バラに棘…中二心そそられる3Dプリント製ギター
中空ボディなのもポイント高し!
ホビー分野から産業用途まで無限の可能性が期待される3Dプリントですが、こんなアーティスティックなプロダクトも生み出せるんです。これまで蜘蛛の巣ギターや3Dプリント製サキソフォンをデザインしてきたルンド大学のOlaf Diegel教授は、3Dプリンターでバラと棘にあやどられたアルミ製中空ギターを作ってしまいました。
通常3Dプリンターは安価で入手し易い樹脂を射出しますが、機種によっては金属や、さらには木材などを射出できるものもあります。それにしても、ここまで複雑な構造が3Dプリンターで作れるなんて思いませんでした。
プリントに利用したのはXilloc製の3Dプリンター「EOS M400」。この3Dプリンターはレーザーでアルミニウムの粉を溶かし、プロダクトを形成します。EOS M400で形成できる最大サイズは40センチメートル立方。だから、ギターのような大きな物も作れるんですね。また、中の棘はギターの内側に向いているのでご安心を。
実際には、ここまで形にするまでには射出後にプレートから切り出し、補助材を取り除き、表面を綺麗にする…などの手間のかかる作業が必要でした。その後にネックやピックアップなどを取り付け…完成です!
完成重量は3.7kgと、テレキャスタータイプのギターとしてはちょい軽め。いやーいいじゃないすか、このデザイン! 一度こんなカッコいいギターでステージに立ってみたいものです!
source: ODD Guitars via gizmag
(塚本直樹)
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