ドイツで生まれたアメリカのフォトグラファーArnold Genthe(1869〜1942)は1908年、明治41年に日本を訪れ、日本の日常風景を撮影しました。約6ヶ月を日本で過ごしています。
立ち並ぶ日本家屋や着物姿の人々など、今はない日本の風景が写真の中にはあり、日本の当時の暮らしや様子をこれらの写真から知ることができます。カメラの方に視線を投げかける人々が多いのが、とても印象的ですね。
Arnold Gentheの死後、米国議会図書館が引き取り手のなかったスタジオから約2万点の写真を入手し、それらの一部の中にこの写真群があったそうです。これらの写真はGenthe Collectionのアーカイブとしてweb上で見ることができます。
こちらの写真集ではないですが、Arnold Gentheの写真集では、サンフランシスコのチャイナタウンを撮影した「Genthe’s Photographs of San Francisco’s Old Chinatown」がAmazonで発売されています。