志希「これ飲んでほしいな~♪」
関連記事:志希「これ飲んで~♪」志希「そんなことないって~♪ あたしはただ皆に幸せになってもらいたいだけだよ~」
P「その皆の中に俺はいない。だって志希前に惚れ薬と称してパンデミック起こしたじゃないか。この前みたいになんのはごめんだ」
志希「同じことをするなんて面白くないことしないって。ほーらイッキ♪ イッキ♪」
P「ちなみにこれは何の薬だ?」
志希「この前作った惚れ薬の改良版♪」
P「ふざけろテメー! そんなもん飲んでたまるかー!」
志希「あ、待ってよー」
P「ふぅ逃げ切ったぜ。ん?」
晶葉「どうした助手よ。そんなに息を荒げて」
P「晶葉博士ぇ! 実はさ。志希がまた面倒なものを作ってさ。まいったもんよ。晶葉博士は変なものを作ってないよな」
晶葉「失敬な。にしてもそんなに息を荒げているんじゃ喉も渇いているだろう。ちょうどいい物がある。どうだ?」
P「ありがとう。頂戴するよ。ごくごく。変わった味だな。なんのジュースだ?」
晶葉「知らん。志希に渡されたんだ。助手に逢ったら飲ませてほしいとな」
P「ブフォ!? 何だと!?」
P「志希? 志希なのか? どこにいる?」
志希『それは君の心の中に~』
晶葉「あそこで観葉植物に擬態してるが」
P「おい! 確か惚れ薬の改良版って言ったよな? 晶葉博士! 俺から離れるんだ! 巻き込まれるぞ!」
晶葉「どうした顔を隠しながら遠ざかって」
志希「大丈夫だよ。今回の薬は周りに影響を及ぼさない、あくまで改良版なんだから♪ にゃふふ」
P「改良版って、何が変わったんだ?」
志希「前のは結局周りを巻き込むような薬だったせいで事務所の皆がおかしくなっちゃったけど、今回はそれを踏まえてプロデューサー『に』惚れる薬じゃなくてプロデューサー『が』ほれる薬に改良したんだ~♪」
P「つまり、どうゆうこと?」
晶葉「そう言えば聞いたな。以前志希の薬の影響で助手が魅力的に見えてしまった事件。『に』じゃなく『が』と言うことは助手に変化があるってことか?」
志希「そう! 君が女のこと目線を10秒合わせることで脳に特殊な信号が発生してその子のことだけを考えるようになる。この前のが惚れられる薬なら今回は惚れる薬だね♪」
P「た、たまったもんじゃねーぞ! 今回被害を被るの俺だけじゃねーか!」
晶葉「中々笑える状況だな。ワハハハ」
P「笑い事じゃないよぉ」
志希「ないよ♪ でも安心して。惚れる対象は一人だけだから浮気することはないよ♪ すっごいメロメロになっちゃうけどね」
P「今すぐ解毒剤でも何でも作ってこい! ハリー! 早く早く!」
志希「急いては事を仕損じる~」
P「じゃかわしい!」
晶葉「そうなるとしばらく助手の仕事とかにも支障が出るかもな……助手よ。私と目を合わせるか?」
P「え? 何で?」
晶葉「今事情は聞いた。一人だけに惚れると言うなら今ここで私にしておけばこれ以上被害が広まることもない。悪くない話だと思うがな」
P「確かに、事情を知っている人にしておけばまだダメージは少ないかもしれないけど。いいのか晶葉博士?」
晶葉「何、特効薬ができるまでの間だけだ。それに」
