血液注入、オナラの臭い、ホログラム…世界の奇妙なアナログ・レコードたち
血が入ってるので要冷蔵です。
アナログレコードのデザインやパッケージについて語るYouTubeチャンネルGOZER'S DEN。こちらのビデオではかなり...強烈なレコードを紹介しています。
最初に紹介されるのは、さまざまな液体の入ったレコードたち。レコード・デザインに詳しくない私にとっては最初っからビックリです。
こちらのレコードはディズニー映画「ブラックホール」(1979年)のサウンドトラック。サイケデリックな色の液体がレコードの中をうごめいています。レコードのパッケージやレコード自体に液体を入れるというアイデアは70年代にはそれほど珍しくはなかったそうです。が!こちらのレコードは液体漏れが発生し、結局プロトタイプのみの製造で終わってしまいました。
そして液体の入ったレコードで通が思い浮かべるのはロックバンドThe Flaming Lipsがさまざまなアーティストとコラボレーションして制作したアルバムThe Flaming Lips and Heady Fwendsだそうです。こちら、なんとレコード内に参加アーティストたちの血液が入っているそうです。うわぁ…
The Flaming LipsのWayne Coyneがこのレコードについて説明している動画もアップロードされています。10個しか製造されず、ひとつ約27万円(2,500ドル)で販売されたそうです。売上金はすべてチャリティに寄付されました。
Erykah BaduやBon Iver、Christ MartinにPlastic Ono Bandといった大物アーティストたちが参加しています。すべての参加アーティストが血液を提供したわけではないようですが、Keshaは提供したそうですよ...
血液が入っているということで要冷蔵だそうです。な、なるほど。
私が特に気になったのはこちら「Drunk & Horny, Songs in the Key of Stink(酔っ払ってエロい気分、クサイ曲調の歌たち)」というレコード。
レコードを取り出して分かりやすいシールをこすると、なんとオナラの臭いがするそうです。小学生に大ヒットしそうなコンセプトですよね。
逆に再生中に眺めたくなるようなアニメーション付きのレコードも。ビデオでは17:17のあたりからこの美少女のアニメーションが見られます。
さらにはiPhoneのアプリを使って再生中のレコードを写すと、画面内のレコード上にホログラムが発生するというものも。実際のレコード上に出るわけではないですよ。
iPhoneの画面内で回るレコードの上に、にょきにょきにょき…
ジャングルがどんどん育っていきます。
アナログ・レコード売上は年々増加しているようですし、レコードってただのメディアじゃなくて文化なんだなと思わせられますね。
source: Liquid filled records, interactive designs and more unusual vinyl / YouTube
Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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