第1期叡王戦優勝者の山崎隆之叡王と第3回将棋電王トーナメントの優勝ソフト電王PONANZAが戦う第1期電王戦。5月21日、22日の2日制で行われる第2局は、比叡山延暦寺の大書院・旭光之間で10時より対局が開始されました。果たして人間が一矢報いるのでしょうか?
第1局の模様は以下の記事をご覧ください。
第1期電王戦第1局の1日目終了。厳しい攻めに山崎隆之叡王の持ち時間が3時間切り、明日しのぎきれるのか?
第1期電王戦第1局は85手まででPONANZAの勝利。山崎叡王は粘ったもののPONANZAの攻めに屈する
本日から始まる第2局は、場所を比叡山延暦寺の大書院・旭光之間に移し、本日10時より対局が始まりました。
▲比叡山延暦寺は、滋賀県大津市の山の上にある。写真は延暦寺の根本中堂(総本堂)。
▲対局場所は、本堂から少し離れた大書院の旭光之間。
▲対局前の山崎叡王。前回同様緊張した面持ち。
▲PONANZAの開発者、山本一成氏(手前)と下山晃氏。今回も常時立ち会うのは山本氏。
先手の山崎叡王は、1分考えて☗7六歩。後手のPONANZAは前回初手に15分も掛けましたが、今回も15分ほどかけて☖8四歩と応じました。
▲山崎叡王の初手は☗7六歩。
山崎叡王あまり時間を掛けずに自分の形に持っていけるかがポイントになるでしょう。PONANZAはとても強いですが、前回の負けから1ヵ月の間に山崎叡王がさらなる練習対局をして対策が練られているかが、勝負の分かれ目になると思われます。
第2局の棋譜はリアルタイムで確認できます。
本日1日目は18時すぎに山崎叡王が封じ、明日10時に対局が再開されます。順調に行けば明日の夜には勝敗が決するはずです。今回も現地より速報をお届けします。