「あうぅ……だったら仕事辞めればいいと思うんですけど………?」
P「いや、それだったら俺生活できなくなるし………」
乃々「もりくぼが全て養いますから………」
P「いや、そういうわけにもいかんだろうが」
乃々「もりくぼ、総選挙で4位……でしたよ?」
P「あっ、うん。それは本当におめでとう」
乃々「だ、だから………これから益々仕事増えると思います………」
乃々「ぷ、プロデューサーさんの一人か二人ぐらいなら余裕で養えると思いますし………」
乃々「だ、だから……プロデューサーさんはもうお仕事なんかしないでいいと思います……」
乃々「むしろ、他の女の子と会わないようにするためにも、ずっとここで…もりくぼに養われるべきだと思います……はい」
P「ええぇぇ………」
P「あのなぁ~乃々………」
P「いや、でも………理由はどうあれ、消極的なお前が仕事にやる気出すなんてなぁ」
乃々「え、えらいですか………?」
P「ああ、偉いぞ偉いぞ。いい子いい子」ナデナデ
乃々「え、えへへへ………///」
P「だから俺を開放してくれない?」
乃々「むーりぃー」
P「ちくしょう!!」
P「なぁ、頼むよ乃々! 俺を解放してくれ!」
乃々「むーりぃー」
P「仕事に行かせてくれ!! 必ずまたここに帰ってくるから!」
乃々「むーりぃー」
P「じゃあ、せめて拘束を解いてくれ!!」
乃々「むーりぃー」
P「くっ………お前、ずいぶんと意志が強くなりやがったな………!」
P「いいか乃々、とりあえず俺の話を聞いてくれ!」
乃々「………」
P「お前が俺の身を案じてこんなことをしたんだろうが。それは間違っている!」
P「こんな形で全てお前が養うなんてしてみろ。俺は確実にダメ人間になってしまう!」
P「お前に寄生するようなヒモ男になってしまうんだぞ! お前はそれでもいいのか?」
乃々「プロデューサーさんが………ヒモ………」
乃々「………」
乃々「そ、そんなの………むーりぃー!!」
P「おおっ、そうだろうそうだろう! だから俺を解放して―――」
乃々「―――でもないです……」
P「えええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!!???」
乃々「もりくぼなしでは……生きてられないプロデューサーさん……」
乃々「い、いいと思います………はい………えへへ///」
P「」
ちひろ「あれがケース②『独占型』と呼ばれるやつですね」
ちひろ「愛する人を自分だけの物したい。そのためならどんな手段も辞さないってタイプです」
ちひろ「これも割とスタンダードですね。ヤンデレ=監禁ってイメージを持ってる方も多いだろうし」
晴「ふ~ん………ってかPを助けなくていいの?」
――――――――
ケース③
美城「急で悪いが、君にはこれから私と共に○×放送の会議に出席してもらう」
P「えっ、今からですか!?」
美城「先方に都合が入ってしまったようでな。まぁ、仕方ないだろう」
P「そ、そんな……ど、どうしよう?」
美城「どうした? 何か問題でも?」
P「実はこの後、はぁと………いや、佐藤心さんのレッスンを見てあげる約束をしたのですが………」
美城「君はそんな個人との約束と、会社の経営に関する大事な会議に出席するのと、どっちが重要なのかもわからないのか?」
P「も、申し訳ございません!」
美城「わかったのならさっさと行きたまえ。私も後で合流する」
P「わ、わかりました。では、失礼します!」
タッタタタタタタッ
美城「まったく……何を考えてんだか彼は」
美城「さて、私も支度をするとしよう」
ガチャリ
心「どうも、失礼しまーす♪ てへっ☆」
美城「うわっ!? あ、貴方は佐藤さん!?」
美城「な、なんだ? 私に何か用でも?」
心「いやぁ~、実ははぁと、専務に一つ聞きたいことがあるんだぁ~ん♪」
美城「私に聞きたいことだと………?」
心「うん。はぁとのプロデューサーに急に仕事を押し付けてさ、レッスンを見るって言う約束を破棄させた件についてなんだけどさー♪」
美城「えっ?」
コメント一覧
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- 2016年05月15日 22:21
- はるちんかわいい
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- 2016年05月15日 22:21
- ヤンデレっていうよりメンヘラみたいな感じのタイプ混じってない?
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- 2016年05月15日 22:27
- 卯月のレベルで普通かよ…
このPは誰かに刺されて死ぬんだな
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- 2016年05月15日 22:31
- すっかり晴は、ラブホがホームになっているのな。
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- 2016年05月15日 22:33
- 晴ちん出て来るとアヤツのSSかと身構えてしまうわ
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- 2016年05月15日 22:34
- ヤン(キー)デレが良いと思います
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- 2016年05月15日 22:34
- 一方そのころかえみゆは↓
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- 2016年05月15日 22:35
- >オーソドッグス
つまり犬
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- 2016年05月15日 22:36
- >>卯月「愛し合う者は常に二人でいなきゃダメなんです。それが普通なんです」
おう、某サンタの常に二人でいる(物理)やめーや
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- 2016年05月15日 22:38
- ザクッザクッグフッグフッドムッドムッザクッアメイジングッww
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- 2016年05月15日 22:40
- 素直に言うこと聞いちゃうポンコツヤンデレさんが一番ですわ
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- 2016年05月15日 22:46
- まゆは公式でヤンデレではないから!
でも、デレマスイチ、ヤンデレが似合う娘ではあると思う
個人的にはまゆは策略型と排除型混じりの逆依存型がいいかなって
対象を貶めずに周りを徐々にフェードアウトさせ自分がいないとダメなようにしていく、みたいな
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- 2016年05月15日 22:49
- 光がヤンデレ…
つまり、正義が悪に堕ちるというわけか…
なんだか、興奮してきた(ヌギヌギ)
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- 2016年05月15日 23:00
- ヤンデレ森久保に監禁されて共依存になりたいんじゃ^~
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- 2016年05月15日 23:03
- 愛し合う二人はいつも一緒。
「凛ちゃん、未央ちゃんへ。港の廃工場に二人で来てください。でないと、二人の大事なプロデューサーさんを七面鳥の代わりに食べちゃいますよー……」
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- 2016年05月15日 23:14
- カッターが活躍する世界か…
まだ大人組が残ってるし、確かに晴は子供だな。
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- 2016年05月15日 23:15
- 専務だったっけ?
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- 2016年05月15日 23:19
- 最後が晴だから奴のかと思ってしまった
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- 2016年05月15日 23:25
- ※17
昇進したんだよ。アニメの話だけど。
恐怖を押し殺して、勇気と正義感でヤンデレに真っ向から立ち向かう。そんな主人公が現れないかな。
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- 2016年05月15日 23:32
- ※19
さんくす
アニメは「私、アイドルやめる!」のとこで見るのやめちまったから知らなかったわ
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- 2016年05月15日 23:52
- ※5
いや、これアヤツのSSだけど。
何でパラガスPの後書きをカットしてあるんだ?
前回も後書きをカットしてた為に、パラガスP本人の作品なのに※欄でパラガスPのパクり扱いされて無かったっけ?
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- 2016年05月15日 23:55
- 割りと本当にいつものバラガスっぽいんだが…模倣だとしたらすげー上手い
晶葉タイプは面倒くさいけど、構っている内に自分がヤンじゃって共依存になりそう
よし、森久保ォ!養ってくれ!
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- 2016年05月15日 23:58
- カッターナイフで心臓刺して殺せるかな?