9260691第2次世界大戦中に旧日本軍の捕虜となった元米兵や家族でつくる退役軍人団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」が21日、米テキサス州サンアントニオで記者会見を行い、元捕虜7人と家族がオバマ大統領の広島訪問について語った。



「もし広島に行くなら、誰かが彼を撃つだろう」。アリゾナ州のハロルド・バーグボワーさん(96)の一言に会見場がざわめいた。
会見で明確に反対姿勢を示した元捕虜はバーグボワーさんだけだった。しかし、カリフォルニア州のオスカー・レナードさん(97)も会見に先立つ西日本新聞の取材に「大統領は行くべきではない」。強い口調で言った。


ハロルド・バーグボワー氏



レナードさんは42年5月、ミンダナオ島で捕らえられ、10月に日本へ船で運ばれた。米兵たちは日本軍の捕虜輸送船を「地獄船」と呼び恐れた。
立つことも横になることもできないスペースにかがんだ状態で閉じ込められ、ふん尿は垂れ流し状態。馬の餌のような食事が1日1度与えられただけだった。


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航行中、味方の魚雷で沈没した輸送船も多い。約40日間かけて大阪に到着。終戦まで3年近く川崎市の工場などで強制労働に従事した。
乏しい食事で毎日10~12時間働き、終戦時の体重は約40キロ。日本兵の厳しい命令におびえ続けた結果、帰国後の7年間、今でいうPTSDに苦しんだ。


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