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【艦これ】深海提督「とことんゲス野郎」|エレファント速報:SSまとめブログ

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【艦これ】深海提督「とことんゲス野郎」

1: ◆tno7Rw/Ag0eZ 2016/05/18(水) 01:51:40.15 ID:9+2unP/A0

正義の味方提督【艦これ】

このスレの続編…というか単に世界観が一緒です
上記スレの艦娘とかがちょろっと出てくる予定がある程度



3: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 01:54:00.79 ID:9+2unP/A0

深海提督「俺たちが戦う意味ってなんだと思う?」

重巡ネ級(以下ネ級)「戦う意味…ですか」

深海提督「そうそう」

重巡ネ級「恨み、怨念、憎しみ…そういった負の念から生まれたのが私達深海棲艦です
理由を挙げればキリがないかと思いますが…コレといったものは思いつかないですね」

深海提督「んー、やっぱその程度だよなぁ」

ネ級「そういう提督はどういうお考えで?」

深海提督「俺か?んー、俺はなぁ」



4: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 01:54:55.47 ID:9+2unP/A0

深海提督「人の嫌がる事が大好きでなぁ」

ネ級「はぁ…」

深海提督「あ、俺が元人間だって話はした事あったっけ?」

ネ級「いえ、初耳です」

深海提督「そっかそっか、んでよ、昔はこれでも海軍の士官学校でも1、2を争う優秀な生徒でな」

ネ級「…我々への指揮の手腕からすると妥当かと」

深海提督「素直に褒められると気持ち悪ィ」



5: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 01:57:48.54 ID:9+2unP/A0

深海提督「んでよ、優秀は優秀だったんだけどちぃとばっかしイタズラ好きでよ」

ネ級「その頃から性格はお変わりないのですね」

深海提督「まぁそんなに誉めんなよ、そんでまぁ演習中にちっと砲塔にイタズラしたら人死に出しちまってさ」

ネ級「…それはまた」

深海提督「そんでまぁ責任取らされて処刑食らって、気付いた時にはこうやってこの椅子に座ってたってわけ」

ネ級「…成る程、元々死人だから顔の半分がガイコツなのですね」

深海提督「まぁねー」



6: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 01:59:50.65 ID:9+2unP/A0

ネ級「因みに実際の所は?」

深海提督「悪気しかなかったし腹ん中大爆笑よ」

ネ級「そうだと思いました」

深海提督「…俺っちそういう返し好きよ?その調子で行こう」

ネ級「善処します」

深海提督「まぁ要するにこの性格はマジで深海化して気が狂ったとかそういうわけじゃないのを解ってほしいわけ」

ネ級「はぁ」



7: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:03:20.23 ID:9+2unP/A0

深海提督「そういや同期にいたなぁ、最後まで『こいつも悪気があったわけじゃない』とか『何も処刑する事はない』とか俺を庇ってたいい奴がよ」

ネ級「ご友人だったのですか?」

深海提督「いんや、俺と首席を取り合ってたいい子ちゃんでいけすかねぇ熱血野郎」

ネ級「それは提督とは気が合わなそうで」

深海提督「だろ?」



8: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:04:09.44 ID:9+2unP/A0

ネ級「それで提督の考える戦う理由とはいったいなんなんですか?」

深海提督「ん?今ので全部だけど解んなかった?」

ネ級「はぁ…つまり、『人が嫌がるから嫌がらせでやっている』と?」

深海提督「ビンゴビンゴー♪」

ネ級「…とんだゲス野郎ですね」

深海提督「だからそんなに誉めんなって」



深海提督「ギヒッ」



10: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:13:28.45 ID:9+2unP/A0

▼レ級と仲良し▼

戦艦レ級(以下レ級)「ウィーッス!戻ったゼー!」<バーン!

深海提督「おーお帰りレ級!どうだ!?今回はどれだけ壊した!?」

レ級「数えてネー、チ級に訊いテー」

雷巡チ級(以下チ級)「レ級殿だけの戦果ではありませんが…中破7隻、大破19隻、轟沈5隻に、その他艦載機や敵設備を数えるのが追いつかない程…といった所であります」

深海提督「おー流石俺のレ級ー!やるねぇ!」(なでなで!

レ級「キシシッ!ダロー!?」



11: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:14:14.60 ID:9+2unP/A0

深海提督「お前 みてぇな何も考えてない奴好きだぜー?俺の良いように使えるからなぁ!」

レ級「キシッ!オレも提督好きダゼー!言う通りにしとけバ何デモ気持ちよークブッ壊させてくれるシなぁ!!」

深海提督「ギヒヒヒヒッ!」

レ級「キシシシシッ!」



12: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:16:46.54 ID:9+2unP/A0

ネ級「…相変わらず仲がよろしいですね」

レ級「オウヨ!もうマブダチよ!」

深海提督「犬と飼い主だろー?」

レ級「ワンワン!ガブー!」

ガキィン!ブチィッッ!!

深海提督「ギヒッ、おいおい人の手急に噛み千切んじゃねーよ」



13: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:19:13.89 ID:9+2unP/A0

レ級「イイじゃんどーせクッ付くンダシ」

深海提督「まぁそうなんだけどな?」<ピタァッ!