志希「別にあたしでもいいんだよ~♪ キミに惚れられてたら実験でも何でも許してくれそうだし~」
P「お前悪用する気満々じゃないか! ん?」
晶葉「確かに、惚れた弱みで助手を使った人体実験も喜々として協力してくれると言う可能性もある……」
P「晶葉博士?」
晶葉「あ、いや。そんなつもりはないから安心してくれ」
P「し、信用できない……! お、俺は俺で何とかする! お前たちは早く薬を作ってくれ! 俺はしばらく身を隠すからな!」
晶葉「行ってしまった」
志希「ん~事情知らない人に余計な誤解を与えるかもしれないから皆に連絡しよ~♪ 面白いことになりそうだし」
晶葉「そうだな。みんなに連絡しとくか」
凛「あ、プロデューサー。どうしたの? 何か変に焦ってるけど」
P「凛か。別に焦ってるわけじゃないけど」
凛「……」ジッ
P「……」スッ
凛「何で目を逸らすの?」
P「逆に何でそんなに見てくるの?」
凛「人と話す時は眼を見て話せって習ってないの?」
P「……お前俺の事情を分かってるだろ?」
凛「……志希からメールが来た。『プロデューサーと10秒目を合わせるとメロメロになって大切にしてくれるよ~』って。またこの前みたいに変な薬飲まされたの?」
P「その通りだ。事情を知ってるならありがたい。今お前たちと面を向って話せる状況じゃないんだ。悪いけど行かせてもらうよ。おっ。何で服引っ張って引き留めてんの?」
凛「他の子にもこの連絡はいってるんだよ。これを利用しようとしてる子もいるかもしれない」
P「滅多なこと言うな。悪さする子がうちの事務所に入るわけないだろ」
凛「悪さじゃなくて……とにかく、変な事態になるのを避けるために……その。私の眼を見ておいた方がいいんじゃない? 変になっても事情はみんなに説明するし」
P「晶葉と一緒のことを言うんだな。結構。自分で何とかするーって引っ張んなって!」
凛「この前みたいになるんでしょ。アイドルにデレデレするプロデューサーを見たくないし……逃げないでよ! 誤魔化さないでよ!」
P「逃げもしてないし誤魔化しもしてない……! 分かった。お前のお前の言い分は聞き入れるから」
凛「そうだよ。これ以上変なことにならないためにも」
P「逃げるー!」
凛「あ、緩んだ隙に……! プロデューサー」
P「そうだ。惚れ方がもしメロメロの骨抜き状態になるんだったら何要求されてものんじまうってことじゃないか。そんなのはごめんだ。何とか特効薬ができるまで逃げ切ってやる」
時子「あン?」
P「時子様だー! 調教されるぅ!」
時子「……」スタスタ
P「あれ? 待てよ時子様? 何もしないの?」
時子「私に何を求めてるかは知らないけど、事情は知ってるわ。貴方みたいな豚に惚れられるなんて反吐が出るわね」
P「辛辣! でも安心した。そう思ってくれているのなら気兼ねなく話せるってもんよ。中には悪ふざけで惚れさせようとするやつもいるかもしれないって内心冷や冷やしてたもんだから」
時子「いるでしょうね。貴方に惚れられたらその時点で貴方を服従させられたようなものだし……そうね」
P「ん? どうしたの時子さヴぁっ!?」
P(な、何で口元を鷲掴むの?)
