Android Centralは21日(現地時間)、米Oculus VR製のVRヘッドセット「Oculus Rift」の最新ソフトウェアアップデートにより、サードパーティ製のソフトウェア「Revive」が利用不可能となったことを伝えています。
画像は「HTC Vive」のもの
Reviveは、台湾HTC製のVRヘッドセット「HTC Vive」上にOculus Rift専用タイトルを非公式に “移植” するための専用ツールとして先月発表されたもの。同ソフトウェア開発者の1人が米国最大のソーシャルニュースサイトReddit上に寄せた報告によると、Oculus Riftにもたらされた最新アップデートにより、Reviveが機能しないように変更されたとのことです。
アップデート適用後は、独自のDRM(デジタル著作権管理)プラットフォームへの接続確認が必須プロセスとして導入されることとなり、Reviveはこの新たな著作権保護機能によって無力化されることとなりました。
しかしながら、Reviveの開発チームは、これを受けて早くも更新版をリリース。DRM技術の抜け穴を見つけることに成功した結果、「Unreal Engine」で作成されたタイトルに限り、HTC Viveへの移植を行うことを可能にしたとのことです。
他社製品との差別化を図る上で非常に重要な意味を持つ「専用タイトル」を掠め取られまいと死守するOculus VRと、魅力的なコンテンツの広い開放を望む技術者集団とのいたちごっこは、まだしばらくは続くこととなりそうです。
[Reddit[1]、[2] via Android Central]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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