レ級「キシシッ!イイねぇバケモンっぽくテ!」

深海提督「実際俺ちゃんゾンビだしバケモンだかんなー、ゲッゲッゲッゲッゲ」

レ級「ケッケッケッケッケー!」



14: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:21:26.84 ID:9+2unP/A0

ネ級「…あちらは放っておいて、肝心の海域の守備はどうなったのかしらチ級?」

チ級「は、レ級殿の活躍により地上の艦娘共にはくれてやっておりません」

ネ級「そう、引き続き哨戒をお願いするわ
よろしいですね提督?」

提督「だってよ、まだ壊せるぜレ級?」

レ級「オウオウ楽しみだネェ♪」



15: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/18(水) 02:26:15.16 ID:9+2unP/A0

チ級「それにしても…レ級殿と提督殿の掛け合いを初めて見ましたが、ネ級殿の言う通り本当に仲がよろしいのですね」

ネ級「レ級も来た頃はここまでじゃなかったのだけどね、いつの間にか笑い方まで真似するようになって…」

深海提督「気が合っちまったんだからしょーがねーじゃんよ」

レ級「キシシッ!この笑い方気持ちイイシナ!」

ネ級「私は彼らを"悪影響コンビ"と呼んでいるわ」

チ級「それは言えてますな」

深海提督「どーせ一回死んでんだから怖ぇモンねえしイイじゃん別に?」

レ級「ソウソウ、小難しク考えル奴がバカなんだゼ」


レ級「キシシッ!」

深海提督「ギヒッ!」



20: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:34:05.84 ID:Gr6+SH2NO

▼偉い奴は嫌い▼

ネ級「戦艦棲姫様達がここへ来られるそうです」

深海提督「げっ、面倒くせぇ
レ級ー、入り口に軽く姫クラス噛み砕けるくらいのトラバサミ仕掛けといてー」

レ級「そんなモンネーヨ」

深海提督「だよねー」



21: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:37:57.61 ID:Gr6+SH2NO

ネ級「提督、以前飛行場姫様が来られた時もそんな感じじゃありませんでした?」

深海提督「鬼クラスならまだしも姫クラスとなると俺の指揮下じゃねーし」

レ級「姫クラスって提督ヨリ偉いんダッケ?」

深海提督「まぁ俺は立場が違うから一概にゃ言えねーんだけどさ…どっちにしても俺の部下にはなんねぇってわけ」

ネ級「この人自分の思い通りにならない物嫌いですからね」

深海提督「俺より偉い奴なんぞ絶滅すればいい」



22: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:43:34.10 ID:Gr6+SH2NO

深海提督「それで何しに来んのお姫様は?」

ネ級「新たに誕生した『姫』級の実戦訓練、といった所です」

レ級「ナンでウチで?こんな教育にヨロシクナイ奴が仕切ってんのニ」

深海提督「てめぇも似たようなモンだろ」

ネ級「どっちもどっちですよ悪影響コンビ」



24: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:48:59.76 ID:Gr6+SH2NO

ネ級「近海の基地の中ではウチが一番戦力や指揮系統が整っていますからそれででしょうね」

深海提督「おうおう、レっきゅんのおかげだぜー?」

レ級「誉メテ調子ニ乗らせようとしてンなー、効果抜群だゼー?」

ネ級「…まぁ、要するにここが一番都合が良いんですよ」

深海提督「そっかそっかー、それじゃあもてなしてやんねーとなー、ギヒッ」



25: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:51:12.35 ID:Gr6+SH2NO

▽数日後

深海提督「これはこれは戦艦棲姫様、お変わりないようで
よくぞこんな辺境へいらっしゃいました、ギヒッ」

戦艦棲姫「…貴方も相変わらずね、その下卑た笑い、虫酸が走るわ」

深海提督「ゲッゲッゲ、そりゃあどうも」



26: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 00:54:39.29 ID:Gr6+SH2NO

深海提督「それで、こちらで新参の姫クラスの肩慣らしをしたい、と伺っておりますが?」

戦艦棲姫「本当は貴方に会わせるのは嫌なんだけど…駆逐棲姫、出て来て」

駆逐棲姫「……ドウモ、」<ひょこっ

深海提督「!!」

駆逐棲姫「……?」

深海提督「………」<ニタァ

駆逐棲姫「……!」<ササッ!

戦艦棲姫「あらら」



27: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 01:00:18.30 ID:ripBlvCE0

戦艦棲姫「うふふ…流石に敏感ね、貴方の下衆っぷりを一目で見抜いたみたいよ?」

深海提督「ギヒヒッ、そう怖がんなってお嬢ちゃん?」

戦艦棲姫「ともかく、私達はこの駆逐棲姫に2、3回実戦を経験させたらすぐに出て行くわ、こんな場所には1秒だって長居はしたくないもの」

深海提督「じゃあ最初から来んじゃねーよ」<ボソッ

戦艦棲姫「聴こえているわよ?」(にこっ

深海提督「聴こえるように言いましたから」(ニタァ



28: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 01:09:44.86 ID:ripBlvCE0

戦艦棲姫「とにかく貴方は黙って私に兵を貸せばいいの、解った?」

深海提督「どうぞどうぞ我が基地の精鋭達を存分にお使い下さい
なぁに心配は要りませんよ、私のように優秀な者ばかりですから」

戦艦棲姫「そうね、悔しいけど貴方は優秀だわ
だからここへ来たの、貴方の性格を除けばここは本当に理想的な基地だもの」

深海提督「おおベタ褒めじゃないですか!これは光栄ですお姫様」

戦艦棲姫「チッ、行くわよ駆逐棲姫」(くるっ

駆逐棲姫「……それでは、」(ぺこり

戦艦棲姫「そこのチ級、私達の部屋へ案内しなさい」

チ級「は!只今!」<ササッ



29: ◆lBy8Z2ZpVb3Y 2016/05/19(木) 01:10:33.63 ID:ripBlvCE0

深海提督「……ネ級、あの駆逐棲姫とかいうガキ、どう見る?」

ネ級「怨念に満ちた良い目をしてい
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      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年05月21日 23:30
      • とっとこハム太郎だと思ったら違った

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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