もうヒソカがキルアに勝てるビジョンが見えない。

355 クリア
冒頭険しい顔をするヒソカ
ヒソカ(スタンプを刻印された人形が消えない・・・これが示す事実は)
「そういうことか・・・やっと分かったよク口口」
「信じたくなかった　だが人形が消えないうえに
　転校生もブラックボイスも使えるなんてもう答えは一つだ」

「いるんだろ？観客の中に二人(シャルナークとコルトピ)が」

瞬間一般人Aがヒソカに襲い掛かる(一般人Aはフェイタンのような動きをしている)
一般人Aの両の手のひらにはサンアンドムーンの刻印がある

ヒソカ(刻印・・・！！)

ヒソカは跳んで逃げようとする
そこに一般人Bが上空から飛びかかる

一般人B(アッパーサイク口ト口ン 150！！)

ヒソカ(バンジー・・・間に合わ)
ヒソカはとっさに一般人Bの攻撃を硬で防御しようとする
そのスキをついて背中に一般人Aから針を刺される

ブラックボイスが発動
ヒソカは動きを止め地面に着地する

「おーっとここでヒソカ選手の動きが止まったァァァァァ」
「いったい何が起こったんだァァァァァァ！？」

ヒソカ(なるほど・・・他にもいたのか・・・)
　　　(本当に残念だなぁ・・・)
ヒソカが苦い顔をする

ク口口が観客席から飛び降りヒソカの目の前に歩いて向かう
ヒソカの耳元に顔を近づける

ク口口「答え合わせをしようヒソカ」
　　　「俺はお前にウソをついた」

ヒソカの体にク口口が両の手を合わせる

ク口口「実はサンアンドムーンなんて能力は存在しないんだ」
ヒソカ「・・・・」
ク口口「この手のひらの印はただの落書きだ　洗えば落ちる」

ヒソカ(やはり　タヒ後も残る念もサンアンドムーンではなく転校生の方だったのか)

[ヒソカの長い説明回想]
転校生により試合前に旅団たちが観客の中に潜む
バトル開始後　ク口口が観客の中に紛れる(ヒソカの視界を覆うため観客に自分が持っていた二つのアンテナを使用する)
ヒソカがク口口本体を見失ったらコルトピがコピーを作る　ク口口はそれにスタンプをつけて人形にする　シャルはアンテナで偽ク口口を操作
フェイタンとフィンクスはアンテナを持ちヒソカに刺す機会をうかがう

ヒソカ(だがおかしい　それならあの審判の爆破はどうやって？)

ク口口「解せないという顔だな　話はまだ終わっていない」
　　　「俺はサンアンドムーンはウソと言ったが爆破する能力がないとは一言も言っていない」

ク口口がヒソカの目の前で手のひらを爆破する

　　　「リトルフラワー　手で掴んだモノを爆破できる能力だ　単純だろう？」

ク口口「ーーー話は終わり　お別れの時間だ」

ヒソカの悲しそうな顔
ヒソカ(ああ・・・ク口口・・・君は最初から 僕と本気で戦う気はなかったんだね・・・)

ク口口「最後に言い残すことはあるか？」

ヒソカ「・・・教えてくれ　君がこのバトルでいったい何をしたかったのか　本当の気持ちを」

ク口口「・・・・・」「クモのため・・・」「いや・・・自分のためか」
　　　「・・・戦う前に言っただろ　これはゲームだと」
　　　「ただはじめからやり直したくなったんだ　データをリセットして」

ーーーーーファンファンク口ス

ク口口「安心しろ・・・俺はもうコレと転校生しか使わない」

ファンファンク口スにク口口とヒソカがつつまれる

逃げ回って不意打ち…これがク口口が能力掻き集めてまで立てたヒソカに勝つ為のプランか
てか能力集めなかったらヒソカに勝てないって認めてるようなもんだな

「あーっと　ここでク口口選手の風呂敷で両選手がつつまれたァァァァ」
「いったい中で何をしているんだァァァァ！見えないぞォォォォ！」

中で二人が小さな声で会話している

ファンファンク口スが飛んでいく
ヒソカとク口口と一般人Cが立っている
一般人Cが走ってどこかに逃げる
ヒソカ「・・・・・・」
ク口口がヒソカの首をきる

「おーーーっとヒソカ選手の首が飛んだァァァァァ！」
「この勝負ク口口選手の勝利だァァァァァ！」

ク口口「・・・・・(無言)」

テレビで試合の中継を見ている旅団たち

ノブナガ「終わったな・・・シャルたちを迎えに行こう」
シズク「会う時はちゃんとシャルのこと団長って言わないとダメだよ」
ノブナガ「うるせえ！俺はまだアイツのこと団長だとは認めてないからな・・・だいたいアイツは」
シズク「はいはい」
カルト「・・・・」

[カルトの回想]
除念後のク口口のラブリーゴーストライターにより
ク口口がこのまま旅団に所属していれば団員たちに新たな災厄が訪れると預言される
動揺する団員たち　黙るク口口(オールバック)
そして最後にク口口が口を開く

旅団が会場に向かう
マチだけ動かない
カルトがそれに気づく
カルト「アナタの気持ちは理解できる」
　　　「しかし預言通りコトが進んで彼がクモに新たな災厄をもたらすなら」
　　　「ここで彼をクモから引き離すのが最善・・・」
　　　「生かすべきは個人でなくクモ ボクはそう教わったけど」
　
マチ「・・・アンタに言われなくても　わかってるよ」
振り返り　静かに歩き出すマチ
マチ(さようなら　ク口口)

試合が終わりク口口が会場を後にする

シャワーで体を洗う
サンアンドムーンの刻印を洗って消す
ク口口(ガムが出せない・・・)
部屋から出たク口口にスーツを着た男二人が話しかける

一般人Cが街を歩いている

(最初はただ　欲しかった)
ひとりの子供がイジメっ子におもちゃを取られて泣いている
いじめっ子から一般人Cが一瞬でおもちゃを盗る
それをこっそり泣いていた子供に返す
子供が小声でお礼を言う「ありがとうお兄ちゃん」
一般人Cが少し笑い　そのままどこかに歩いて行く
(人とは　本当におもしろいな)

長々とご苦労なこった
アッパーサイク口ト口ン（笑）