通好みのスマートウォッチで知られる Pebbleが、同社初の非ウォッチ型ウェアラブルデバイス Pebble Core を発表しました。
Pebble Core は手の中サイズの筐体に3G対応マイクロSIMスロット / WiFi / Bluetooth / GPS / マイク/ 物理ボタン etc を詰め込んだハッカブルなマイクロウェアラブル・コンピュータ。
Pebble Core の基本機能は、有線またはBluetooth ヘッドホンと接続して音楽再生 (3G / WiFi経由のSpotifyストリーミングまたはローカル4GBストレージから)、ランニングのペースや距離などGPSを使ったフィットネス系音声通知、マイクを使った音声ノート、緊急時の位置情報付きSOS SMS送信など。
新型スマートウォッチ Pebble 2 / Time 2とリンクすれば、エクササイズにスマートフォンを持ち歩く必要がなくなります。
面白いのは、スマートウォッチとリンクせずPebble Core 単体でも使える点。単体でインターネットにつながるAndroidベース端末として、貴重品やペットに付けて3G対応GPSトラッキング端末にする、どこでもワンボタンでUberなどネットサービスをトリガーする、位置情報と連動した万能リモコンやスイッチなど、発想次第でさまざまな使い方ができます。
バッテリーはGPSトラッキングやオフライン音楽再生で9時間。充電には無線充電パッドが用意されます。
開発者いわく、スマートウォッチのPebble と『ウルトラウェアラブル』の Pebble Core は、ランナーに必要な機能を2つに分けて実現する製品。ウォッチのPebbleは心拍センサやディスプレイとして、Core はGPSやセルラー通信を担当する超小型ホストとして機能します。
Pebble Core はスマートウォッチPebble 2 / Time 2とともに Kickstarter で出資を受け付けています。Pebble Core が成功時の見返りに届く出資額は、そろそろ無くなりそうな早い者勝ち先行価格がひとつ69ドル、そのあとのKickstarter出資者には79ドル、市販時には99ドルになる予定。いまのところ2017年1月の出荷見込みです。
なお Pebble といえば、かつて 初代が Kickstarter 初の調達額1000万ドル超えを、二代目が2000万ドル超えを果たした製品。すでに製品版も市販実績がありアプリ開発も盛んなPebbleらしく、今回の Kickstarterキャンペーンも目標額の100万ドルを数時間で達成し、すでに600万ドル以上を集めています。