時子「惚れられたことを利用して貴方を調教するってのもいいかも。何をしても悦びの声をあげて。何を要求しても喜々として従う。想像するだけでぞくぞくする」
P「んーッ! んーっ!」
時子「だけど、貴方がただの従順な豚ってのも面白くない。従うようで、目に秘めた反抗の意志を持つあなたの眼の方が好み。だからこそ躾がいがある。無様な姿を晒したくなければせいぜい気を付けるのね」
P「ぶはっ! 解放された。こ、怖かった~」
智絵里「プロデューサー。やっと見つけた…」
P「俺を探してたのか? おっと視線を外してと」
智絵里「えっと、お願いがあって…来ました」
P「何かな?」
智絵里「えっと…がんばれわたし」
P「ん?」
智絵里「えっと…わたしと目を合わせてください…!」
P「…聞くけど。智絵里は俺の置かれた状況を知ってるんだよな?」
智絵里「はい」
P「惚れられることになるんだぞ? いいのか?」
智絵里「その…わたしってこんなにもおどおどしてて…いつかプロデューサーに愛想をつかれて…見捨てられるんじゃないかって…こわいんです」
P「智絵里…」
智絵里「でももし惚れられてでも何でも…プロデューサーに気にかけてもらえる存在になって…居なくならないようになるんなら…わたし…!」
P「智絵里。大丈夫だ。そんなに気負うなって言っても難しい話か。智絵里」
智絵里「は…はい」
P「俺はいなくならない。絶対な。約束だ。指切りをしよう」
智絵里「は、はい…! 指切り…約束です」
P「ああ」
加蓮「んふふ~♪ Pさん♪」
P「加蓮か。なんだその笑顔。にやにやしちゃって」
加蓮「うふふ。うわぁっ! 目が痛い! ゴミが入った!」
P「加蓮?」
加蓮「このままじゃ目に傷ができてその傷が可能して病気になっちゃう! 助けてPさん!」
P「なんだとっ!? おい! 目を見せろ。こすっちゃダメだぞ。右目か? 左目か?」
加蓮「痛いよ~痛いよ~っと!」
P「ほげっ! ちょ、何で俺の頭を両側から抑えるんだ?」
加蓮「確か、10秒だよね」ギョロリ
P「お前、まさか…! 離せこら!」
加蓮「落ち着いて…大丈夫」
P「いやぁあああああ! ってただ単に目を閉じればいいんだけどな!」
加蓮「えっ!? きゃっ!」
P「かぁれーん。何でこんなことしたんだ? 叱られる前に話すんだ」
加蓮「いやぁ。Pさんに惚れられてちょっといい気分になりたいなーなんて。体調崩した時とか思いっきり甘やかしてもらってー……怒ってる?」
P「体に異常があるような言い方して人を騙すのは感心できないな」
加蓮「ご、ごめんなさい」
P「別に謝る必要はない。ただ体に悪いところがあるなんて言い出したら俺も心配なんだ。そこは理解してくれ」
加蓮「うん…ありがとうPさん」
莉嘉「Pくん! えいっ☆」
P「おぅ! 莉嘉か。なんだ飛びついてきて」
莉嘉「ニシシ☆ ねぇPくん。アタシとゲームしない?」
P「何のゲームだ?」
莉嘉「目を逸らした方の負け☆ 目を逸らしたら相手の言うことを何で聞く! どう?」
P「おいおいそれはゲームって言うのか? やんないぞ」
莉嘉「えー! やろうよーやろうよー☆ やーろーうーよー☆」
P「あんまりわがまま言うんじゃ、」
美嘉「コラ莉嘉! プロデューサーを困らせてるんじゃないよ!」
莉嘉「ゲッ! お姉ちゃん! だってぇ、Pくんと目を合わせたら恋人になれるんだよ☆ 大人のデートしてみたい~☆」
美嘉「莉嘉にはまだ早い! ごめんねプロデューサー。莉嘉にはきつく言い聞かせとくから」
P「さすが美嘉だな。同じ年代の子は皆目を見ろーって言ってきたけど。カリスマギャルは男にいっぱい言い寄られてるから慣れてるのか?」
美嘉「え!? ま、まぁめ★ あ、噛んだ。まぁね★ カリスマギャルって言われてるアタシにとって惚れた惚れられての話なんて星の数、」
莉嘉「嘘だぁ。言い寄られてるのは苦手だぁとか言ってたじゃん。それに知ってるんだよ。Pくんのメールが来た時にすっごいニヘェってしてたの」
美嘉「ちょ、莉
コメント一覧
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- 2016年05月29日 23:56
- 普段は行動を起こさないタイプとか神様達にも出て欲しかったな文香とかこずえとか芳乃とか
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- 2016年05月29日 23:59
- ふみふみと見つめあって照れさせたいだけの人生だった
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